QNKSを学ぶとどうなるの?
◯一言でいうと「自分で考えられるようになる」
論理的思考は言語で行う。言語は要素と構造でできている。QNKSは要素と構造を扱えるようにデザインされている。→QNKSを使うと、自分の頭で、言語を使って、論理的に考えることができるようになる。これは「わからない」「難しい」という感情を乗り越えることができるようになるということを意味する。 わからない、むずかしいというQに出会ったときには、NKSをすればよいというシンプルかつ強力な知識を手に入れることができる。
自分で考えることができるようになると・・・・
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◯個人における効果
文章を自分で読めるようになる
文章を自分で書けるようになる
理科や社会の教科書で問いかけられている問いに正しく答えられるようになる
問題解決ができるようになる
問題解決とは、読む過程と解く過程に分けられる。QNKSはそのどちらにも作用する。特に解く過程では絶対解が存在しないような探究的な問いに対する答えの錬成に力を発揮する。
宿題において予習や復習が自然に起こる
QNKSは思考の技術を子どもたちに手渡すことを目的にしているため、宿題における自己学習でも、十分に活用可能である。その構造が授業と宿題を自然に連続させ、予習や復習、発展的な思考を宿題において自然に展開できるようになる。
◯集団における効果
学習者それぞれが自分の頭の中を図化できるので、考えを伝えるのも読み取るのもやりやすい。
思考のプロセスをQNKSとして共通理解しているので、自分の進行状態に応じて支援要請ができる。例えば…「どこまでNすべき?」「ちょっとKみせて」など。
◯指導者側の効果
集団指導のあり方が変わる
子どもたちが自分で文章を読んだり書いたりできるようになるので、教科書を一緒に読んで説明したり、主発問つなげるために丁寧に補助発問を考えたりワークシートを作ったりする必要がなくなります。すると授業準備にかかる時間を大幅に削減できるだけでなく、授業の学びが「教師次第」ではなくなるため、授業の質が安定します。
個別指導がしやすくなる
読解指導にしても作文指導にしても、子どもたちは頭の中を図化しながら思考過程をすすめるので、視覚的に頭の部分を指差しながら指導ができため、効果的かつ、簡単である。子どもたちからしても、どこがどのようにわからないかを言葉で説明するのは難しいが、目に見える形で図化されているので、誤りに気づきやすく、修正の方向性もわかりやすそうである。この利点は教師対子供の間だけでなく、子供たちの間でも発揮され、交流が盛んになる。
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◯効果の発生源
これらの効果はQNKSが備える2つの機能から発生する。
これらの特徴から学習者は自身の活動をメタ認知しながら、今やっていることと次にやるべきことを意識でき、過程に迷わなくなるという効果がある。 NEXT