05C:最終レポート準備(2)
最終レポートの予備作業として,以下を宿題とする.
グラフの作成は慣れが必要.何度かやってみること.
◆1.テストで使うCalcファイルを作成する
1. Calcを起動し,なにも記入せず,すぐに
Exam自分の氏名.ods
という名前を付けていったん保存する.
※Examは半角.ファイル名中に空白等は入れない
※保存フォルダは「実習用フォルダ」
2. シートの内容は最初は白紙でよい.
◆Calcで札幌データを表にする
※まだの人は上の宿題を見て札幌の気象データ(気温と降水量の月別平年データ)を取得すること.
以下の手順を参考にして札幌の気象データを表にする.
◆Calcで札幌データのグラフを作成する
次は札幌データのグラフを作成する.
作成するのは棒グラフと折れ線グラフが両方表示された「2軸グラフ」だ.
1. グラフを描くためのCalcファイルを開く.
※テスト用ファイルなら,"Exam自分の氏名.ods"
2. グラフを作成する都合上,平均気温と降水量の順序が入れ替わった表を作る.
( 列が左から,月,降水量,平均気温となるように )
3. 具体的には,現在の気象データの表の位置よりも下の適当な位置に別の表を作っていく.
a. まず,月の列はそのままコピーして貼り付ける( 枠線などの情報が失われても構わない ).
b. 次に,降水量の列をその横にコピーし貼り付ける.
c. さらに,平均気温の列をその横にコピーし貼り付ける.
4. 以上で準備できたので,下記の手順を参考にして,グラフを作成する.
◆グラフを見やすく仕上げる
作成したグラフをもう少し見やすくする.
まず,グラフが編集モードになっているかどうかを確認する.
※ このことは重要なので,いつでも確認できるようにしておく
1. グラフ内のどこかで右クリックする.
2. メニュー最下行に「編集」が見える ▶▶ 選択すると編集モードになる
3. メニューに「編集」がない ▶▶ すでに編集モード
※その他,グラフの外枠で見分けることもできる.
a. 外枠がグレーで縁取られている:編集モード
b. 外枠が小さな■だけ:オブジェクト選択モード( 編集モードではない )
グラフを編集モードにできたら,個別観測地点の気象データのグラフを修正する.
a )Y軸の目盛の数値の範囲の設定:
Y軸の目盛の数値の範囲は自動で設定されている. しかしこのままでは2つの観測地点でY軸のスケールが異なり, 比較するのに不便.以下の手順でこの目盛の範囲を設定する.
1. 左Y軸の数字あたりで右クリック ▶▶「軸の書式」を選択
2. 「目盛」のタブ → 「自動」のチェックが付いているのをすべて外す.
3. 以下の例のように設定し直す.
※ここで最小値を「-5」にしているのは,固定観測地点である札幌の平均気温に合わせるためであるが,もし個別観測地点での数値がそれよりも小さいならば,それに合わせて設定する必要がある.最高値についても同様に,個別観測地点での数値に合わせて設定すること.
最小値:-5
最大値:35
主間隔:5
補助間隔数:1
4. 数字が「25.0」のように小数点以下1桁が表示されている場合, 「数」のタブ → 「ソース形式」のチェックを外す.
5. 右Y軸についても同じ要領で以下のとおりに設定し直し, 数字の表示の数値も直す.
※ここでは降水量の最大値を「320」としているが,もし個別観測地点での数値がそれよりも大きいならば、それに合わせて設定すること.
最小値:0
最大値:320
主間隔:40
補助間隔数:1
b )軸タイトルのフォントのサイズの変更:
X軸,Y軸( 左 ),第2Y軸タイトルのフォントがやや小さいのでサイズを大きくする
1. 軸のタイトル部分を右クリック ▶▶「タイトルの書式」を選択
2. 「フォント」タブ → 「サイズ」
→ 欧文と和文両方,12ptに設定
3. 同様にして,3つの軸タイトルをすべて変更.
c )X軸のラベルの位置の修正:
X軸のラベル( 月 )が棒グラフと重なっているので,見えるようにする.
1. X軸ラベル部分を右クリック ▶▶「軸の書式」を選択
2. 「位置」タブ → 「軸ラベルの配置」を「左端/下端」に設定
いろいろと細かい操作が続くが,見やすくするためにはちゃんと手を入れなければならない.コンピュータとの付き合い方にはこういう作業がつきまとうと知っておこう.
◆札幌データ表,グラフ画像をWriterに貼り付ける
◎作成したCalcの表の部分をコピーして,Writerに貼り付ける.
ただし,そのまま通常どおりに貼り付けるとCalcでの設定が失われてしまう.以下のようにするとよい.
1. Calcで表を範囲指定してコピーする
2. Writerで"Exam自分の氏名.odt"を開き,貼り付けたい場所で右クリック
> 「形式を選択して貼り付け」> 「詳細オプション」
※貼り付けの位置は,今は一番上でよい.文を書くのと合わせて後で調整する.
3. 「LibreOffice 表計算ドキュメント」を選ぶ.
https://gyazo.com/64bc65170423eab1756dee8f1035c2b6
4. 貼り付けたままでは大きい場合:「プロパティ」>「種類」を選び,サイズを元のサイズに対して50%~35%程度に設定してみる.
◎Calcで作成したグラフをWriterに貼り付ける.
貼り付けたグラフサイズは大きい.
→ グラフ選択状態でドラッグして大きさを変更する.
※以下の要領で数値的なサイズ調整も可能.
例:グラフサイズを65%に縮小する場合
1. グラフを右クリック >「プロパティ」>「種類」タブ
2. 「サイズ」の「幅」と「高さ」について「比率」にチェックを入れる.
3. 「縦横比を固定する」にチェックを入れる.
4. 「幅」の「比率」を65%に設定.
https://gyazo.com/c1bc4b9564566d8f6fdf2448439785b3
◎グラフのサイズ,貼り付けの位置などを調整して見やすく1ページに収まるようにする.
また,表と図(グラフ)には「表1 平均気温と降水量(○○)」 といったキャプションを入れる.
※「挿入」 ▶▶「テキストボックス」を使う
◎表とグラフについての文を書く.
以下のサンプル(一部抜き出し)を参考に,Writerで表の上に見出しや本文などを入力する.
https://gyazo.com/9a04362602cc9a1d27484b8a10241975
具体的には以下の通り.
a. 見出しや節の題名( タイトル ):
主題:「○○の気候について」(個別観測地点)
※上記サンプルは個別観測地点を東京としている
例:地点番号41 なら▶▶「熊本の気候について」
節:「1.○○の気候の概要」(個別観測地点)
例:地点番号41 なら▶▶「1.熊本の気候の概要」 )
節:「2.札幌の気候との比較」(共通観測地点)
b. 学籍番号と氏名も,課題サンプルのような書式で自分のものを入力する.
c. 本文は上記サンプルを参考にし,暫定的に入力する.( あとでグラフも挿入してから仕上げるため )
適宜,改行を入れるなど文書を整形し,気象データの表についても 位置等を調整する.
※参考※:(上記サンプル)
a. サイズ=A4,縦長,横書き
b. マージン:上=10mm,下=20mm,左=15mm, 右=15mm
c. フォント:主題=ゴシック18pt,節題=ゴシック14pt,学生氏名・本文=明朝10.5pt
★作業したら保存を忘れずに!★
以上.
2024/5/2