🔬Cosenseでデジタルカード法
梅棹忠夫が提唱していたカード法をScrapboxで実践する試み。
カード法を実践する目的とは?
自分の考えを育てていく
よりうまく考えられるようになる
理解を広げる
ネットワークの上にツリーを築く
なぜCosenseでカード法を実践するのか?
自分の考えをまとめたければ、そのことについて文章を書く
どんなページを作るのか
着想リスト・トピックスノート
概念・固有名詞・命題
参照・資料
(必要に応じて)勉強ノート、運営ノート
カードを書くとき
「これって、何だろうな?」と思いながらカードを書く - by 倉下忠憲@rashita2
ページとカードの関係
ページはCosenseにおける情報単位
カードは情報を記述するときの粒度の一つ
カードなページもあるし、カードではないページもある
どんな運用を行うのか?
着想の天日干し
定位置へのメモの書き込み(Inboxing)と、切り出し(Cut out)
一つのことを書く(Write a thing)
「一つのこと」の種別
説明を連鎖させる(Explanation-chain)
トピックスノートでの検討(Give context)
カードを恣意的に配置する
自分の着想なりなんなりを文章として記述しカードをつくる。そのカードを、それまで書いてきたカードの中に配置する。恣意的に。
無作為なランダム性でもなく、基準から導かれる厳格な客観性でもなく、自分の判断で決定する。
その繰り返しが育むものがある、というのがカード法の肝
まずカードを書く
https://gyazo.com/653c54c9158177adbd39179f57c0da9a
こうして抜き出してカードにする。すると、他の情報と合わせて使えるようになる。他のカードであったりノートや資料であったり。さらに箱に入れることで同一のテーマで情報をまとめておける。あるいはボード上に置くことによって情報を整理することもできる。
そうした操作が、すべて「まずカードを書く」というところから始められる。カードを書いてから、どう扱うかを決められる。デジタルツールの場合、これが逆になることが多く、その点に不自由さを感じる場合がある。
ページはどう書くか?
読書メモをできるだけスリムに書く
カードはどう書くか
名詞的なカード、テーゼ的なカード
カードのタイトルのつけかた
Zettelkastenにおける名づけ
2025/6/8などの議論を参照のこと
スレッドシンキング(スレッド思考)
自由にカードを書き、文脈に挿入する
読書メモはまず本の情報の中で書き、その後切り出し、さらに位置づける
読書メモの場合でも、最初から独立して書くこともできる
自由だ
unnamed heading
読むときもメモをつける
個別のページでもいいし、まとめたページでもいい(月ごとのノート、デイリーなど)。
テーマ・企画案・着想の扱い
テーマは倉下忠憲のテーマ棚卸しのようにリスト形式で書き下ろしておく
ここのテーマはリンクにしてよい。
であれば、これも企画案と同じようにinfoboxで整理する?
どういう形のリンクにするか?
情報整理や情報整理法のように一般語句にするか
⭐️情報整理のように特別な記号を付与して一般語句と区別するか
企画案は企画案 - 倉下忠憲の発想工房のようにinfoboxで扱う
一つひとつの企画案も一つのページ(着想)として扱う
着想は個々のページで展開していく
読む本とテーマをゆるやかにリンクする
カード化するとはどういうことか
原子化、規格化、断片化、
TOCとindex
目次(TOC)と索引(Index)の違い
デジタルノートのインデックスをつくる
多くの情報カードシステムでは、カードは箱の中に入っている
自分の情報カード群はwikiではない
飛躍とパラグラフ・ライティング
予告:タスクリストのつくり方 / 作業机の新構築その2 / 飛躍とパラグラフ・ライティング / 最近のツール事情2024下半期|倉下忠憲
テーゼの形で書けば、読んだときの心の動きが生まれる
単語名を並べるだけでは流れは生まれない
そこにテーゼはあるか? と考える
タイトルのつけかた
「新しい情報整理のフレームを構築する」と「新しい情報整理のフレームを構築するとすればそれはどんな形になるか」の違い
〜〜だろうか、というメモは読み手の思考を刺激する
カードメタファーを越えるメタファーはあるか 2024/10/08 Tue
ハイパーカード
アイデアログ、アイデア簿、
散歩・散策した結果、手にできるもの。
捉まえた昆虫の標本?
日々の着想を捉まえる
デイリーノートにおける着想メモの扱い
すべての思いつきを等価で育てていく必要はない
位置づけること
小さく書き留め、大きく位置づける
カード法とテーマについて
テーマに位置づけること
ツェッテルカステンこそWorkFlowyで運用するのがよいと思う
あるいは、そういう形式の新しいツールを作る
アウトライン構造が議論の流れを構成する
それらを分岐するリンクシステム
ネットワークをどう構成していくのか
その指針をネットワーク理論(グラフ理論)から探る
カードをくる
物理的なカードをくるときに生じていること
Cosenseでテーゼカードだけを抽出して一覧する
その他
Cosenseで「考え事ノート」を作る
Cosenseではできるだけページを小さくつくる
Cosenseは書き心地がよい
「切り出す」という表現の背後にあるメタファーは何か?
デジタルでカード的に使う難しさ
アナログのカードは、箱に入れて整列させ、そこから一枚取り出すだけでなく、複数枚を机に並べたり、ノートと並べたりできる。つまり、他の媒体との併用が極めてやりやすい。
デジタルでそれを実現するには新しいツールの考え方が必要になる。それこそOSレベルで。
Obsidian のボードはそれに近いことはできる。しかしまったく同じではない。
デジタルカード法における4タイプ
「思考のエンジン」としてのScrapbox
知的生産エンジンとしてのCosenseの使い方
『Scrapbox知的生産術』流れ案
『考えの育て方: 知的生産のデジタルカード法 (Knowledge Walkers Books)』