2023/10
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ジンメル・コレクション
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スタンリックはこうした傾向に抗い、(アメリカ)哲学を保守的・硬直的・静態的な定義から解放することを提案する。
ここで彼女が採用するのが、プラグマティスト的な視座である。すなわち、哲学の特徴は「人間の理解や行為に対して観念が影響を与えること」であり、哲学的観念は「現実、知識、そして善き生についての人間の理解や行為を駆動する知的原動力」(本書二頁)だとして捉え直すのである。
この拡張された定義においては、理論を主、実践を従とする枠組みは転倒され、力強い思弁に基づく活動によって社会変革を目指す行為をも、「哲学」という営みの一つの相貌として理解することが可能になる。
また、制度的な不正義によって高等教育を受けることができなかった女性や黒人の思想家のみならず、学術論文に代表される書き言葉を通じた形式的コミュニケーション手段によってではなく、口承によって知的伝統を表現・維持してきたネイティヴ・アメリカンも、哲学者として正当に名指されることになる。
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「その日暮らし」の人類学
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わたしたちはしばしば、「働かない」ことに強くあこがれながらも、計画的にムダをなくし、成果を追い求め、今を犠牲にしてひたすらゴールを目指す。しかし世界に目を向ければ、そうした成果主義、資本主義とは異なる価値観で、人びとが豊かに生きている社会や経済がたくさんあることに気づく。「貧しさ」がないアマゾンの先住民、気軽に仕事を転々とするアフリカ都市民、海賊行為が切り開く新しい経済・社会……。本書では「その日暮らし、Living for Today」を人類学的に追究し、働き方、人とのつながり、時間の価値をふくめたわたしたちの生き方、経済、社会のしくみを問い直す。
目次
プロローグ Living for Todayの人類学に向けて
第一章 究極のLiving for Todayを探して
第二章 「仕事は仕事」の都市世界――インフォーマル経済のダイナミズム
第三章 「試しにやってみる」が切り拓く経済のダイナミズム
第四章 下からのグローバル化ともう一つの資本主義経済
第五章 コピー商品/偽物商品の生産と消費にみるLiving for Today
第六章 <借り>を回すしくみと海賊的システム
エピローグ Living for Todayと人類社会の新たな可能性
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及川彩子
その「もっとこうだったら面白いのにな」を繰り返して行けば、理想に近づくのではないですか?
漫画描く人でなくても、他人の描いた漫画を読んで、もっとこうだったら面白いのにな、みたいに思ったりはするわけじゃん。
なので、一回面白くない漫画自分で描いてみて、その「もっとこうだったら面白いのにな」を自分の漫画に繰り返して行けば、面白い漫画を描けることに近づくのではないですか?
描くのに時間をかけすぎると、これだけ時間をかけたからには傑作でなければならない…みたいな縛りが出てくるので、
時間を決めて、そこまでやったら納得いかなくても諦めて表に出すしかない気がする。
続けたいなら。
連載という仕組みの意味のひとつもここにある感じがする。
つまり、僕は「漫画を描きたいのに一作も描き上げられない状態が十数年続いていた」状態ですが、漫画家になっており、「漫画を描きたいと言いながら今一作も描いていない人間が漫画家になれるはずがない」という意見については僕自身の存在が反証となります。
実際、漫画を描きたいのなら、まずは一作完成させるのがスタートラインです。ちなみに商業漫画家なら、漫画の単行本が出て、世間の人々にこの漫画を買おうと思うか?と問われるところまでは、ずっとスタートラインだと思います。読者がお金を払ってでも自分の漫画を読みたいと思ってくれるかというところでどれだけやれるかが商業漫画家のやるべきことだと思うからです。
2023/10/10 ~ 2023/10/11
2023/10/12 復旧
「TESCREAL」とは、トランスヒューマニズム(Transhumanism)、エクストリピアニズム(Extropianism)、シンギュラリタリアニズム(Singularitarianism)、宇宙主義(Cosmicism)、合理主義(Rationalism)、効果的利他主義(Effective altruism)、長期主義(Longtermism)の頭文字をつなげたものです。この造語の発明者の一人は、前回取り上げた「警告する女性たち」の一人であるティムニット・ゲブルですが、恥ずかしながらワタシは注意していませんでした。
「TESCREAL」自体、発明されてまだ間もない造語のため、これについて体系的に論じる書籍はまだないと思いますが、今年邦訳が出たダグラス・ラシュコフの『デジタル生存競争』は、シリコンバレーに広がるそうした信念体系に対するある程度網羅的な批判になっています。
ジャズ・ビッグ・バンド・ヒストリー・ツリー
ラージ・アンサンブルの歴史と新展開
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BMIジャズ・コンポーザーズ・ワークショップ相関図
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音楽は情熱から生まれるものであって、その情熱が練習させるんです
「音楽は練習から生まれるのだと思っている人がいるかもしれませんが、実は音楽は情熱から生まれるものであって、その情熱が練習させるんです。私はピアノの教則本を使ったことは一度もないのですが、それは情熱を傾けられないからです。(中略)プレイを楽しまないといけない」
ヨーロッパの印刷技術と歩んだ音楽のテキスト化の優位性
「ぼくの好きな作曲家第1位:ドビュッシー」ずっと変わらない。ドビュッシーがヨーロッパの音楽を解体したように見えるからではない。ヨーロッパの印刷技術と歩んだ音楽のテキスト化(デジタル化)の優位性を国際的に知らしめたから。PC打ち込みにしか見えない自筆譜を見れば明らかだ。
ドビュッシー作品に流れる音楽が自由なのは、作曲家が十代のころ、ロシアのジプシー音楽の自由と退廃に接したからというのが大きい。ムソルグスキーの音楽を知る前に。
すべての設計には出来・不出来がある
「非常識な建築業界 〜 『どや建築』という病」(森山 高至著、光文社新書) を読んだら、 かなり面白かった。 以前から、建築とソフトウェア開発の間には類似した構造が多くあると思っていた。
もうちょっというと、そもそも多くの一般人は 「出来がよいソフトウェア」と「出来が悪いソフトウェア」の間には天地ほどの差がある、 ということを知らない。
もちろん開発者にとってはこれは常識だが、 そのソフトウェア開発者にしても、財布や、駅のホームや、医薬品などにも ちゃんと「設計」があり、そこに出来・不出来が存在するなど 普段は考えたことがないのだからお互いさまである。
いずれにせよ、すべての人工物には「上手な設計」と「ヘタな設計」がある、 という考えは、一般の人々がもっと認識してもよいし、 批判的な視点を身につけるべきだと思う。
非常識な建築業界
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冬に備える
地面に霜がおりはじめるまでパンツ(ロングパンツ)は使用しないこと
実際より11℃高い(歩いているときではなく、走り出してから10分後の体感温度)気温を想定してウェアを選ぶこと
トップのレイヤーは2枚、ボトムのレイヤーは1枚
保温レベルの調整は気温と、自身が走るときに暑くなりやすいか寒くなりやすいかの傾向に合わせること
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春が来てしまったので次の冬のために忘れないように書いておく。ランニングの話。
つま先がラウンドのソックス
5本指のソックスよりラウンドのソックスの方が温かい
防風ミトン
同じ理由でたぶん手袋よりミトンの方が温かい(ハンズボトルが握れない)
ニットの手袋
手袋は安いニットで左右がないヤツの方が楽(つけたりはずしたり片方なくしたり)
おたふく手袋のドライレイヤー
これはイイ
汗冷えしなくて安くて頑丈
ネックウォーマー
この辺は風が強いので被らないときのフードは邪魔(バタバタする)
フードやジップネックよりネックウォーマーの方が好きだけど、つけたり外したりは面倒
首だけじゃなくてアゴまで覆いたい
塩タブレット
冬であっても塩飴は必要(結構な汗かきだから)
ダブルのハンズボトル
水飲み場はあてにならない(ダブルのハンズボトルで3時間はいける)
もしくは、そろそろハイドレーション・パック(ランニング・パック)を買うか
軽くて小さくて充電式のヘッドライト
裏山は14時まわるともう薄暗くて物悲しい感じになる(帰りたくなる)
だからといって早い時間は寒い(そもそも起きられない)
「組織」を「大きな重い石球」と仮定します
「プロダクトマネジメントがうまくできているか」なんて考えても実はCxOでさえそんなに影響力がない、と書いていて、であれば影響力があるのは誰なのか?と思った
CxO
Chief x Officer
端折ってソレを「組織」と呼ぶとする
「組織」って「大きな重い石球」だと思っていて
「組織」を動かすのって、「大きな重い石球」をみんなで転がしている感じだと思う
進むべき方向決まっていても(決まっていないこともあるし、不明確なときもある)、そもそも慣性の法則があるし(大きな組織、目的が大きい場合もあるし、属している人たちが多い場合もあるし、そういう大きな質量には大きな慣性の法則が働く)、それぞれがそれぞれの意志もあるし、それぞれがバラバラなベストな方向に進めようとするし、それが「権力者」であっても思いのままにはならない
全然違う方向へ行ってしまうこともある
全く転がらないこともある
転がす地形が変わったりする(「組織」の外的要因)
進むべき方向がコロコロと変わったりする(外的要因のときもあるし、内的要因のときもある)
「権力者」が抱えている不満ってこういうものだったりする
思うようにならない
「自分自身」であっても「それなりの大きさのそれなりに重い石球」だと思う
思うようにならない
自分自身なのに
一人でもままならないのに、二人以上だったらもうダメだろう
じゃあなんで二人以上でやるのだろう
そっちのほうが大きな事を成せるからだろうよ
楽に
Sysinternals Web サイトは、1996 年に Mark Russinovich によって高度なシステム ユーティリティと技術情報をホストするために作成されました。 IT 技術者でも開発者でも、Sysinternals ユーティリティは Windows および Linux のシステムとアプリケーションの管理、トラブルシューティング、診断に役立ちます。
いまの自分だったら、
1
風呂場にルーターを置く
部屋に単体の Wifi アクセスポイントを置く
2
部屋にルータと Wifi アクセスポイントを置く
ローカル IP は Wifi オンリー
メッシュ Wifi 構築
で、済ましちゃうな、たぶん
taizooo 家の様子です
https://gyazo.com/01395888bf265f74282596767ed4d80f
昨今の情勢を鑑みて、自宅の Wi-Fi 環境を整えた。
Google Nest Wifi 、親機1台と子機2台、メッシュ・ネットワーク。なんとも富豪的。イマドキの Wi-Fi セットアップとは、ネット・マスクもデフォルト・ルーターもアイ・ピー・アドレスもマック・アドレスもなにもない。スマートフォン一本、ダウンロード、ピンポーン、完了です。未来。
思い切って導入した Google Nest Wifi が不調だと言われる。エーって感じ。拡張ポイントを持って家のあちこちをウロウロする。全然未来な感じじゃない。場所を移動してコンセントにつなげるたびに「♪マイクがオフになっています♪」とか言う。大きなお世話。
最終的には拡張ポイントをもう1台追加することで解決した。繰り返しトライ & エラーを重ねた結果、拡張ポイントの設置場所はバスルームの脱衣場になった。でも、エアコンを入れるので扉を閉めたり、お風呂に入るので扉を閉めたりするたびに「接続が不安定です」になる。全然未来な感じじゃない。
最終的に Google Nest Wifi 親機1台、子機3台という富豪的な環境になっている
君たちはどう着るか
急速に変わりつつあるドレスコードに対して年長者が何を着るべきかという問題について触れている『Glossy』の記事が面白かった。
今年、ビジネス・プロフェッショナルの服装をする労働者の割合は、2002年にギャラップ社がデータを収集し始めて以来最低となり、今年は3%しかいない。約40%の労働者がビジネスカジュアルで過ごし、30%はカジュアルなジーンズやレギンス、Tシャツなどのストリートウェアを、約20%が制服を着用しているという。
この記事で面白かったのは、現代の仕事における服装の違いはフォーマルかカジュアルかではなく、カジュアルの程度の違いである、という点だ。
現在最も若い世代であるZ世代が職場の規範を否定することに熱心であること、リーダーがどのように自分自身を見せるかは、常に何らかのメッセージが含まれる、ということ
“But if you ask someone if they would prefer someone to do a job well in a pair of overalls and a T-shirt — versus someone who comes to work immaculate in a Brooks Brothers suit every day and they’re completely incompetent at what they’re doing — most logical people would choose the person who is just competent at the job,” he said.
「しかし、もし誰かに、オーバーオールとTシャツを着てきちんと仕事をする人と、ブルックス ブラザーズのスーツを毎日着て完璧に仕事に来て、自分の仕事がまったく無能な人のどちらが好きかと尋ねると、ほとんどの論理的な人々は、その仕事においてただ有能な人を選ぶだろう」と彼は言った。
https://gyazo.com/de877817ebe8d18a11e936464de4d7f5
https://gyazo.com/82e482252be0b4e471028de0b6bbb0b4
これを探すために The AGE にアカウントを作った
オーストラリアの新聞
半袖長ズボンの話から、
https://gyazo.com/908bf05f216f20aab52f90db1c428470
https://gyazo.com/88251bde4993536029ae2b12a2103c44
https://gyazo.com/e4230edbe7be6a91edda90808e733b87
ZOZO NEXT
衣服の、そしてファッションの歴史とは、テクノロジーの進化の歴史でもあります。糸を紡ぎ、布を織る。そして針で布と布を繋ぎ、それはやがて人の手から、ミシンへと受け渡されていきました。糸も、糸を紡いだ布も、今日でも劇的に進化を続けている。針穴の向こうに、どんなファッションの未来が見えてくるのでしょうか。
連載企画としてお届けするこのリレーコラムは、「ファッション」と「テクノロジー」の両面にフォーカス。ファッションに直接的にアプローチする方々以外にも、多様な分野で活躍する執筆者の方々を招き、衣服、身体、文化産業、消費文化、メディア、空間、コミュニケーションといった多様な観点から、「ファッション」や「テクノロジー」に対する論点を探していきます。
https://gyazo.com/e813a10bff59f8f4c2c8844395d7fc99
ル・ボン,タルド,ジンメルにみる流行理論の系譜 ――集合行動論の観点から――
中島純一
消費の意味と社会性―相互依存性、ヴェブレン、ジンメル
伊藤明己
坂井素思
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忘れさせること、記憶を残すこと
花時計は移設されてしまったけど、東遊園地の中央付近にある「慰霊と復興のモニュメント」はそのまま残っていました。これはパッと見、小さな滝のような水の流れるオブジェですが、中に入ると地下へ続く薄暗い通路があり、真っ暗な最深部にたどり着くと慰霊碑があって、そこから水がはじける明るい天井を見上げることができるというものです。これが設置されたのは2000年ですが、なぜ単なる慰霊碑ではなく、わざわざこんなに大掛かりで凝ったつくりにしたのでしょうか?
震災から28年、少しずつ市民が厄災の記憶から解放されていく中で、このモニュメントの印象はどのように変化してきたのでしょう。自分が思ったのは、平和を祈るにあたって、とくに切実で陰惨な部分は見えない地下にしのばせるにとどめ、表向きには平和そのものを体現するという、表裏一体の二層のつくりを持つことが、もしかしたらこのモニュメントの存在をいくらか永らえさせているかもしれないということでした。それは風雪にたえて記憶を残すための工夫だったのでは。実際の意図はわかりませんが・・・
そういえば、阪神大震災から11ヶ月後に催された第一回神戸ルミナリエは、追悼や復興祈念といったまじめな目的とは裏腹に、むしろひたすら多幸感に溢れたイベントで、被災者である自分も震災のことなど一瞬も思い出さず、ただただ視界を光で満たす行為を夢中で楽しみましたし、大挙した観光客も皆そうだったと思います。それでこそ観光客を呼び戻せたと思うので、被災地を癒すことはすなわち「忘れさせる・見えなくする」ことだし、それと被災の記憶を残すことは同時に必要で、それらが表裏一体の二層になっているというのは、レトリックじゃなくリアルな実感としてわかります。 end