日本の人口
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「調整」というのは減少の言いかえでよく使われる言葉。印象ハック。
日本の生産年齢人口はこれから2065年に掛けて年率1%の割合で減る見通しだ。驚くような技術革新でも起きない限り、日本経済はマイナス成長が常態化する可能性が大きく 推定の仮定
先進国との比較
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「調整」は「減少」という意味。減少という表現がネガティブなのでそう受け取られたくないときに使う
日本の人口
鳥取は東京の1/20の人口
数理モデルを使って議論しており、考えつく疑問はなるべく潰されており読む価値のある記事
以下の2点が出生数に寄与するという主張
医療の発達による乳児死亡率
低下するとリスク回避性向が同じでも期待する子供数が確保できるので出生数が下がる
これは政策で動かしづらいパラメータ。意図的に増加させることはできない
出生率が増えても乳児の段階で死んでしまうなら少子化は変わらないはず?リスク低減のために期待より多くの子供をつくる傾向がある必要がありそう基素.icon
育児資源
増えた場合:育児の家計における拠出割合が同じでも金額が増えるので出生数が上がる
「育児時間が増える」と期待できる必要がある
私の調査では、世帯の年間所得500万円ぐらいが、結婚するかどうか、子供を作るかどうかの閾値になるようだ
日本ではこれを超えても出生数は増えないらしい
高学歴化したが所得は増えていない
技術革新の進む社会で、子供が親と同じ 所得階層に属するためには、親よりも高度な教育を受ける必要がある。
現在では技術と教育の競争により、子供1人が必要とする教育コストは跳ね上がっている
ライフスタイルの変化が少子化をもたらしたという言説は、何かを説明しているようで何も説明していない。循環論法になっているからだ。「少子化の原因はライフスタイルの変化だ。現実にライフスタイルが変化したことが証拠だ」と言うのは、「人がいるのは神が作りたもうたからだ。人の存在が神の奇跡の証拠だ」と言うのと大差ない
これは例があまり良くない
「ライフスタイルの変化」は定義をもう少し厳密にすれば観測可能なので、それが少子化につながるかどうかを定量的に示すことが多変量解析などで可能なはず(データがあれば)
「価値観」などという抽象的で数値化不可能なもので現実の現象を解明しようとするのは、科学というよりも信仰に近い。