酸素も水もコロニーも冷やす
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基本の熱交換構造を組み合わせる最初の演習として
#ONI熱工学 #自動化ことはじめ #温暖化対策
ウィーズウォートや反エントロピー熱無効化装置への過信で述べたように、 #反エントロピー熱無効化装置 や #ウィーズウォート は非力だとは述べたが、ただ関心事としては 「じゃあどうやって高温の酸素を冷やすのさ?水もだけど」 という疑問が湧くかと思う。
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#熱交換構造 で紹介した3つの熱交換法を組み合わせて貪欲に、かつ確実にこれを解決するモデルを紹介する
アイスボックス法
ガスヒートパイプ法
リキッドヒートパイプ法
かつ、「はじめて液体クーラーとかいうのを使ってみるぞ」という人に向けて。
要はこういうことをする
https://gyazo.com/a364361a9b93ae2a2d16c925bd2a3239
100℃の #酸素 と、 #ブリッスルブロッサム 用の農業用水を20℃前後に冷やす
汚染水を35℃以上にして #ピンチャペッパー の栽培が始められるようにする
ヘドロバイオームの30℃汚染水
トイレ等から出た汚染水
など、そのままではペッパーを育てられない汚染水を利用できるようにする
汚染水の食中毒を熱で殺菌して、浄水したら生活用水や電解装置用水に使って問題無いようにする
コロニーの熱を集めて偏らせて、全体的な温暖化を更に抑制する
それらの仕組みを、「初期バイオームを掘って取れる素材で」実現させる
なんなら、ゲーム開始50サイクル以内だったら蒸気噴出口の40℃代の水もこれで冷水にできる
一石二鳥どころか、一石四鳥ぐらいに欲張りな施策。
DEMO
https://gyazo.com/a158707877d8835279654be460d1b574
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電解装置から出た、高温の酸素よりも更に高温の100℃の酸素をこれの強力さの証明として用意した
これを、たっぷりの水のプールに #気体用輻射パイプ で潜らせる
参考までに、この例のプールの水の量は9×4マスのプールに「たぷたぷになるぐらい」の30トンほど
※最初に工事した時点では30℃の水で入れた
流れがほぼ止まることなく15℃〜20℃の冷涼な酸素として出てくる
この水と酸素が冷たい温度を維持できるように、隣に汚染水プールを置いて、 #液体クーラー で冷却液を冷やして、水のプールに循環するように送る
この液体クーラーは初期バイオームで取れる #銅鉱石 や #アルミニウム鉱石 で全然OK
そして、最初のうちはこれが無くても酸素は冷える。後で追加工事的に付け加える
汚染水プールに、水のプールと酸素の熱を奪って集められるため、熱が偏って温度がゆっくり上がっていく
この汚染水の温かさを利用して温室栽培に利用してしまう
むしろ、ピンチャペッパーの体温は35℃以上でないと生育できない
水のプールは後から水を継ぎ足しても、冷やし続ける構造が出来ている
その水を使ったり増やしたり、ができるようになる
つまり、農業用の水やコロニー内部用の水として引き込めるようになる
ブロッサムの生育に適した水温で提供できる
水洗トイレやシャワー、洗面所用の水として引けば、コロニーの居住区の冷却水としても機能し始める
https://gyazo.com/190ab4a3298e9c2e9b6560f79c4e9ae6
https://gyazo.com/ddfab54cc403feb39e810750d8518dbd
酸素の冷却や水の冷却の配管はラジエータ配管を参照
気体用輻射パイプの素材は銅鉱石やアルミニウム鉱石などで良い。
最も効果的なのは鋼鉄で、その場合なら蛇腹にしなくてもよく、短くてもしっかり熱交換する
液体用輻射パイプの素材はアルミニウム、金、銅
序盤で精錬コストが高いってなら採掘で採れる鉛でもOK
液体クーラーの謎のブリッジについては 液体クーラーのバイパス配管 を参考に。
https://gyazo.com/6c1dd541d2d15a5cfe1b80bc2e81e056
目詰まりして止まらないようにする配管テクニック
自動化
https://gyazo.com/b1f69c97b074063a81f98092ea7f720f
液体クーラー.icon液体クーラーに差す自動化
熱センサー.icon熱センサー + Filterゲート.iconFilterゲート
汚染水が熱くなりすぎて、液体クーラーや吸水ポンプがオーバーヒートになったりしように
液体用パイプ温度センサー.icon液体用パイプ温度センサー + Filterゲート.iconFilterゲート
水のプールの方をあんまり無闇に冷やしすぎない、「19℃未満まで冷えたらそれ以上やらない」ようにする
この2組を ANDゲート.icon につないで「本当に必要で、動いても大丈夫な時だけ」動くようにする
これで電気を必要以上に使わなせないようにする
気体遮断器.icon気体遮断器に差す自動化
気体用パイプ温度センサー.icon気体用パイプ温度センサー + Filterゲート.iconFilterゲート
冷やす対象の酸素の温度を測って、20℃未満に冷えたら目的地へ送るように
吸水ポンプ.icon吸水ポンプに差す自動化
熱センサー.icon熱センサー + Filterゲート.iconFilterゲート
ブリッスルブロッサム.iconブリッスルブロッサムに合った水温になっていたら送るように
「100℃の酸素なんて、すぐ冷えるん?」
https://gyazo.com/1f789bb83820f8dc4f35b5967ceb7614
これは 「中の気体が20℃未満に冷えていたら、遮断器を開く」設定時の記録
99℃の酸素がプールの水に触れた瞬間に急速に冷却が始まって、出口付近で17.8℃に冷えている
これは当然である
気体パイプの中を通れる量はたかだか1kgまで
対して、プールに溜まった水の量は1マス100kgから1000kg。100倍から1000倍も差がある
湯呑み一杯の熱湯を、風呂桶に溜まった冷たい水にかけてるようなもん
加えて、水は酸素の4倍「温度が上がりにくい」
結果的に 酸素にとっては「はい……多数派に従います……」と温度を下げていく
先の液体クーラーで冷却する構造を入れてない場合でさえ、100℃の酸素を1サイクルずっと送っても水の方は0.3℃しか上がらない
考え方
見た目の”温度”に惑わされずに、その相手の”物量”と”熱量”で考えてみる
何か冷やしたいなら「より熱しにくく冷めにくい」冷たい物質を、冷やそうとしてるモノよりも多く用意する
冷やしたいものを直接冷やそうとしないで、「より熱しにくい」物質の側を冷やす