平均より逸脱が有利な状況
ランダムな出来事を100%受け入れた場合と、価値観に従って選択をした場合とで大きな差がつくという話 社会では極端な方が有利
様々なニーズを足し合わせてどれにとっても使いづらいよりは、割り切ってシンプルにした方がいい 欠点を埋めるのは誰でもできる。割り切りは強い価値観がないとできない
価値観に従った選択の結果がシンプル
短期的には利得が大きい
信頼を犠牲に短期的な利得をブーストする
「経営、工学、政治、法律、哲学、生物、化学、物理と、全然関係ないようなものを全部読む必要があります。そうすると、コンピューターとまったく関係ないように見える政治的なシステムや、哲学の色々な概念の中に出現するトポロジとコンピューターの中のシステムソフトウェアの中のトポロジには、相似形があることがわかります。
したがって、ソフトウェアを開発していて困った時にヒントが生まれるつながりは同じなのです。だから無関係と思われる異なる分野について知っていれば、ソフトウェアの複雑な構造を思い浮かべるときに、非常に有利だと思います」(登氏)
インターネット、コンピューターを支えている仮想化、仮想メモリ、OSの仕組み、セキュリティなどの仕組みを、当時の発明者たちが1から思いつくことは無理だったはずだと登氏は推測する。「彼らはエンジニアのふりをして他の勉強をしていたからこうした発想をし、実現できたのだと思います」と話す。