2019/05
https://gyazo.com/c3dc8573f413b1e302f69f12fa7ad167
前回、私たち話し合った中で、あなたはたくさんの素晴らしいことを言っていましたが、目立つのは「私たちは、技術的な危機に瀕しているだけではありません。私たちは哲学的危機にあります。」という言葉でした。まずは、あなたがそれは何を意味しているのか、それがどのようにAIと結びついているのかを説明して下さい。実存論的な不安の解説から始めましょう。
前回
私たちは、一瞬にしか過ぎない出来事を、長期間に亘って記憶することが出来ます。そのため、脳には一瞬の情報を長期的な情報として蓄えるメカニズムがあると考えられてきました。しかし、その分子の実態は、よく分かっていませんでした。
本研究グループは、ある2つの分子が結合した時にだけ、2つの分子活性が長期に保たれることを発見しました。普通は一方の分子がもう1つの分子を一方向性に活性化します。ところが、本研究グループが見つけた分子複合体では、逆方向の活性化も引き起こしました。つまり一度分子が結合すると、2つの分子がお互いを活性化し合うことで、その活性を長期に亘り継続することが分かりました。
このメカニズムによって、2つの神経細胞同士のシナプス伝達が強くなり、それが長く継続しました。これは長期増強現象(LTP)と呼ばれ、学習・記憶の細胞でのモデルとして広く受け入れられていますが、一過的な刺激を長期にわたるシナプス機能の増強へと変換する仕組みは分かっていませんでした。本研究グループの発見した原理は、シナプス機能の増強を維持する記憶のメカニズムであると考えられます。
ニュースを見ても何が「真実」なのかわからない。そんな現代を読み解くヒントが詰まった三冊。
ヒースの提示する「直感」と「理性」という対立は、行動経済学の依拠する認知心理学の「速い思考」「遅い思考」(ダニエル・カーネマン)という2システム・モデルを踏まえたものだ。二〇一七年度のノーベル経済学賞受賞者リチャード・セイラーの『行動経済学の逆襲』(遠藤真美訳、早川書房)は、異端とされたこの研究を最前線へ押し上げた第一人者の一代記である。 では、どういうときに意欲行動が続けられなくなくなるでしょうか? その原因のひとつとして「不安」が考えられます。意欲的に取り組んでいるにもかかわらず、わずかでも不安が高じると行動に集中できず、手を止めてしまうことは私たちの体験からも理解できます。
不安を制御する脳部位のひとつとして「腹側海馬」が知られています。そこで私たちは、根気と腹側海馬の活動の関係を、マウスを用いて調べることにしました。
現在うまく機能していて、もっと推進すべきことは何か」
(Kindleの位置No.1286).草思社.Kindle版.
イノベーションは、わからない状態が続いて新たに学習することで生じる。答えがわかっていない状態を許容しなければ、新しいものを生み出せるはずがない。そして、未来は創造ではなく協創、つまり協力してつくるものだ。リーダーは、「正しい問いの定義」と「新しい答えの発見」の両方ができるチームを構築する必要がある。 https://www.dhbr.net/articles/-/5914 ニロファー・マーチャント
会社の問題点を最も的確に把握しているのは、現場で働く従業員たちである
率直に発言できる職場文化をマネジャーがつくれないことが多い理由は、自己中心的であったり、自我や自分自身のアイデアのみを重視したりするからではなく、組織によって、それが不可能な立場に置かれているからなのだ
マネジャーは、2つの顕著な障壁に直面していることが明らかになった
部下からの情報に基づいて動く「権限」を与えられていないこと
そして仕事での「短期的な展望」を採用せざるをえないと感じていることである
次の納期や目標を達成するといった、短期的な成功に対してのみ評価されている
下からのアイデアが経営トップまで伝わり採用される度合いが、短期主義の蔓延によっていかに抑制されうるか
サンゴ礁について、古くから指摘されている謎がある。ごく限られた場所にしかなく、しかも、熱帯の海水は栄養分が乏しいのに、魚類全体の3分の1にも及ぶ魚種がサンゴ礁に暮らしている。その魚を食べている人間は数百万人に上る。いわば熱帯の海のオアシスであるサンゴ礁は、なぜこれほど豊かでいられるのだろうか
チャールズ・ダーウィンが最初にこのパラドックスに気づいて以来、科学者たちは答えを求めて奮闘してきた。そしてこのたび、カナダ、フランス、オーストラリア、米国の海洋科学者たちは、謎を解く新たなカギを見つけたと考えている
「才能に溢れる選手は数多くいるが、才能だけでは不十分。取り組みに対するひたむきさ、向上心の強さが違いを生み出すんだ。選手たちに問うのは、目標を達成するために期待以上の取り組みを行うこともいとわないという覚悟だよ」
理想的なマインドセットを身につけているのは、ハイティンハと同じく17歳の若さでトップチームデビューを飾ったデ・リフトだ。 「例としてデ・リフトが挙げられるね。彼が幼少期からこなしてきたすべてに、世界最高のDFになるという強い想いが込められているよ」
この19歳の若きキャプテンに近しい人物として、 代理人を務めるアヤックスの名DFバリー・フルスホフもこう証言する。
「彼のマインドは、良いDFになるための課題に絶えず向けられている。彼はどんなときも100%を捧げるし、個人目標まで設定しているんだ。ケガの問題を抱えることがなければ目標達成だね」
ローマ時代の音楽がどのようなものであるかについて、(当時も今も)誰も気付かなかったので、音楽にそのような過去を思い出すことはできませんでした。代わりに、作曲家(ルソー自身を含む)は、伝統の重さから解放されたスタイルの情報源を見つけるために民謡と童謡に目を向けました。素晴らしい実例は、モーツァルトの『「ああ、お母さん、あなたに申しましょう」による12の変奏曲』で、英語を話す世界では『きらきら星変奏曲』としてよく知られています。彼はその曲を全く単純に提示し、そして一連の12の変奏曲を通してそのような単純さがどのように花開くことができるかを示しています。
インディ3位の佐藤琢磨選手にこんなこと聞く人いません
F:時間が限られているので、要点だけを端的にうかがいます。佐藤さんは時速400kmに迫る文字通り命を懸けたスピードで、3時間超の長丁場を戦い抜いておられます。精神的にも非常に厳しいものだと思います。その強い精神力を、レースで戦い抜く強いマインドを、どのように作っておられるのかを教えてください。
佐:精神力……ですか。今日のレース展開ではなく?(笑)
松:あ……この人はちょっと変わっていて、人とは違うことを聞くんですよ。
すごく面白い
より多く稼ごうと努力している個々の企業にとって、競合他社を打ち負かして事業から撤退させることと、世界をよくする行いは、まったく違うように思われるかもしれない。けれども経済成長とは、まさにその結果――企業がモノを売り、他社を凌ごうとすることで生まれるのだ。儲けることは、善行からかけ離れた方法のように思えるかもしれないが、実は強力な手段なのである。
ここでヘッジファンドについて考えてみよう。彼らは、企業の終焉を糧として社会に巣食う、経済的ハゲタカとして描写されることがよくある。たとえば英国国教会は、ヘッジファンドを「銀行強盗」とか「資産収奪者」と呼んだ(みずからもヘッジファンドから利益を得ていたというのに)。
だが、人々がハゲタカに対して基本的に嫌悪感を抱いているとはいえ、彼らは自然の生態系で重要な役割を果たしている。それは、経済システムにおけるヘッジファンドも同じだ。