「冷水はそもそも必要か」
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#ONI心理学 #サバイバルテクニック
おそらくは多くのプレーヤーが、初期バイオームの 水 を使い切り外界の 汚染水 や 蒸気噴出口.icon の熱水から再生水を得る段階で、主要作物の生育環境の為に30℃以下の水を作ることに苦労しだす。
しかし、実際のところ、実はそこまで冷水を大量に生産する必要はない。ここではその件について述べる
水が消費される先は何か
太字のものは「水そのものが消費されてなくなる」設備。他においては同量の汚染水として戻ってきたりする
別に30℃以上でも構わない設備
(高温すぎればヤケドの恐れはある)
電解装置 (どんだけ水が冷たくても出てくる酸素は最低70℃)
炭素スキマー
水洗トイレ
手洗い
洗面所
シャワー
油井 (どんだけ水が冷たくても出てくる原油は最低90℃)
ウォータークーラー
エスプレッソマシン
ジューサー
ソーダ・ファウンテン
スーパーコンピュータ
湯船 :寧ろ35℃以上40℃以下でないと駄目
サーフボード
30℃以下であるほうが ”望ましい” もの
しかも「望ましい」であって、「でなければいけない」ものではない
製氷機
同じ量の氷になって出てくるので、減りはしていない
水耕タイル
ブリッスルブロッサム : 20kg/サイクル
オキシファン : 19kg/サイクル
スリートウィート : 20kg/サイクル
特にこちらの場合周囲環境合わせて5℃以下に冷えている状況を維持する必要あり
上記のリストで見れば 「水耕タイルへの灌漑用水さえ適温に冷えていればよい」ことがわかる。
そして別に灌漑用水だって冷えてる必要なかったりする
→ 農園温度管理いろいろ
空間の温暖化を防ぐ目的であれば、汚染水でも塩水でも水素でも輻射パイプで循環冷却すればよい
それらは消費されて無くなるわけではない。必要に応じて調達することはあれど
95℃の熱湯でさえもスリートウィートは育てられる
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体温が5℃以下でないと育たないスリートウィート.iconスリートウィートも、90℃台の熱湯を注いで栽培は出来る
液体クーラー.iconで汚染水を凍結するギリギリの設定「-6℃以上」にして、リキッドヒートパイプ法で畑を冷やす
同じ要領でブリッスルブロッサムも育てられる
液体クーラー.iconが無くてさえも出来る(ただしそっちの方が面倒でコツが要る)
95℃の熱湯でスリートウィートを栽培する
電解装置への冷水搬入は無駄
電解装置は0℃の水であっても70℃の水素を出す
それ以下に見えているのは、電解装置自身や周囲の酸素などと熱交換して冷えているにすぎない
搬入する水が冷えているほどエントロピーは増大する
酸素や水素を冷やしたいのならば、ポンプで吸い出した後に冷やす方が良い
70℃以上の水で電気分解すると、水の熱量との差分でエントロピーを削りさえできる
なので、理想的には熱水間欠泉や蒸気噴出口で得られた沸点に近い水はそのまま冷やさずに電解装置に使うほど効率が良い
16人コロニーでの水資源需要見積り
仮に、電解装置2台をフル稼働して持続できる16人コロニーでの水資源需要を考えてみる。
研究でのスーパーコンピュータや、ウォータークーラー等の娯楽設備を考慮に入れていない
食料をブロッサム、ピンチャペッパー、スリートウィートの水耕で賄っていると仮定する
各農場は農家によるブーストが常時かかる前提
料理スキル持ちが農作物からバランスよくペッパーブレッド8人前とベリーの香草焼き8人前を作っている前提
カロリー計算は Food Caliculator を参照
table:水資源需要
設備 単位量 利用数 増減 備考
電解装置 -600kg 2 -1200kg 実際にはもっと消費は少ない。汚染水からの汚染酸素など
水洗トイレ +6.7kg 16 +107kg トイレの排水の余剰分。台数でなく利用回数
ピンチャペッパー -35kg 6 -210kg ブレッド用に4株、香草焼き用に2株
ブロッサム -20kg 12 -240kg 全て香草焼きにする
スリートウィート -20kg 10 -200kg 全てペッパーブレッドにする
全ての真水の需要 -1640kg
汚染水の需要 -103kg
冷水で必要な合計 -440kg
水洗トイレでの余剰分はペッパーにしろブロッサムにしろ、確かに食料自給には全く足りてない
肥料を肥料合成機で生産する場合ですら生活排水では足りない
ただ、「16人のコロニーでも冷水は440kg/サイクルほどしか必要としてない」ことに注目
手動汲み上げ2.2回分の量しかないと書けばわかりやすいか
容量5トンの液体タンク1つで10サイクルは持つ
液体パイプの流量は6000kg/cycなので、十分にパケットは余る
ぶっちゃけ蒸気噴出口や熱水間欠泉の熱湯すら蒸気タービン回して間に合う
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間に合うように適量冷やす仕組みにすればよい
もちろん、キノコや牧畜での肉など、食のバリエーションが多いほどこの必要量は減っていく
逆に、グリルベリーのみ、マッシュフライのみ、ライスローフのみで賄おうとすると大幅に冷水の需要が要ることに注意
16人分のブリッスルブロッサムを水耕するのに480kg〜960kg/サイクル必要になる
意外な節水方法 にこのあたり詳しく書いてある
A. ヘドロバイオームの汚染水から得る
ヘドロバイオームの汚染水は、ライムを除いた小惑星では30℃で生成されている。
周囲の環境で加熱されていなければ液体クーラーで直接1周で15℃台の水は得られる
B. 灌漑の直前で熱交換する
熱交換の相手は候補が多いのでどれを選んでもよい
電解装置用水
前述した通り電解装置で発せられる気体は70℃下限
70℃以下の水と熱交換してエントロピーの増大を抑える
ピンチャペッパー用灌漑汚染水
35℃以上85℃以下の広いバンドを持ってる
寧ろ35℃以上の汚染水が足りなくなるほど
50℃以上の汚染水は食中毒菌の死滅が始まる
それを利用した生活排水の消毒も出来る
→酸素も水もコロニーも冷やす
肥料合成機用汚染水
こちらも、出てくる肥料自体が一定温度の高温なので汚染水も高温で構わない
精油前の原油
精油装置で精製した石油は75℃下限
冷えた75℃以下の原油を精油する前に加温してエントロピーの増大を抑える
パッシブクーリング方式で蒸気噴出口攻略
蒸気噴出口の休眠期に連動して止まってしまう恐れあり
サウナの蒸気
ついでに士気をあげちゃう
アクティブクーリング
熱水を冷水に冷やす
確実
C. がぶ飲みフィッシュ浄水
がぶ飲みフィッシュは200g/s汚染水を自分の体温に準じた水温に浄水する
1匹で120kg/サイクルの能力
1匹でスリートウィート6株が安定して生育できる出力を持つ
1匹で反エントロピー熱無効化装置以上の冷却力を持つ
電力、消費資源無しでこれが出来るのでメチャクチャすごい
D. 氷水メーカー
効率こそ悪い部類に入るものの、液体クーラーをガンガン回すほど電力に余裕が無いなら
なんだかんだで 14℃以下の水が確実に欲しい際にはけっこう要る
蒸気タービンにまだ手が出せない時期で、それでもスリートウィートを育てたいなら
E. 石油発電機.iconや天然ガス発電機.iconから出る汚染水を浄水する
天然ガス発電機から出る汚染水は1台で67.5g/s
さすがにちょっと厳しいが、塵も積もれば山となる
石油発電機の汚染水は1台で750g/s
1サイクルずっと動いてたら450kg
こっちに注意点を書いた→石油発電機があまり好かれてない理由