フローとはなにか
フロー(英: Flow)とは、人間がそのときしていることに、完全に浸り、精力的に集中している感覚に特徴づけられ、完全にのめり込んでいて、その過程が活発さにおいて成功しているような活動における、精神的な状態をいう。ゾーン、ピークエクスペリエンス、無我の境地、忘我状態とも呼ばれる。心理学者のミハイ・チクセントミハイによって提唱され、その概念は、あらゆる分野に渡って広く論及されている https://gyazo.com/f429484614dc875363ff52b44a959dca
フローモデルによるメンタルステート図。チャレンジレベルとスキルレベルの二軸で表される
ゾーン(フロー)
アスリートなどパフォーマーがパフォーマンスを行う際に強く集中した状態のことは、ゾーンと呼ばれている。フローと定義が近いと思うが、実際のところはゾーンがなんなのかはよくわかっていない
ミハイ・チクセントミハイ
ポストディクション(後付け再構成)
アスリートはよく記憶の後付け再構成をするから、もしかしてただパフォーマンスが高かった時に高揚して自分の体験を美化しているのかもしれない
後付け再構成
「カリフォルニア工科大学教授で認知神経科学者の下條信輔さんと話したことがあるのですが、ポストディクション(postdiction)の話をされていて、興味を持ちました。プレディクション(prediction:予言)は良く使う言葉ですが、ポストディクションというものもあるのです。簡単に言うと、後付けで自分の行動や認識の意味を書き換え、再構成する機能が脳にはあるというものです。脳が再構成してしまうので、本人は錯覚したり、時には本当のことをしゃべっているつもりで嘘をついたりもするのです」 ポストディクションとはプレディクションからの造語である。まだ辞書には載っていないが、「後付け再構成」と日本語訳されることがある。感覚知覚系の非常に短い時間スケールでの反応から意識レベルの大きい時間スケールにおいてもポストディクションが起きているという
ジル・ボルト テイラー
奇跡の脳というもののなかでジルテイラーが、脳卒中になった時に自分と自分が手をついている壁との境目がわからなくなった、そしてそれは幸福な体験だったと語っている
脳科学者である「わたし」の脳が壊れてしまった―。ハーバード大学で脳神経科学の専門家として活躍していた彼女は37歳のある日、脳卒中に襲われる。幸い一命は取りとめたが脳の機能は著しく損傷、言語中枢や運動感覚にも大きな影響が…。以後8年に及ぶリハビリを経て復活を遂げた彼女は科学者として脳に何を発見し、どんな新たな気づきに到ったのか。驚異と感動のメモワール。