LISTEN――知性豊かで創造力がある人になれる
https://gyazo.com/dbfd582e8e998c0c8171f1709bae1b88
目次
chapter1
・「話を聞かれない」と孤独になる
chapter2
・孤独を感じるのは、「よいことが起こった」のに誰にも注意を払ってもらえないこと
chapter3
・見知らぬ人よりも、「知っている嫌な人」に話しかけてしまう理由
Chapter4
・友情を維持するいちばんの方法は、「日常的な会話」
chapter5
・「空気が読めない」とは、そもそも何が起こっているのか
chapter6
・自分の考えを忘れて相手の話を聴いた方が、結局おもしろい会話になる
chapter 7
・優れた聞き手は、「相容れない考え」に耐えられる
chapter8
・聞き上手は「なぜ?」という質問を使わない
chapter9
・最も生産性の高いチームは、全員の発言量が同じくらい
chapter10
・優れた聞き手になるには、「自分の弱さを理解する」
chapter11
・読書は自分をつくる
chapter12
・話に素直に耳を傾けるためには、冒険心がいる
chapter13
・話のニュアンスも、脳は聞きとれる
Chapter14
・「聴くこと」は、最高の友情でもある
Chapter15
・0.5秒以上の沈黙があると、人はそれを不満や罰だと解釈する
Chapter16
・自分が聞き逃したと思った人間関係は、大抵手遅れ など
500ページのボリュームがある本
総じて、「良いこと書いてるな」と思いながら読んでいた
実践できれば本当に聞き上手として人とコミュニケーションを取るのがうまくなって、他人から多くのこと学べそう
知識の交換のためには、相手の話をよく聴いて、理解する必要がある
孤独を感じるのは、「よいことが起こった」のに誰にも注意を払ってもらえないとき
p86 より
これは共感できるkidooom.icon
よいことが起こった時は、周りに話したいしSNSなどでシェアしたくなる
周りの誰にも注意を払ってもらえなかったら、孤独を感じる
これは誰かに「よいことが起こった」時に注意を払ってあげること
聞くという行為には、何よりも好奇心が必要です。
p100より
人の話を聞けない時、それは自分の好奇心の衰えを疑ってもいい時
とはいえ、他者の心を知ることは不可能であるから、「相手の発言の意図を汲み取って共感しよう」というアドバイスは不可能であるとも思ってしまう 相手の意図や感情を決めつけずに、ゆっくり話を聴いて、話し手自身が自分で整理できるように促すぐらいがいいのかも
優れた聞き手は、余っている処理能力を頭の中での寄り道に使わない
p165
人の話を聴いている時、余剰処理能力で他の事を考えたり、「次何を言おうかな」と寄り道をしてしまうと、断片的な聞き逃しが起きてしまう
「自分が間違っているかもしれない」という可能性を考えながら聞く
p189
反論を聞いたからといって、受け入れるわけではない
優れた聞き手は、「相容れない考え」に耐えられる
p195
聞き上手は「なぜ?」という質問を使わない
ナオミはまた、なぜ夜遅く買い物をするか、というシンプルな質問もしませんでした。というのも、ナオミ曰く「なぜ?」という言葉は、人を身構えさせるからです。自分を正当化しなければいけないと感じてしまうのです。
p214 - 215
「なんで?」や「なぜ?」は、たしかに問い詰められた気分になることがある
相手の話を聞きたい時、「なぜ?」を使わないほうがリアルに近い意見を聞けるのかもしれない
目立ちたい人は、自分が「十分ではない」ことをカバーするために自己顕示する
p241
これはなんか分かるなぁkidooom.icon
目立ったり、自己顕示する人は、今現在の劣勢を取り返したい気持ちがあるからこそやってしまい、更に劣勢になる
「腑に落ちないとき、ほとんどの場合は何か変だと思っても話を続けてしまうものです。しかしそこでとめて、確認しなくてはいけません。例えば、”今あなたはXXと言ったけど、私はよく理解できませんでした”などと言いましょう」
p276
これは地味に重要kidooom.icon
「自分が知識不足で理解できないんだな」と思ってスルーしてしまいがちだが、それは良くない
相手が間違っている時もある
自分が傷つかないように防御してしまって、知らない知識を得るチャンスを失っている
知ったかぶりすることが、最もアホになりかねない
「アドバイス」をしだす人は、きちんと相手の話を聞いていない
p311
アドバイスを求められない限りは、「救ってやろう」「助けてやろう」と思わずに話を聞いて、壁打ちの相手や交通整理の相手、コミュニケーションの相手となること
自分を良いように見せようとしないこと
また、この本でもスマートフォン・SNSを問題視している
SNSは自分のことをメガホンで伝え、自分が聞きたいことだけを選択して取り入れる装置と化している