知的生産エンジニア
組織に対して知的生産を行うエンジニア(としてsta.iconがあればいいなぁ、これでメシ食いたいなぁと考えていること)
知的生産とは?
新しい概念、考え方ややり方、仕組みなどをつくること
あるいは見出すこと
あるいは取り入れること
成果の方向性
パワーアップ
組織の何らかの能力・素養・便宜などを底上げする
見える化
組織内に存在していた何らかの傾向やパターンを見出し、言語化し、体系化する
コラボレーション促進
組織内の暗黙知を形式知化する
組織内の情報共有やコミュニケーションを活性化・多様化する
満足度向上
ストレスフリーの確保や向上
あそびの導入
多様性の可視化 etc
位置づけ
デザイナーはデザインをつくる
イラストレーターはイラストをつくる
ソフトウェアエンジニアはソフトウェアをつくる
インフラエンジニアはインフラをつくる
知的生産エンジニアは概念をつくる
知的生産エンジニアの必要性
時代はVUCAになり、消費者の目も肥え、DXの波も押し寄せてきた
変化を前提とした働き方にシフトしなきゃいけない
が、自分達が依存している働き方(やり方・考え方・使っているツールなど)を自覚し、変えていくことは容易ではない
そもそも変えられるとは思っていない、変えるという発想がないことも珍しくない
ここを変える役割が必要であろう
知的生産エンジニアが担う
時代はますます豊かになり、WLB、QoL、多様性や包摂など個人の満足感向上が活発化してきた
個人個人がより尊重される時代、ないしはされなければならない時代
が、どうすればそれらを向上できるかを知り、実践することは容易ではない
これをアシストする役割が必要であろう
知的生産エンジニアが担う
知的生産エンジニアのスキルセット
一つだけ知っている人は珍しくない
エンジニアやプログラマーは、ITとICTを知っている
作家や研究者は自己管理や生産性向上を知っている
ライフハッカーは情報管理や情報共有を知っている
遊び人は多数の趣味、界隈、ものの見方を知っている
サラリーマンは組織の文化や力学、過ごし方や制約を知っている
知的生産エンジニアは全部知っている
技術者であり、研究者であり、ライフハッカーであり、遊び人である
そしてサラリーマンである
全方面の知見とスキルをフル活用できる
サラリーマンでない知的生産エンジニアもありえるだろうが、ここでは「職業として普通に雇われる」レベルを想定しているためいったんサラリーマン前提でいく
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検討2
実践的な世界だからこそ知的生産が光る?
知的生産は概念をつくるようなもので、その究極は哲学
だからといって哲学者は現場や会社では役に立たない
知的生産者も哲学者にはなれない
どっかで図を書いたはずだが、両者の中間なんだよなsta.icon
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検討1
今は一部の有名人の特権になってる
こういう発明や整備がもっと一般的になった世界
それをする職業「知的生産エンジニア」
フロントエンドエンジニア募集!と同じノリで知的生産エンジニアを募集する世界
sta.icon僕が定義しようとしてる知的生産の概念、これに近い気がする 実用的な概念や仕組みをつくる(あるいはとらえる)
別に万人が使えるものではなくてもいい
あなたの組織の特定の課題を解決するものをつくります、なオーダーメイドでもいい
「知的生産」って言葉ではないよなぁ(これは広すぎる)
やはり造語が必要か
と思ったけど、やっぱり「知的生産エンジニア」が一番しっくりくるなぁ……
ソフトウェアをつくる
絵をつくる(描く)
デザイナー
イラストレーター
なんか「それだ!」って名前がほしい
知的生産とか概念とかだと広すぎる
かといって「働き方」だとちょっと狭い
工学にはデジタルとそれ以外がある
エンジニアリングというと≒(IT)エンジニアリング、でデジタルの方
エンジニアリングにはれっきとした成果物がある
何らかのプログラム
知的生産エンジニアは?
成果物はプログラムとは限らない
概念や体系
Q: ドキュメント?
ドキュメントで表現した場合はyes
Q: 仕様書と何が違う?
知的生産エンジニアリングでは、プログラムに起こせる何かをまとめているとは限らない
自然科学や数学を使っているとは限らない
じゃあ何?
なんだろ
自己啓発や仕事術、じゃないけど、学問一つ設けた方がひょっとして良い?sta.icon
造語案
software
hardware
infra
IT Information Technology
Site Reliability
そう、この路線sta.icon
知的生産で救えることがあるわけだが、それはITエンジニアじゃないのよ
でも「働き方をエンジニアリングする」ってちょっと違うんだよなぁ
もうちょっと知的生産寄りというか
哲学者じゃないけど、概念つくるのよ?
概念エンジニア
ちょっと広すぎるな
table:layer
概念エンジニア 広すぎる
●●エンジニア
知的生産エンジニア ちょっとベクトル違う?
ITエンジニアリングの手段を使って●●をつくる
ソフトでもハードでもインフラでもない
なんだ?
知的生産エンジニアの活動例
ラベリングする
名前つけて定義化することで、認識してもらう
グルーピングする
分類して区別・最適化を促進する
既に整備されてる権威(例1)を使うこともできるし、オーダーメイドでつくる(例2)こともできます
やり方の改善案をオーダーメイドで出す
例1:「リモートワークには適応できたんですが、コミュニケーション不足に伴う従業員の満足度低下が問題になってます。なんとかなりませんか?」
例2: 「オンラインで展示会を実現したいんですが、できますか?」
例2: 雑談チャンネルと活発なスタンプリアクションで解決できそうなので、Slackで雑談チャンネル文化を形成していきましょうか
例1: 脱PWEP
あそびの導入
例はページ参照
例1: 新入社員向け「A社のあるきかた」ガイド作成
〜〜を促進させる、的な視点
インプットを促進する場をつくる
情報共有を加速させる
QoLや自己啓発など会社に私生活(の改善やヒント)を持ち込んで共有する・生かすという発想 非同期
自律性の促進?
これができると、以下のようなことでも勝負できるsta.icon
Q: 手段の案なんて誰でも知っていると思うけど?
そうでもないです
知らない人も多いです
知っていたとしても実際に行動に移したり、わからない人向けのフォローや整備をしたりといったことができるとは限りません
知的生産エンジニアなら全部できます
知的生産エンジニアっぽいことしているイメージが浮かんだ
中小企業とか金持ちの個人に対して、知的生産の手札を生かして何かを解決(改善)する仕事
GTD導入を支援するとか?
Scrapboxの使い方を徹底的に支援するとか?
仕事や体制を聞いて「こうすればいいのでは?」と提案するとか?
↑ みたいな光景をイメージした
rashitaさんも「この界隈は個人プレーヤーが多いですね」的なこと言ってたし、実例は案外豊富なのかもしれない
つまり組織に所属して知的生産エンジニア、ではなくフリーとして
あるいは社内でフリーとして(大企業は社内だけでも何万何十万の世界なのでもはや一つの国)