贈与の受取人になるためには知性が必要
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啓示の解読
from 世界は贈与でできている 資本主義の「すきま」を埋める倫理学 p113より引用
贈与は差出人に倫理を要求し、受取人に知性を要求する。
これは本書の贈与論において、決定的に重要な主張です。
そして、倫理と知性はどちらが先かと問われれば、それは知性です。
つまり、受取人のポジションです。
なぜなら、過去の中に埋もれた贈与を受け取ることのできた主体だけが、つまり、贈与に気づくことのできた主体だけが再び未来へ向かって贈与を差し出すことができるからです。
予防をした真の英雄は報われない、誰かによって予防がされていたことに気づくための知性が必要
現代人は先祖から見たら全員フリーライダーであったことに気づくには、先祖からどれだけ現代人への贈与がされてきたことを知る知性が必要
専門領域の勉強は10%程度にとどめて、残りの90%で法律や哲学、政治、化学、生物、物理、数学などの学問の本を読むこともこれに繋がる
なぜ本を読むのか
何となく読書猿さんを思い出す
似た主張をしている記事を読んだ気がする
インフルエンサーとなって金を稼ぐためや、承認欲求や他人をマウントするために知性をつけている人に憧れてはいけないなと感じる
/motoso/知識は世界の見方を変える