2023/10/08 関さんが話していたOSS基金について
public.icon
本人が公開したので、もう良さそうtkgshn.icon*3
公開段階ではなく、身内程度へのシェアなのでほとんどがTBD
tkgshn.iconが直接的に関わっているわけではないので、聞いた話をベース
神山まるごと高専のような、企業や個人からの拠出金を一般社団法人の基金制度を活用して資産運用する。その利益をOSSに対して分配するというスキームで、OSS基金を作る予定らしい https://gyazo.com/2517ab6327134c3c3c35521a4058cff6
「休眠預金」を社会性のあるスタートアップに対して資金分配する みたいな文脈とも紐付けられそう これはものすごく大事なことだと思う、なぜならデジタル公共財はコモンズである!みたいな雰囲気で、優秀なハッカーがOSSを作って、めっちゃ使われたとしてもそれは金銭的には報われていなかったtkgshn.icon これは、金銭的に儲かることが正義という意味ではなくて、「お金がないから優秀なハッカーがOSS開発せずに面白くない会社に行っちゃうよね」みたいなのを防ぐことが、全体として正の外部性があるよねというのが目的 実際、"ハッカー文化"として、OSSは名誉のためみたいな雰囲気はある。まぁそれはそれでいいんだけど、このメモでは「技術的に選択肢は増えつつあるので、もっとこういう動きは活発になってもいいのかもね」という主張tkgshn.icon 1. 参加のモチベーションの上位3つは金銭ではない
そもそも、OSSにはいくつかの種類がある
1. 会社がやるやつ
こっちには経済的合理性がある
2. 有志がやるやつ
それを解決するために、いろんな取り組みがあった
OSS自体は無料だけど、のサポートを有料にしてたり、
しかし、有志(個人)がやっている元々経済的合理性のないものを、会社がOSSをforkして自社のサービスとして提供することで、規模と経済的合理性を正当化してしまう = フリーライドできてしまう ここまではOSSの話(ソフトウェア開発とコモンズの経済的合理性)だったけど、より広げてデジタル公共財的なるものに対して持続可能性をどう模索していくかという文脈も含まれてくる。 質量のある公共財(橋、公園、道路、学校...)などは「それ自体が公共財だから税金を使っても当たり前だよね」というassumptionが形成されているのに対して、公共的なソフトウェア(Govtech)はあまり認知がされていない なので、「効果を出した分、それは税金を割くべき」みたいな雰囲気も調達制度もない
その結果、SIerと同じように、「自治体が求めたもの」を作るしかない。これはこれでソフトウェア開発としてはいいんだけど、どうやって国民のContributuionに合理性を出していくかという観点だと、Civictechに対する持続可能性こそ考えなければいけないtkgshn.icon*3 ここにCode for Japanが入る余地があると思う
printing moneyおすすめtkgshn.icon*3
未来へ向けて
他にも具体的な例
前回のPlurality Tokyoでnishio.iconを呼んで、結果的に今も関わってくれてるような形にできたから、次の2024年7月 Funding the Commons Tokyo も再現性持ってやっていきたい。Yoshiro Tasaka.iconやAtsushiHayashi.iconと築けてるような関係性をもっと増やしていく