「光る君へ」第5回「告白」
あらすじ:
相関図:
永観2/984年
前回に引き続き
副音声「あのときの、あの顔」
倫子「今日はさみしいこと」
肇子は侍従宰相の目に留まって「昨日早速お通いがあった」
赤染衛門じきじきの噂話
茅子「お顔の四角いあの方…」
倫子「大層な富がおありのようよ」
茅子さん的にはあの帝のお目に留まるんでも嬉しいらしい
「やはり身分の低い方が五節の舞姫なぞおやりになったのが間違いだったのですわ」「ここにおいでになるのだって…」
しをりさん、喋り方が辿々しい
倫子「まひろさんを五節の舞姫に出したのは、我が家であり、我が父ですよ」
しをりさんだけ舞姫になれなかったのが癪なのかしらん?
「優しく接してあげてくださいね」倫子様ぁー
倫子・満19-20歳
3日前から食事も水も口にしないまひろ
怪しげな二人
「あなた様は、姫さまのお母上で?」情報収集してるなと思ってしまった
副音声「僧侶と霊媒師」
母親を名乗ると思ったよ
ぼろを出すほど喋らないで倒れた
「不動明王のご真言を唱えつつ、朝晩水垢離をされよ」「死んじゃうよ冬だよ」真っ当なツッコミ
不動明王のご真言は言われれば唱えられるようなものなんだろうか
唱えられてるみたいだ
「しっかりしてくれよ姉上」心配そうというより、呆れてるように見えてしまった
それで水垢離の代わりにしようというのはさすがに無理が
勢い余って水をかぶる弟
「死んだように寝るのやめるからああいう人たち呼ばないで」ストライキだったの?
まひろ・満13-14歳、惟規・満9-10歳
為時、まひろが道兼を発見してしまう可能性はちゃんとわかっていた
今度は「頼みたい」
「惟規の行末のためにも…」「道兼様のことは、胸にしまって、生きてくれ」
ちやはを持ち出すのは狡いだろう
太郎=惟規の名前がしれっと出た
まだ字幕や副音声以外では出てなかったよね?
「おまえが男であれば、大学で立派な成果を残し、自分の力で地位を得たであろう」
「されど惟規はそうはゆかぬ」姉のようには出来が良くない弟
「誰かの引き立てなくば真っ当な官職を得ることもできぬ」
これは為時自身のことでもあるよなあ
まひろは為時自身よりも優秀だと言っていることに
「おまえは賢い」「わかっておるはずじゃ」
為時・満34-35歳
舞姫が引っ込んだ後で倒れたこと、しっかり噂になっている
道長、まひろを見逃したことに気づいたか
同僚に敬語で話しかけられている
「父上の官職が決まったら、お祝いに弾きましょ」
「父上の官職」のイメージとも繋がっているのか
道長・満17-18歳
花山「どんどんやるのだ。ためらわず前に進め」
実資「夢を語るだけであれば誰にでもできる」「されど実が伴わねば世が乱れるは必定」
耳が痛い
義懐「夢を掲げてこその政だ」
惟成「わたしが、帝の夢を形にして差し上げます。ご安心ください」
実資「その安請け合いがいかんと言っておるのだ!」
義懐「口を慎まれよ」実資「わたしは間違ったことは言っておらぬ! 誰に聞かれても構わぬ」義懐「帝に聞かれてもか?」実資「構わぬ」
花山天皇・満15-16歳、義懐・満26-27歳、惟成・満30-31歳、実資・満26-27歳
帝のご寵愛が過ぎて倒れた忯子
倒れそうな愛し方をされてましたものね…
「女冥利に尽きるじゃないの」
「お気の毒。」「お幸せ。」こわぁ
忯子・満14-15歳
まだせいぜい15歳だもの、ご寵愛が過ぎれば倒れもするわ
まひろの1歳上
1歳しか違わない
副音声「学びの座」
斉信「帝は我らより若い。志は高く、やる気もおわす」見直している
公任「その割に斉信の位は上がらぬな」ちくり
「我らの親の代にはありえなかった御沙汰」アップデートとか老害とかいう単語がよぎりますな
「惟成や義懐は成り上がり者だぞ」義懐はそんなに低い立場じゃなさそうだけど→伊尹一家 行成のおじさんだ
公任にしてみれば「自分の方が本来嫡流だ」という意識もあるのかな
公任「俺たちの世になるということは、俺たちが競い合うということでもある」
斉信「俺たちが競い合うより、先に手を組んだ方がよいと申しておるのだ」
官位に拘る公任
裏を返せば官位の高さに縋っているのね
というか、仲間内で「自分が一番上」という意識が強かったんだろうな
実権が危うくなってきたので「でも官位は俺の方が上だし」に拘っている
最年少の行成が苦労している
「御悩み事でもおありのような」「おなごのことなら…」バレてる
「何なら代筆いたします」「いらぬ」きっぱり
字が下手なことを悪気無く言われているw
行成は上手だしね
公任・満17-18歳、斉信・満16-17歳、行成・満11-12歳
11歳ぐらいの行成に代筆しますよと言われている17歳の道長
「父上がお聞きになって嬉しい話はございません」わかってるじゃん
学びの座は四条の宮なのか、そういえば
最初に言ったっけ、覚えてない
「わからぬことをわからぬと言うところはおまえのよいところでもあるが、何か、己の考えはないのか?」
ちゃんと父親らしいことも言うなあ
帝が誰でも構わない、大事なのは支えるのが誰か
その筆頭は自分たちでなければならない、というのが兼家
「わしが生きておればわしが立ち、わしが死ねば、道隆が立つ」「道隆が死ねば、道兼かおまえか、道隆の子・小千代が立つ」
小千代の名前、初出
「その道のために、おまえの命もある」
勿論、ドラマ的には逆算だけど
兼家・満54-55歳
詮子、梅壺にいるのか
庭に梅があるからそうかなと思ったけど、副音声で確定した
懐仁を兼家から守ろうとしてたものね
「わかりきったことを、誰に向かって言っているのですか?」視聴者じゃないかな
「父上と和解を」「嫌です」
ほら、視聴者向けに毒の一件を復習してくださる
「父上には屈しませぬ。わたしには裏の手がありますゆえ」
詮子・満21-22歳、道隆・満30-31歳
お声がいつもと違う関白
「声が小さい」がこう生きてくるかー
プライドを潰された権力者もこわいぞー
でもないな、自棄になってる感じか
「我らの意見が合うのは何十年ぶりでありましょう」「初めてやもしれぬな」
若い頃は、道長・公任・斉信・行成のような仲良し時代もあったと思われる父親世代。
ということは、ドラマ終盤で同じようなシーンが繰り返されるかもしれない #覚えておこう 猫を追いかけて突っ走る倫子
猫の名前は「小麻呂」
「いやいやいや、あのような礼儀知らずな娘」
うん、姫君がああやって突っ走るのはおかしい
ということは、何かの作戦? で、わざと走ってみせたのではないか
「入内などとてもとても…」と思わせるためとか
頼忠・満59-60歳、雅信・満63-64歳、倫子・満19-20歳
副音声「直秀たちの隠れ家」隠れ家なのか
憑き物がついたと言われているとか
身分の高い姫ではないのでネタにしてもつまらんという結論に
兼家の妾宅
「この女性は藤原兼家の妾(しょう)、すなわち嫡妻ではない妻の一人で、蜻蛉日記の作者でもある」
名前は出ない
字幕と副音声には出る
「舞っているのは兼家との間の息子、道綱だ」
「道綱は、道隆様の次の子ですから」視聴者向け解説
「おまえは陽気な性格でよいなあ」「はい! 父上のために、精一杯舞いました」道兼より年上にしては幼い感じ
「わしはおまえを可愛く思うぞ」「されど、我が家(いえ)の三人の息子、道隆・道兼・道長と同じだとは思うなよ」「法外な夢を抱かず、控えめにしておれ」「さすれば、よいこともあろう」
ひえええ
「法外な夢」を抱くな、っていうのは伏線かもしれない
道長に対して、自分の方が兄なのだから先に関白をやらせてくれ的なことを言った逸話があったはず
「どんなよいことがあるか、楽しみにしていましょうね、道綱」
こっちもヒエェ
「はい!」じゃないよ道綱は
寧子・満47-48歳、道綱・満28-29歳
やっぱり幼いな、道綱
フクロウはやっぱり直秀の鳴き真似だったか
「あなたは、三郎が道長だと知っていたの?」「そうか。おまえが倒れたのは、そのせいだったか」「それだけじゃないわよ!」「それもあるんだな」
創作者の思いかもしれない
道長、文を書いてる
最後の「如何」と「道長」しか読めなかった
書き直す
「文が来た⁉」乳母歓喜
乙丸、既にまひろに渡してしまった
「いと様は惟規様の乳母で、まひろ様の乳母ではないと思ったので」ですわね
乳母の「いと」という名前が出たのは初めてじゃないかな
いつもの如く、字幕や副音声や相関図以外で
道長、下人と思われてる
実際に下人が渡しに来たからかもしれないが
それなりの身分の人が、下人を通じて寄越したという可能性は考えないものかしらん?
文を読むまひろ
冒頭の「去る五節の…」は読める
4行目の「来る満月の夜…」も読める
後ろから2行目、「…心懐を述べむと」かな?
最後の行「欲(おも)ふ如何 道長」
「……誰?」となる可能性もあったはずでは?
五節のときに三郎=道長と気づいて、驚きの余りに倒れたのだろう、と思っているならこれでいいんだった
傍から見れば、「舞姫を見初めた道長が恋文を贈った」シチュエーション
ここで初めて接点ができたかのように装える
正体を明かした上で、正規ルートで交際を申し込んできたような感じ
まあ正妻にできる身分じゃないけども
光る君へ版雨夜の品定めでは色とりどりの薄様が小さく折り畳まれてじゃかじゃか出て来たのに、道長から届いたあのゴワゴワの文、なんか覚えがあると思ってたら末摘花からの返事かな?(古い紙ではなかったけど)
「心懐を述べんと欲ふ如何 道長」って本名で、服装も道長としてやって来たのに。悲しい
副音声「屋根に直秀」←コメディじゃんこんなの
まひろは直秀を何だと思っているのだ
密会場所もみつけてくれたし、道長も連れてきてくれた
直秀、別に人目がないわけでも何でもないところですごいことをやる
直秀、「まひろ」って呼び捨てしてる
百舌彦ももう慌てもしないのであった
忯子懐妊
「腹の子を呪え」は受けない晴明
リスクの問題であって倫理観の問題ではない
「褒美次第で何でもするとお思いかもしれませぬが、それは少し違います」「少しぃ?」
「呪詛し奉る」なんだなー
「我が命が終われば、この国の未来も閉ざされましょう」えらい自信と自負
「何を寝ぼけたことを言うておる!」はともかく、「私だ」を他の公卿たちもいる前で言うとは
左大臣と関白と、後は誰だろう? 道隆?
「関白様…」←死んだ関白様が出てきたみたいな言い方に聞こえた
「今ここで死ぬのとどっちがいい?」ぐらいの圧
これを「暗黒バージョンの"蛍"」と読めるセンスもすごい………
源氏物語の「蛍」帖で、蛍を大量に放った光で御簾の向こうにいる姫君を見せるというシーンがある
晴明・満62-63歳
まひろが実家にいないどころかあんな荒れ邸にいるとは思わなかっただろう……
その分、まひろに対面する前から、何か只事ではないようだぞという心構えはできたかな
「三郎じゃなかったのね」「三郎は、幼いときの呼び名だ。出会った頃は、三郎であった」
「おまえを騙そうと思ったことは一度とてない」貴族の子じゃないって言ったじゃないか
漢文の続きがわからないことを誤魔化したいばっかりに
「驚かしてしまって、すまなかった」驚かしたことへの謝罪にしてはすごく深刻そうというか
まひろ側がそれどころじゃなさそうだものね
……自分の正体(≒身分の高さ)に驚きすぎて倒れたのでは、っていうのもすごい発想な気がしてきた
「父の前でそのことを詫びて、どうしようと思ったの?」求婚するつもりだったのか、という問いになるのかしら?
ちやはの事件の告白
「あなたの隣に座っていた男の顔を見たからなのです」「道兼のことか?」
道長の方から「ミチカネ」の名も出て、答え合わせになる
「母は、あなたの兄に殺されました」「わたしの目の前で」
「わたしが、河原で三郎と会う約束をしていた日で…」から音楽(それまでBGM無し)
まひろが「自分のせいだ」と思ってしまった理由に関わるところ
「一族の罪を詫びる」
道兼の罪のみならず
兼家ゆえに、為時は真相を隠さなければならなかった
為時が真相を隠さなければならなかった理由が今のまひろにはわかる
まひろも弟のために隠すかどうか悩んだんだろうか
「俺は…まひろの言うことを信じる」
「よく偽りを言うおなご」「偽りに偽りを重ねておる」があってからのこれか
「兄はそのようなことをする人」だしな…と言ったら台無しかしら?
身分の低い者に暴力を振るって開き直るし、道長だってやられたし
あの日、血を浴びて帰ってきたし
そうか、まひろは道長が道兼と別に仲良くないことを知らないんだ
自分は姉弟仲いいし
謝ってほしいわけじゃない、「ならばどうすればよい」「わかんない」
「こうすればいい」も「こうしてほしい」もないんだよ
ちやはは死んだ
取り返しはつかない
「あの日、わたしが、三郎に会いたいって思わなければ…」「あのとき、わたしが走り出さなければ…」「だから、母上が、死んだのは、わたしのせいなの…」
六年間、これを言って泣くことができなかったんだよなあ
事件の真相を隠さなきゃいけなくなったり、為時に心を許せなくなったりしなければ、もっと早くに「わたしのせいだ」と泣いて、「それは違う」と言ってもらえていたかもしれない
肩に触れるけど抱きしめたりはないところがたいへんよろしい
「おまえ、名前は」「直秀だ」ここが初出かな?
字幕や副音声や相関図のおかげで、「名前が初めて明かされた」ことへの感慨が少なくなっていかぬ
「直秀殿」と呼びかける道長
散楽をやっているような身分とわかっている相手に
「まひろを頼む」「帰るのかよ…」泣き止むまではいてやれよ!!
直秀に任せられると思わなければそうしたのかな?
じゃ、直秀が立ち去ろうとして気づかれたせいなのか?
道長視点のカメラワーク
晴明には「常人にはない不思議な力がある」←今後どこかで使われるかな? #覚えておこう 「六年前、人を殺めましたか?」
「父上もご存じだぞ」(一瞬ニヤリ)「何もかも父上がもみ消してくださったのだ」父上は俺の味方だぞ、と
「我が一族の不始末、捨て置くわけにはいかぬでな」
「そもそも、おまえが悪いんだぞ」「おまえが俺を苛立たせなかったら、あのようなことは起こらなかった」「あの女が死んだのも、おまえのせいだ」
絵に描いたような転嫁
「道長に、このような熱き心があったとは知らなんだ」「これなら、我が一族の行末は、安泰じゃ」「今日は良い日じゃ」
道長と道兼の衝突を、こんな形で畳むとは
一族は全力で分裂しそうですけど
副音声「呆然とする道長、嫉妬の目を向ける道兼」嫉妬の目だったのか!
道長まで父に認められてしまった
帰ったまひろを迎える為時、惟規、乳母
「どこに行っておった!」が普通の家庭のパパっぽかった
捜し回ったんだろうなあ
文をよこした下人にさらわれたかと思ったかもしれない
直秀が何かわかるかもしれない、と乙丸は気づけそうだけど、直秀を探してもみつからないわけで
弟は絵師さんのところも行ったかもしれないなあ
さすがに左大臣邸に「うちの子が家出してきてませんか」と訊いたりはしてないだろうけど
副音声「為時を見るまひろ」このときのまひろの首の傾きがちょっと怖い
「まひろ?」ともなる
為時にしがみついて泣く
六年前にちゃんと泣けなかった分がやっと泣けたのかなあ
六年前は真相を握り潰されたことへの涙になってしまったのだし