品質と宣伝の効果
仮説
https://gyazo.com/2abd4944713a57b8275b0850fe5d9661
品質は高度になればなるほど品質を上げるためにコストがかかるようになる
品質が上がればあがるほど、消費者は違いがわからなくなる(コモディティ化) 違いがわかる=価値を感じることができる
価値を感じることができるのはトレーニングによるもの
芸能人格付けチェックは品質派あぶり出しチェック
ほとんどの人(一般派)にとっては過剰品質
安さ派・一般・品質派でそれぞれ価値関数が違う
品質派は品質が高いものを買ってくれる可能性があるが、安さ派はほぼ買ってくれない
それぞれの関数の中で最もコスパの良い買い物をしようとすると仮定したのが上の図
縦の線の基準よりも品質が低いものが購買対象になる
品質重視の人が違いがわからなくなる以上にコストをかけて品質を上げるのは無駄
注意:上の図は価値の弁別の話と嗜好の話が混ざっているが、単純化のために無視
「ワインの味の違いがわかるけど、あえて安物を買っている」という人を無視している
生産側としては、少ないコストで弁別難易度が低いものを作れるなら顧客を独占できる
一定の価値を超えると、その消費者にとっては「どれ買っても同じ」になる
弁別の難易度が高いものは同じに見える
歯磨き粉やシャンプーなどの消費財は弁別の難易度のカーブが急峻になる
100円の歯磨き粉と1000円の歯磨き粉、違いがわかる?
そもそも日用品は家庭の予算の都合上高い物売れない
一定以上の品質になったら品質向上は効果が薄くなる
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売り上げは、これ以外のパラメータも関わっていることに注意
認知度とか
「どれ買っても同じ」なら、買ってもらうには別軸が必要になる
品質にコストを割くよりも、宣伝にお金をかければ売り上げが上がる領域が存在する
「効果の薄い投資」の部分を広告に回す
CMだけではなく、陳列など
同じコストで品質が高ければ購買してもらえる