オープンソースと規格・標準の関係
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後戻りを防ぐために標準化する
【コラム】オープンソースとオープンスタンダードの統合を再評価しよう
解決すべき大きな問題(命題)として提唱するのは、「オープンソースのコミュニティと、オープン標準コミュニティの連携」
「オープン標準」というワードが変な翻訳だとtkgshn.iconは思う
英語ではopen standardになっているが、日本語で言うとStandard(規格・標準)などを参照してもらうとわかりやすいと思う
https://gyazo.com/e108e420f8efb41f00f27b8f5073aeea
規格整備・ルールメイキング#600ce42309c5f2000007126c
あと、そもそも規格そのものはオープンなのがデフォルトなので前に「オープン」という概念はいらないと思う
災害が起こったときに、消防士が情報をやり取りするためのラジオの規格が違った
それによって、コミュニケーションコストが大きくなった
これは規格化されていればマシだったのに
OSSを根底に採用することによって、プロコトルを合わせるべきだとGuy Martinは主張
一貫した標準とそれに相応するオープンソースの実装による利点は、山火事などのセーフティクリティカルな状況に特化したものではない。標準とオープンソースのより良い統合から多大なメリットを得られる分野は数多く存在する。
オープンソースと(オープンな)Standard(規格・標準)の違い
「オープンソース」とは公的にアクセスでき、誰もが自由に使用、変更、共有できるソフトウェアを指す
往々にしてこの文脈はOSSを指す
「標準(standard)」という言葉は、取り決められた機能の定義を指す。要件、仕様、ガイドラインにより、製品やサービス、システムが品質、安全性、効率性を実現する相互運用可能な方法で実行されるようにする。
規格・プロコトルとかの文脈で引用されやすい
標準を選定・管理する組織は非営利なものが多く、ISOやW3Cなど。
標準はオープンかつ公平で透明性の高い組織が指導する、合意形成プロセスを介して開発される場合「オープン」となる。
ほとんどの人は標準作成プロセスは慎重かつ計画的であり、妥協を通じた合意を得て、長期的な仕様と技術的な境界に達していることに同意するだろう。
2者の同じところ
これらのコミュニティの目的は同じ「相互運用性、イノベーション、選択」だ
違いは2つ、「文化」と「ペース」
オープンソースはコードの記述に関するもので、標準化機構は散文の記述に関するものである
長期的な相互運用可能性に関しては言葉がコードを上回るため、標準の文化は標準を定義する散文を作成することからさらに計画的で考え込まれたものである。
長期的な相互運用可能性に関しては、言葉がコードを上回る
標準化機構が「標準化」を進める意図は、長期的に重大な変更をせずに機能することに到達すること
オープンソースコミュニティでは反復的な考え方でコードを記述し、コードは基本的に継続的な進化の状態にある
Chris Ferris.icon標準化機構では、物事を遅くすることが重要だと考えているように見えることが多い
Chris Ferris.iconオープンソースの場合は、より共同的で、論争や競合は少なく見える
オープンソースとオープン標準の協調により、イノベーションに拍車がかかる
インターネットはオープンソースコミュニティとオープン標準コミュニティ間の調和により達成できることの最適な例だ
インターネットがARPANET(アーパネット)として始まったとき、TCP/IPより前の一般的な共有通信標準に依存していた。時間の経過、標準、オープンソースの実装とともに、TCP/IP、HTTP、NTP、XML、SAML、JSONなどが採用され、災害警報(OASIS CAP)や標準化されたグローバル取引インボイス(OASIS UBL)などのオープン標準とコードで実装される、主要グローバルシステムが作成できるようになった。
低レイヤーの技術こそOSSでに近いものを感じるtkgshn.icon*2