誤解を招くプロフィール記述
誤解を招くプロフィール記述
ある企業から公開した社員インタビュー記事で、未踏ジュニアに採択されたことのない人が「未踏ジュニアを経て」とプロフィールに書かれていた
本文では「まずは未踏ジュニアに挑戦し、その後は総務省が主催する異能vationプログラムにも参加して」という表現がされていた
企業サイトの問い合わせフォームから
彼が未踏ジュニアに採択された事実はなく、プロフィールの「未踏ジュニアを経て」という記述は事実に反するのではないか
何かミスコミュニケーションがあるのでは?ご確認の上、適切に修正していただけると幸いです。
という趣旨の問い合わせを送った
企業サイト担当者からは速やかに返信があり、プロフィールの「未踏ジュニアを経て」は削除された
問い合わせフォームからの返信を見ると、記事担当者は「審査は通った」と認識していたようだ
事実: 未踏ジュニアに応募して、書類審査は通過して面接に進んだが、面接で落ちて採択には至らなかった
未踏ジュニアの採択プロセスに詳しくないと「書類審査を通過した」が「審査全体を通過した」に勘違いされるのであろう
追記: とこの記事を書いた時には思ったが、そういう勘違いが起きないように表現することも個人の責任ではという気がしてきた。本人は「書類審査は通ったが面接で落ちた」ということを理解しているのだから、それが記事を書く人に正しく伝わるように配慮する責任があったのでは?
「未踏ジュニアに挑戦し」に関しては「応募書類を出した」ことが「挑戦した」と表現されているのだろう
すごく際どい表現だなぁ
この種のミスコミュニケーションは事前に防ぐことはできないので、見つけ次第フィードバックしていくしかないのだろうなと思う。
2024-02-12
こういうことをすると後半の「総務省が主催する異能vationプログラムにも参加して」も疑わしく見えちゃってもったいないよね、そちらはちゃんと実績があるのに、という話をした
そしたら「ちゃんと実績がある」がほんとなのかという話になった(藪蛇)
600文字で世界を変えよう!!
素晴らしい技術や製品、サービスはもちろん、ちょっとしたアイデアだけでも応募可能
ジェネレーションアワード部門へ応募された提案は、協力協賛企業グループにより選考を実施します。
評価は提案内容のみに対して行われます。(性別、年齢、経歴や業績は、評価の対象になりません。)
あー、そういう感じなのか
これもまた「異能vationプログラムにも参加して」と表現するのは「嘘ではないが際どい」感じがあるなぁ
"異能vation"が旗を振ってるという意味では、広い意味で"異能vationプログラム"
しかし"異能vation"が審査選考をしているわけではない
企業のマッチングの後で実現を目指す機会はある(勝手にやってねスタイル)
こういう出来事があると従来からある技術分野の人からは「なんでクリプトってこういうやつが多いの?」みたいなことを言われてしまう
「いや、クリプト技術には罪はないでしょ、あくまでこの人が悪いだけ」と僕はフォローしてるんだけど
でもやっぱりクリプト業界にはインポスターが多くなる構図があるのかもなぁ
コミュニティが自浄作用を発揮しないとコミュニティ全体へのレピュテーションが損なわれる
コミュニティのレピュテーションにも共有地の悲劇的なことが起こる