ラジエータ配管
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このScrapbox内や、他のプレーヤーのプレイで出てくるこの見た目の配管について。
それらと外気とを触れる表面積を最大にして、空間を冷やしたり温めたりする熱交換を促す
構造と方式
https://gyazo.com/210f4fbe4bc0e2acb6bd8418a8dfc9a7
基本的な構造は気体でも液体でも同じ
ただ、パイプの中身を上から下へ流すか、下から上へ流すかで効率と効果が若干異なる
熱いモノと冷たいモノが、互いに向かい合う流れの方式:『対向流式』
熱いモノと冷たいモノが、同じ向きで沿って流れる方式:『並流式』
この熱交換構造は現実にある。エアコンの室外機にも自動車のラジエータも、PC用のCPUクーラーにも対向流式か並流式、あるいは90°で直角にすれ違う直交式が採用されている
ONIのゲーム上でも現実でも、基本的に気体でも液体でも対向流式の方が効率が良い
現実の場合は急激な温度変化で部材が変形したり劣化したりする場合に向流を諦めて並流を採用したりする
これはONIでも同じ。急激な温度変化で冷媒が沸騰したり、逆に熱媒が凝結してパイプが破損するようなケースでは並流を使う
https://gyazo.com/47ed1827146dd2f74f213faf834ea6e9
発展例:壁をヒートシンクに
https://gyazo.com/227d082b82768dd1bbcfa3b273232697
これは壁の間に挟まれた空間の気体をガンガン液化させる時に使う配管
空間の気体と輻射パイプとで、液化するほど冷やすのにはちょっと大変だったりする。以下のケースが想定される
1. 気体の温度が高すぎる場合、輻射パイプが熱を吸いすぎて冷却液自体が温まって全然液化しないパターン
石油を蒸発させた550℃の酸性ガスを直に当ててりゃ冷却液は-165℃あたりを維持できない 100℃の水素を液化させるのには-260℃ぐらいの冷却液がずっと当たってる必要がある。めちゃくちゃ時間かかる 2. 液化が進めば進むほど、中の気圧が下がるので、今度は全然熱交換が進まないパターン
てなわけで、確実に熱交換出来る壁側をキンキンに冷やす
壁側は「熱伝導もそれなりに高いけど比熱容量もそこそこ大きめな物質」が適している。
アルミニウムやダイヤモンドなど
この場合だと金や鉛はむしろ不適。気体の熱を吸いすぎて冷却液が負ける可能性が出てくる 気体が下手したら液化を通り越して固体に凍る温度まで冷却液を冷やせるのがポイント
そんぐらい壁を冷やしておけば、熱交換プレートに触れた気体がジャバジャバ液化できる
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