2021年まとめ読書部門
2021年ブクログに登録した読了本は、261冊 (https://booklog.jp/users/6cc964ab19e78c11)
https://gyazo.com/0824aa17c4e95e4c8edf4c73cd039473
各月の印象に残った本を3冊ずつピックアップ
1月
なぜ、あなたの仕事は終わらないのか スピードは最強の武器である
何となく感じていたラストスパート志向の危険性と、バッファ期間の迂回生産の重要さを学べる本
佐々木さん、自分の時間がないんです
自分の時間を大切にしすぎて、やらなければならないことを先送りにするなが印象的だった本
ブルシット・ジョブ クソどうでもいい仕事の理論
誰かの「困り」を解決することで報酬を得たいと思うようになる本
「今、自分のやっている仕事はブルシットじゃないか?」を考えるようになった
2月
読書術 (岩波現代文庫)
ある種類の本をおそく読むことが、他の種類の本を早く読むための条件になるなど、難しい本を読むときに時間がかかるのは迂回生産であることを植え付けれた
老子の教え あるがままに生きる
老子好きな自分としての思想強化本
この世界においては何事も、ただ、そこにある。そこには、美醜も善悪もない。
21 Lessons: 21世紀の人類のための21の思考
ユヴァル・ノア・ハラリ氏も瞑想するんだなという点だけ覚えている本
他の内容はスッカリ忘れてしまっているので、再読したい
3月
Range
専門領域の勉強は10%程度にとどめて、残りの90%で法律や哲学、政治、化学、生物、物理、数学などの学問の本を読むこと
幅広くやっていくからこそ、遅れを取ったと思わないことという本書巻末のアドバイスが効く
現代語訳 論語と算盤 (ちくま新書)
良いこと書いてるという感想だったが、内容忘れたので再読する
スマホ脳 (新潮新書)
現代環境とのミスマッチをベースとした進化心理学の本
ついついスマホ依存してしまうので、再読する
4月
無料ではじめる2Dゲーム開発 GameMaker:Studio入門 スマートフォンへの出力対応!
GameMaker Studioは日本語情報が少なく、初心者の最初のまとまった情報として非常に助かった本
貧乏人の経済学――もういちど貧困問題を根っこから考える
うす〜く覚えているのだが、大方忘れたので再読する
お金のこと何もわからないままフリーランスになっちゃいましたが税金で損しない方法を教えてください! (サンクチュアリ出版)
この頃からフリーランスになることを決意して関連書籍を読み始めた
最初は漫画で学ぶのが良い
5月
僕らはそれに抵抗できない
依存症ビジネス全盛期の現代で処方箋となるような本
この本を読んで対策をしたはずなのに、気づいたらハマってしまうことが多く、まさに「僕らはそれに抵抗できない」
ゲームメカニクス大全 ボードゲームに学ぶ「おもしろさ」の仕掛け
ある程度ゲームコンセプトが出来上がってきてから、隙間を埋めていく時のアイデアリストとして役に立つ
進化は万能である──人類・テクノロジー・宇宙の未来 (ハヤカワ・ノンフィクション文庫)
進化論、進化心理学のポピュラーサイエンス本で楽しく読めた
複雑な世界では「原因」という概念そのものが疑わしい
船の形を決めるのは海である
6月
死刑執行人サンソン ―国王ルイ十六世の首を刎ねた男 (集英社新書)
フランス革命の頃の情景の一つが見える本
処刑の大変さを知ったのは意外だった
ダーウィン・エコノミー 自由、競争、公益
自分の成功が幸運のお陰であることを見落とす人は、他人の失敗が不運によるものであることも見過ごすをメモれたので良かった
本書の主張にすべて同意するわけではない
進化は万能である──人類・テクノロジー・宇宙の未来 (ハヤカワ・ノンフィクション文庫)と相反する意見も多かった
隷従への道
人間の想像力には限りがあり、自分の価値のものさしに収められるのは社会全体のニーズのごく一部にすぎないという明快な事実が、個人主義の出発点である
社会主義、全体主義へのアンチテーゼとして用意しておきたい本
7月
ブラックスワン回避法
老子思想が濃く、メモは迂回生産、クリップパラドックスなどとても印象的な本
バイブル候補になるぐらい個人的に良い本だった
土と内臓 (微生物がつくる世界)
化学肥料によって短期的な結果を得られることはできたが、土中の微生物世界を破壊することで長期的な結果は悪くなってしまっている
効率良く勉強だけするのは、化学肥料だけで土壌を作るのに似ている
短期的な食料増産の化学肥料が、長期的には土壌環境を悪化させている
国家はなぜ衰退するのか 権力・繁栄・貧困の起源
隷従への道と繋がる本
自由主義がなぜ大事なのか、収奪的な仕組みがどうして格差を固定するのか
8月
世界一シンプルな経済学 (日経BPクラシックス)
インフレに対する印象が変わった本
インフレは、時間差の搾取
インフレは、国民を麻痺させるアヘン
インフレがひどく魅力的に見えるのは、お金と富をとりちがえることが原因である
世界は贈与でできている 資本主義の「すきま」を埋める倫理学
贈与の受取人になるためには知性が必要 を読み、学ぶ意味と価値をまた一つ見いだせたのが収穫
交換は1ターンで終わるが、贈与は対流する
今すぐの成果を求めない、迂回生産にまた繋がる考えが強化された
合理的なことは、即時的で計算可能なことばかり
映像の原則(富野由悠季)
富野監督節が効いている
どうせなら、美人のお股を見たい、と考えるのが観客なのです
9月
デューン 砂の惑星〔新訳版〕(ハヤカワ文庫SF)
読了後、この作品が1960年代に書かれたと知り、驚愕
今読んでも他のSF作品に引けを取らない、色あせていない、素晴らしい作品
金子一馬画集
大好きなので写経して練習した本
まだ5キャラぐらいしか描いてないので、今後もやる
論より詭弁~反論理的思考のすすめ~ (光文社新書)
質問にやすやすと答えることは危険である
「君はもう、奥さんを殴ってはいないのか?」の複問の虚偽
10月
ダ・ヴィンチ・コード ヴィジュアル愛蔵版
いやー、面白い
マグダラのマリアの話が特に面白く、歴史への興味が強くなった作品
この流れで、塩野七生氏の作品にハマっていく
教養のグローバル・ヒストリー:大人のための世界史入門
闇の左手 (ハヤカワ文庫 SF 252)
じわじわと味が出てくるSF作品
初読ではあまり理解できなかったが、再読で面白いと思った
11月
三体
凄すぎないですか?
今のところ最高のSFだと思う
次々と畳み掛ける展開に、10個ぐらいの濃密なSF作品を読んだかのような心地になった
W04 世界246の首都と主要都市-199の首都と47の主要都市を旅の雑学とともに解説 (地球の歩き方W)
塩野七生『ローマ人の物語』スペシャル・ガイドブック
12月
三体
新装版 殺戮にいたる病 (講談社文庫)
最後の最後に「えっ?」となった
すぐに再読した
こういう裏切り、逆転は面白い
レトリックと詭弁 ─禁断の議論術講座 (ちくま文庫)