コモディティ
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多くの人が一定のスペックを満たせばなんでもいいという選択肢が生まれた状態
2種類の「品種が別の赤いリンゴ」が目の前におかれたとしよう。どちらを手に取るだろうか?
どれを選ぶかはおいしさとか糖度とかで決めるだろうか?
このときリンゴはスペックで比較され、コモディティになっている 具体例
牛丼屋はたった10円の違いで客入りが変わる
資格試験、TOEICの点数
インターネットで学習コストが下がったので従来よりも勉強できてもコモディティなので賃金は上がらない
少子化の一因
GMは部品会社の提案に対して、「我々はあなた方の提案にはいっさい興味がない。我々が求める基準を満たしていれば、価格がいちばん安いところに決めます」と宣言し、徹底して「コモディティ化戦略」をとった。
個人のクリエイターの場合はどうだろう
歌
参入障壁がとてもひくい
道具でエンハンスできるものではない(MIXを自分でやるなら別)
イラスト
参入障壁が低い
仕事に対して人がとてもいる
仕事にするまでの時間がかかる
漫画
参入障壁が高め
音楽
参入障壁は高めだが、市場に対する志望者が多いのでレッドオーシャン
構造
仕事に対してとても人がいる
回避策
仕事を大量に作る
うまい絵もかけるし、顧客の要求把握もうまい(速い馬が欲しいという人に対して車をだす) 今イラストレーターって爆発的に数が増えているから,「目立つこと」がすごく大変なことだと思うんですよ。それこそ芸能人みたく,偶然注目される・されないの運の世界。単純にイラストを描いているだけでは,もう自分を売っていきにくい職種になっているんですね。そんな状況なので,イラストが上手いだけの勝負じゃなくなってる,技術を複合して色々なことをやったほうが,多くの人の目に留まりやすくなると思うんです。
いまキラッと輝いている絵師を、思い出してみてください。動画で情報発信していたり、絵を自ら動かしていたり、3D製作をしていたり、写真を撮ってレタッチし、キャラ絵と組み合わせて素晴らしい情景を作っていたり。複数スキルで輝いている人が目立ち始めていないですか?
自分は、ある程度うまく描ければまあまあ重宝がられ、それだけで目立ったり仕事を得たりしやすい時代の絵師でした。ですが今、絵が上手い人の量、すごいですよね。画力はコモディティー化し、絵師としての「画力」は、「英語」がよく言われるような、「できなければ弱みだけど、できてもそれ単体では強みにならない」の領域に入りつつあります。
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