氷水メーカー
スリートウィート の適正体温は -55℃ から 5℃ と、とても冷たい環境を要するが、灌漑には水が必要なので、理想的には ”0℃〜5℃の水” が欲しい。 しかし、 液体クーラー は14℃単位の冷却なので、直接冷やすとどうしても安定しない。 そもそも液体クーラーを存分に回せるような発電状況が整備できていない
製氷機 を使ったり、寒冷バイオームから掘り出した 氷 の塊でそこそこ早く氷を溶かして極低温の水を得る仕組みを紹介する https://gyazo.com/1680f21b79976644c30b0f917a7935e8
製氷機について
https://gyazo.com/70ddf14ac22bac46ef8162e4eca68666
製氷機は与えられた 最大30kg の水を同量の-20℃の氷の塊にする
冷却ペースは常に一定なので、当然高温の水であるほど時間がかかる
「20℃の30kgの水を180秒で-20℃にする」という意味では液体クーラーと比較して非力
動いている間、1台あたり16kDTU/sの排熱が起きる
地味に大抵の発電機より排熱する
凍らせた水の熱量との差し引きで8.8kDTU/s の熱破壊が起きる
構造
製氷ブース
https://gyazo.com/760c4d950b2a7387babac2f903ba3872
外から送られた水を氷に変えていくブース
水が多いと凍るペースが鈍化するので、水汲みが十分に出来る量までに控えておく
あらかじめ14℃以下程度に冷えた水であるほうが効率化される
最初のうちは製氷機の排熱で結構な高温になりがち
水浸しにしてた方が室温が上がらないので、スーツ前提
スーツ無しでこんなん入ってたらストレスマッハ+低体温症
液体ロックをかけたりしなくても構わないが、ガッチリやりたいならエアロック+ #水素 を推奨 「 #手押しポンプ で水を汲めるのはここしかない 」ぐらいにしてしまう方が別の場所からの水を搬入されずには済む 氷冷ブース
本来は「寒冷バイオームの氷を早く水に溶かす」用途
https://gyazo.com/112c7fafe44684c96ae98fc04a2a6c25
壁を二重にして、氷が溶けた際の水が必ず水槽側に滴るように出来ている
製氷ブースから水が送られているように見えるのはデッドロック回避
氷冷ブースの水が切れた後に酸素が冷えて氷点下になると製氷機が止まったままになるため
液体ロックにしたり真空にしたりしなくても構わないが、ガッチリやりたいならエアロック+ #塩素 を推奨] https://gyazo.com/07391d599a18598bb8284122d75212f0
製氷と氷冷が部屋ごと分かれて断熱されているのは理由がある
溶けた氷水と、元の水源と繋がっていると熱交換が起きて目的の氷点に近い冷水が作れない
冷やすというよりは #熱交換構造 で、温度を偏らせているにすぎない 水素は熱を均一に撒く性質があり、逆に 塩素は熱を偏らせる性質を持つ
図の場合、凍らせる元の水の温度が高くなってしまっている
ガンガン作れるようにしたいなら、製氷ブースの上に 製氷機の台数 と ウィーズウォートの本数 が 3:4 の比率になるように をプランターに置いて、水素を吸わせる
製氷機6台なら8本。製氷機の排熱と相殺されるので、製氷ブースの温度を上げずに済む
輸送ライン
https://gyazo.com/a7a661e85695aabde82d108f69be3784
コンベアベルトでぐるぐると氷冷ブースの内壁を回るようになっている
熱で氷がとけると、そのベルトラインには隙間が出来るので、コンベアローダーから補充されていく仕組み
Q.「直接ディスペンサーやコンベアシュートで落とせばよいのでは?」
A. 「それだと氷の塊が大きくて溶けるのに時間がかかる」
「固体同士の熱交換が最も早い」( 参考: 物流 / 熱) https://gyazo.com/8d957f03279273525f3a80ad9e90d258
やりすぎると氷冷ブースの水温が氷点下を下回って完全に凍りついてしまうので #熱センサー で制御は必須 十分に冷えていたら搬出しながら製氷ブースの水も継ぎ足す
「この”氷冷ブース”で、うちのコロニーの貯水池の熱くなった水も冷える?」
「無理。規模が違う」
そこまでの力は無い