mitoujr-mentoring-tips
2022-04-25
未踏ジュニアのメンターを何年もやってきて色々と考えたことや議論したことがある。今後未踏ジュニア的な子どもの創造性を喚起するサード・プレイスが増えるなら、当然「初めてメンターをする」という人も増える。だから経験を言語化してそれらの人に共有することが社会にとって有益だ。
その情報共有の場は「公開の情報発信の場」か「非公開の双方向コミュニケーションの場」か、という議論がメンター間で行われて、まずスモールスタートとして前者をやるのが良さそうだと感じたのでこのページにまとめていくことにした。
(西尾の当初の構想は後者だったが、SNSの着火困難問題がある。まず一人で始められるプロジェクトにする方が良い)
「mitoujr-mentoring-tips」とは
2017年から未踏ジュニアメンター間の情報ストックに使われているScrapboxのプロジェクト
チャット的ツールを併用している。過去にはSlackやMS Teamsを使って、今はMattermostを使っている。
Scrapboxに慣れた人の集まりであるNota社内でもSlackと併用されているそうなので、チャットを併用するスタイルが良いと思う。
ここに多種多様な出来事の記録や、メンター間の議論、TIPSなどが溜まっている
が、そのまま公開できるコンテンツではない
うまく切り出したり抽象化したりして情報共有していきたい
注意喚起: これらは「メンターの共通見解」ではない。
複数人のメンターの意見を踏まえてる記事もあるが「それらを踏まえて西尾個人がどう考えるか」である。
共通見解にしてから出そうとするとスループットが下がるから。
やっていくこと
過去の公開済み記事へリンク
未公開のTIPSも公開して行きたい
が、だいぶキャパシティオーバーしてる
そもそも今年の審査で忙しいのと、5月末にクリエータ向けのScrapboxプロジェクトを整えないといけない
文章をまとめる前に頭を整理するためにTwitterに書いたもののまとめをつくる
2022
未踏は自発性を重視する
採択者をメンターの合議や投票で決めない
支出に関する最終意思決定メカニズムを明確にする
成果物の権利はクリエータに帰属する
未踏はアイデアコンテストではない
インタビューにおけるプレゼンテーション
社会的意義を重視してない
未踏ジュニアはどういうプロジェクトを求めているか?
議事録を共有する
焦りや挫折を与えない工夫
アクションの質の評価を受けられる環境
作りたいと思って作ったことのない人
作る人としての自分と使う人としての自分
自分が想定ユーザであるという暗黙の思い込み
作り手に伴走する視点になっていない
英語ページを作る
https://twitter.com/shigetasensei/status/1532518691338059776?s=21&t=Ndrq1SJlkQAFb1DAo59_vw
人に使われ続けるサービスを作るために心がけていることは?
運
運が9割
https://note.com/teramotodaiki/n/n148d35899016
2019-05-03 採択基準を書くべきか
2019-05-10
毎年どういう基準で採択すべきかを悩んでいる
本業との関連の強さをポジティブに評価すべきかネガティブに評価すべきかは自明ではない
色々な経験を積み重ねて毎年僕自身が学んでいる
今年の方針
「クリエータ+PM」はチームである
チームであるならチームメンバのビジョンが揃っていなければならない
PMはチームリーダーではなく、チーフクリエータがチームリーダー
ということはPMは「チーフクリエータのビジョンに共感できるかどうか」で自分が所属するチームを選ぶべきではないか?
ビジョンへの共感
2022-04-25
今は「採択基準」という言葉が不適切だと思う
言語化されたルールによって採否の判断をしているわけではないから
「どういうものをポジティブに捉えがちか」という価値観の表明だよね
親にアドバイスをもらうことはチートではない
ただしインタビューに親が同席することは断っている
画面外に親がいるケースがある
メンターの質問に対してクリエータが親の顔色を伺って回答するなんてことも…
僕はこういうのは自発的プロジェクトではないと判断する
強い競合がいるプロジェクト
コンテスト応募者へのタイプ別のアドバイス
未踏ジュニア×英語
PMハック
Webサイトの管理
未踏ジュニア on Jekyll - 小中高生クリエータ支援プログラムを支える技術 - Speaker Deck
GitHubで管理されている
https://github.com/mitou/jr.mitou.org
採択者を採択時に公表しない
多様なメンター、多様な基準 - Speaker Deck
未踏ジュニアのお金の渡し方
不採択の応募にフィードバックを返すか
年齢差別に気をつけよう
若いのにすごい
若さを称賛するな
最年少を使い捨てるメディアに注意
https://helpfeel.com/mitoujr/
思考の結節点2021未踏ジュニア
2020未踏ジュニア一次審査を終えて
2019未踏ジュニア
2017-03 良いアイデアを出すための方法
発表並列チャット
2017年未踏ジュニアでは、Slackでプロジェクトごとのチャンネルが作られ、発表中の議論及びプロジェクト中のコミュニケーションが行われた
最終成果報告会はFacebookで行われた
フライヤー作成体験談
未来に向けた先進的なIT人材育成
提案能力のサポートが必要
なるべく多くの応募者にオーディション
未踏ジュニア2021ブースト会議
メンタリングには2種類ある
メンターの所属に有益な提案は嬉しくない
提案資料に他人の作った画像を入れるのは出典が明記されているなら問題ない
2020未踏社団:プロジェクト発生成長のプロセス
「未踏ジュニア」はどのようにプロジェクト化されたのか
メンターは無償
時間の作り方
経験者と言語化の両方が必要
「できた」は解釈
「できた」は解釈なので、それが指す事実を勝手に決めつけてはいけない
メンターの慣れた手法を押し付けない
技術的に筋の悪い選択をしている場合にどうするか
「技術的に筋の悪い選択をしている」はメンターの解釈であって、事実ではない
魚を与えるのではなく魚の釣り方を教える
#魚と釣りのたとえ
年度を跨いだScrapboxプロジェクト
@YoshifumiSeki: 「アイデアは固まっています」←絶対固まっていない
「変わりにくい」ものを直接学ぶことはできない
100人中100人が欲しがるものの提案
プロトタイプの目的は失敗すること
誤解を招くプロフィール記述
慌てるな、でも続けよう