リーダーが倫理の境界線を越える3つの心理的ダイナミクス
倫理の境界線を越えることにつながる、3つの心理的ダイナミクスが含まれている。
その1つ目は、「全能感」だ。人は、自分には力と特権があるとあまりに強く感じると、礼儀正しい振る舞いのルールが自分には当てはまらないと思ってしまう。
2つ目は、「組織文化的な感覚麻痺」である。周囲の人が調子を合わせていくうちに、次第に逸脱的な規範を受け入れて体現し始めている。
3つ目は、「見て見ぬふりの正当化」である。周囲の人が倫理の逸脱に対して声を挙げない。権力者と良好な関係でい続けるといった、より直接的な見返りが念頭にあるためだ。
企業界でこれよりはるかに深刻な逸脱が生じる際にも、同じダイナミクスが働く