06B:最終レポート(2)詳細手順
◆手順リスト
まず,手順の項目だけ示す.
長いようだが,こうすればスムーズに作成できるという手順になっている.
※手順は絶対ではない.柔軟に考えること.採点対象はあくまでも提出ファイルであり,手順を評価するものではない.
※一部の作業はすでに3つの宿題で済ませてあるはずだから,すでに作業済みの場合は次に進んでよい.
2 ) WriterファイルとCalcファイルの準備
3 ) 気象データの検索
4 ) 気象データのダウンロード
5 ) Calc:表の作成
6 ) Writer:表の貼り付けと文の加筆
7 ) Calc:グラフの作成
8 ) Calc:グラフの仕上げ
9 ) Writer:グラフの貼り付けと文の加筆
10 ) (オプション)相関グラフの作成・文書の更新
11 ) Writer:PDFファィルの生成・保存
12 ) ファイルの確認:ODS,ODT,PDFの3ファイル
★最終提出
以下より,各手順を説明する.
▲▲ 情基 最終レポート(2)詳細手順
◆詳細手順
1 )学籍番号から観測地点を決める.
( a ) 自分の学籍番号の下2桁を確認する.
( b ) 観測地点番号は次の計算式 → 「学籍番号下2桁+1」
例:下2桁が40なら → 地点番号は 40+1= 41
例:地点番号41= 熊本 ( クマモト,熊本県 )
観測地点番号表(画像)は ↓↓
https://gyazo.com/6997eb62074e85de9f553ea889a60f40 ← クリック拡大
2 )レポート用ファイルを作成する.
1. Writerを起動し,白紙 ( 未記入 )のままでよいので,
Exam自分の氏名.odt
という名前を付けて保存する.
※保存フォルダは自由だがすぐに取り出せるように考えること.
現時点では特に何も設定しなくてよい.
※宿題をやった人はマージン等を設定できている.今作成した人は時間がないのでこのまま進もう.出来上がりが異なるが仕方がない.
2. Calcを起動し,白紙( 未記入 )のままでよいので,
Exam自分の氏名.ods
という名前を付けて保存する.
現時点では,特に何も設定しなくてよい.
※保存フォルダは自由だがすぐに取り出せるように考えること.
※これら2つのファイルはすぐに使うことになるので開いたままでよい.
3 )気象データを検索する.
※手順3)で,気象データが表示された時点で,CSVファイルをダウンロードせずに手入力する方法もある.
その場合は手順5)に進んで良い.
4 )気象データをダウンロードする.
この2つの手順についてはすでに別記事を紹介している.
5 ) Calc:2地点の気象データの表を作成する.
しかし,個別観測地点についてはここで作業する必要がある.
表の作成手順を別記事にまとめたのでこれを読むこと.
※勘のよい人は個別観測地点の作表,グラフ作成まで,宿題でやってしまっているかもしれない.もちろんそれはそれで構わない.
★ここまでで表ができた.=====
6 )Writer:気象データ表を文書に貼り付け,文を書く.
ここでいったんWriterに貼り付けて,さらに必要な文を書いておこう.
★宿題をやった人も個別観測地点についてはこの手順を踏むことをお勧めする.
◎作成したCalcの表の部分をコピーして,Writerに貼り付ける.
ただし,そのまま通常どおりに貼り付けるとCalcでの設定が失われてしまう.これを防ぐには,以下のようにするとよい.
1. Calcで表を範囲指定してコピーする
2. Writerで"Exam~.odt"を開き,貼り付けたい場所で右クリック
▶▶ 「形式を選択して貼り付け」 ▶▶ 「詳細オプション」
※貼り付けの位置は,文を書くのと合わせてあとから調整するので,今は一番上でよい
3. 「LibreOffice 表計算ドキュメント」を選ぶ.
https://gyazo.com/64bc65170423eab1756dee8f1035c2b6
4. 貼り付けたままではやや大きいと思うならば,「プロパティ」から「種類」を選び,サイズを元のサイズに対して35%ぐらいに設定してみる.
5. Calcに戻り,この作業を個別観測地点と札幌の2つでおこなう.
◎表について,必要な情報や文を書く.
課題サンプルを参考に,Writerで表の上に見出しや本文などを入力する.具体的には以下の通り.
a. 見出しや節の題名( タイトル ):
「○○の気候について」
例:地点番号52 ▶▶「白河の気候について」
「1.○○の気候の概要」
例:地点番号52 ▶▶「1.白河の気候の概要」 )
「2.札幌の気候との比較」
b. 学籍番号と氏名も,課題サンプルのような書式で自分のものを入力する.
c. 本文は課題サンプルの例を参考にし,暫定的に入力する.( あとでグラフも挿入してから仕上げるため )
適宜改行を入れるなどして文書を整形し,気象データの表についても 位置等を調整する.
フォントの種類や大きさなどについては,04B:第4回課題のワープロ設定と同じでもよいが,下記は課題サンプルでの設定を例として示した.これらを参考に各自で調整して構わない. a. サイズ=A4,縦長,横書き
b. マージン:上=20mm,下=20mm,左=20mm, 右=20mm
c. フォント:主題=ゴシック18pt,節題=ゴシック12pt,本文=明朝10.5pt
※Macの場合はMac標準フォント「ヒラギノ」でよい.
7 )Calc:グラフを作成する.
まず個別観測地点の気象データについてグラフを作成する.
作成するのは棒グラフと折れ線グラフが両方表示された「2軸グラフ」だ.
1. ファイル"Exam~.ods" を開く.
2. グラフを作成する都合上,平均気温と降水量の順序が入れ替わった表を用意する( 列が左から,月,降水量,平均気温となるように ).
3. そのため,現在の気象データの表の位置よりも下の適当な位置に別の表を作っていく.まず,月の列はそのままコピーして貼り付ける( 枠線などの情報が失われても構わない ).次に,降水量の列をその横にコピーし貼り付ける.さらに,平均気温の列をその横にコピーし貼り付ける.
4. 以上の準備ができたら,下記の手順を参考にして,グラフを作成する.
以上の作業を,固定観測地点( 札幌 )のデータについても同様に行い,グラフを作成する.
※手順5 )のシートコピー法で作業を合理化しよう.
8 )Calc:グラフを仕上げる.
先の手順で作成したグラフをもう少し見やすくする.
まず,グラフが編集モードになっているかどうかを確認する.
※このことは重要なので,いつでも確認できるようにしておく
1. グラフ内のどこかで右クリックする.
2. メニュー最下行に「編集」が見える ▶▶ 選択して編集モードに
3. メニューに「編集」がない ▶▶ すでに編集モード
※その他,グラフの外枠で見分けることもできる.
a. 外枠がグレーで縁取られている:編集モード
b. 外枠が小さな■だけ:オブジェクト選択モード
編集モードにできたら,個別観測地点の気象データのグラフを修正する.
a )Y軸の目盛の数値の範囲の設定:
Y軸の目盛の数値の範囲は自動で設定されている. しかしこのままでは2つの観測地点でY軸のスケールが異なり, 比較するのに不便.以下の手順でこの目盛の範囲を設定する.
1. 左Y軸の数字あたりで右クリック ▶▶「軸の書式」を選択
2. 「目盛」のタブ → 「自動」のチェックが付いているのをすべて外す.
3. 以下の例のように設定し直す.※ここで最小値を「-5」にしているのは,固定観測地点である札幌の平均気温に合わせるためであるが,もし個別観測地点での数値がそれよりも小さいならば,それに合わせて設定する必要がある.最高値についても同様に,個別観測地点での数値に合わせて設定すること.
最小値:-5
最大値:35
主間隔:5
補助間隔数:1
4. 数字が「25.0」のように小数点以下1桁が表示されている場合, 「数」のタブ → 「ソース形式」のチェックを外す.
5. 右Y軸についても同じ要領で以下のとおりに設定し直し, 数字の表示の数値も直す.※ここでは降水量の最大値を「320」としているが,もし個別観測地点での数値がそれよりも大きいならば、それに合わせて設定すること.
最小値:0
最大値:320
主間隔:40
補助間隔数:1
b )軸タイトルのフォントのサイズの変更:
X軸,Y軸( 左 ),第2Y軸( 右タイトルのフォントがやや小さいのでサイズを大きくする.
1. 軸のタイトル部分を右クリック ▶▶「タイトルの書式」を選択
2. 「フォント」タブ → 「サイズ」
→ 欧文と和文両方,12ptに設定
3. 同様にして,3つの軸タイトルをすべて変更.
c )X軸のラベルの位置の修正:
X軸のラベル( 月 )が棒グラフと重なっているので,見えるようにする.
1. X軸ラベル部分を右クリック ▶▶「軸の書式」を選択
2. 「位置」タブ → 「軸ラベルの配置」を「左端/下端」に設定
★比較用の札幌のデータについても同様にグラフを仕上げていく.
※手順5 )のシートコピー法で作業を合理化しよう.
9 )Writer:グラフを文書に貼り付け,文を追記する.
1. Writerファイル"Exam~.odt"を開く.
2. 作成したCalcの個別観測地点グラフをコピーして,Writerに貼り付ける.
3. 貼り付けたままではグラフのサイズが大きい. グラフ選択状態でドラッグして大きさを変更する.以下の要領で数値的にサイズ調整も可能.
例:グラフサイズを65%程度に縮小する.以下の手順参照.あとは微調整する.
1. グラフを右クリック ▶▶「プロパティ」 ▶▶「種類」タブ
2. 「サイズ」の「幅」と「高さ」について「比率」にチェックを入れる.
3. 「縦横比を固定する」にチェックを入れる.
4. 「幅」の「比率」を65%に設定.
https://gyazo.com/c1bc4b9564566d8f6fdf2448439785b3
4. 同じことを札幌のグラフでも行う.
5. 課題サンプルを参考に,文章や表との位置関係等を調整して,見やすくなるようにする.
6. グラフが増えたので,「1.○○の気候の概要」と 「2.札幌の気候との比較」の本文を適宜,加筆・修正する.書くべき内容は,小中学校の社会科のレベルで十分.短い文章で構わない.
7. 課題サンプルを参考に,表と図(グラフ)には「表1 平均気温と降水量(○○)」 といったキャプションを入れる.
※「挿入」 ▶▶「テキストボックス」を使う
8. グラフのサイズ,貼り付けの位置などを調整して,1ページに収まるようにする.
10 ) ( オプション )相関グラフを作成し,文書ファイルに加筆する.
★この手順はオプションなので,各自で考えて,文書ファイルを作成・更新しよう.
※2地点で同じ作業なので,手順5 )のシートコピー法で作業を合理化しよう.
1. 課題サンプル参考にしつつ,Calcにて個別観測地点と札幌について相関グラフを作成する.
2. 散布図を使った相関グラフの作成方法を以下に紹介するので参考して作成すること.
3. 手順8 )を参考に,軸の目盛の数値の範囲を設定したり, タイトルのフォントのサイズを変更したりして,見栄えのよいグラフにする.
※課題サンプルでは,軸の目盛の数値の範囲および軸のタイトルのサイズなどは,手順8 )の2軸グラフの設定とまったく同じにしている.その方が統一感があるだろう.
ただし,グラフの縦横比は3:4(高さ9cm,幅12cm)にしている.また,グラフの線は緑色に設定した.
4. Writerファイルを開き,最後の行で改頁し,新しいページを作る.
5. グラフの画像をコピーし,Writerファイルに貼り付けて,説明の文章を加筆する.
6. 図(グラフ)には「図3 平均気温と降水量の相関グラフ(○○)」というようなキャプションを入れる.
11 ) PDFファィルをエクスポートする.
ここまでのWriterファイルをPDFとしてエクスポートする.
※作成途中で時間切れの場合でも,かならずPDFは作成する
※CalcファイルのPDFは不要
12 ) ファイルの確認.:ODS,ODT,PDFの3ファイル
manaba提出前に,ファイルを確認する.
Exam自分の氏名.odt (Writerファイル)
Exam自分の氏名.pdf (WriterをPDFにしたファイル)
Exam自分の氏名.ods (Calcファイル)
13 ) ODS,ODT,PDFの3ファイルをmanabaに提出する.
詳細は以上.
2024/5/9