Plurality勉強会2024-04-26@サイボウズ
claude.iconnishioさんが社内勉強会で行ったPluralityの講義について、イベントの内容と参加者との会話を中心に要約します。
イベントの概要:
書籍『⿻數位 Plurality: The Future of Collaborative Technology and Democracy』の勉強会。 2024-04-26開催
過去にも関連する勉強会(PolisとPlurality, Plural Management論文読書会, Plural Management ProtocolとQuadratic Voting勉強会)を行っており、今後は本書の内容を何回かに分けて読んでいく。
講義の内容と参加者との主な会話:
本のカバーに書かれた内容の解説
カバーの文章の背景にある文脈(「ひまわり学生運動」や「政府をハックする」の意味など)を説明。
参加者から「ハイコンテキストすぎる」「めちゃくちゃ文章量あるけど全部カバーに載せるの?」などの質問や感想が出た。
技術の発展による社会の変化
新しい技術がもたらす人々のインタラクションの変化が、公共のあり方に影響を与えるという考えを、ジョン・デューイの思想を引用しつつ解説。
参加者から「公務員の定義が公共を説明するという考え方は新鮮」といったコメントがあった。
非金銭的なトークンによる協働
お金ではなくソーシャルネットワークに基づくグローバルな協働の可能性について議論。
参加者から「実際のお金に換金できるかどうか」に関する質疑が盛り上がった。
「6-1-職場」の章の内容
リモートワークの普及に伴う課題や、オフィスの持つ「集積効果」の重要性などを議論。
サイボウズの事例(リアルタイム実況、「助言収集アプリ」など)を交えつつ、これからの組織のあり方を探った。
全体を通して、本書で描かれているビジョンやアイデアを、参加者それぞれの問題意識に引き付けて議論する様子が印象的でした。
また、講師のnishioさんが、参加者の質問に対して本書の内容や自身の知見を交えつつ丁寧に答えていく姿勢も見られました。
技術の変化がもたらす社会や組織の変革について、この書籍をきっかけとして深く考え、対話する場となったようです。
講義の要約claude.icon
表紙の解説
本書のカバーには興味深い内容が書かれていますが、それを理解するには背景にある文脈を知る必要があります。
例えば、「議会の数週間にわたる占拠から10年の間に、別の道が可能であることを示してきました」という一文は、2014年の「ひまわり学生運動」を指しています。これは、台湾の学生や市民が立法院を占拠した社会運動で、著者のAudrey Tangもその主要な参加者の一人でした。一方、比較対象として暗黙に示唆されているのは、2021年の米国議会議事堂襲撃事件です。台湾では同じような出来事の後に良い方向に向かったのに対し、米国ではそうならなかった違いに着目しています。
また、「イノベーションの文化を生かして『政府をハックする』ことに成功しました」という表現は、市民ハッカー集団「g0v」の活動を指しています。彼らは政府のウェブサイトを改善した別バージョンを作り、しばしば本家より人気を集めました。これは、市民の力で政府システムを良い方向に変えていく試みの一つと言えるでしょう。
これらの文脈を知らないと、カバーに書かれた内容の真意を読み取るのは難しいかもしれません。つまり、本書は「ハイコンテキスト」であり、議論を理解するのに必要な背景知識が多く前提とされているのです。
技術の発展と公共/公務員の変化
20世紀の思想家ジョン・デューイは、新しい技術の登場によって人々の相互作用の仕方が変化し、それに伴って民主主義のあり方も変わる必要があると論じました。
例えば、テレビという新しいメディアが登場した際、そこで流す番組の内容を決める権限を持った人々が新たに「公務員」のような役割を担うようになりました。 より近年では、ソーシャルメディアの普及によって、多くのフォロワーを持ち世論に大きな影響力を持つ「インフルエンサー」が、新しい形の「公務員」のように振る舞うようになっています。
このように、技術革新はコミュニケーションや相互作用の形を変え、それが社会構造にも影響を及ぼすのです。デジタル時代の民主主義を考えるためには、こうした視点が欠かせません。
非金銭的なトークンによる協働
将来的には、お金ではなく、人と人とのつながりに基づいたグローバルな協働が可能になるかもしれません。
その一つの形として、オープンソースプロジェクトへの貢献に対して「PMPトークン」を付与し、それを使って他のメンバーに自分のして欲しい貢献を依頼するという仕組みが提案されています。 このトークンは法定通貨と交換できないようにすることで、課税対象とならずに自由に流通させられるのがポイントです。金銭的な価値は持たないものの、コミュニティ内で価値ある行動を促す「通貨」の役割を果たすことができます。
これは、株式のような金銭的価値はなくとも、プロジェクトの方向性を決める投票権のようなものを表す「所有証明」とも言えるでしょう。
こうしたトークンを介したインセンティブ設計により、国境を越えて互いの行動を良い方向に導き合うことが、既存の経済システムに依存せずにできるようになるのです。
「6-1-職場」の章の内容
コロナ禍でリモートワークが広まる中、新しいメンバーのチームへの溶け込みをどう促すかが課題となっています。
物理的なオフィスには、部署を超えた偶発的な交流を生む「集積効果」という重要な役割がありました。それをオンラインでどう再現するかがカギです。バーチャルオフィスツールの活用などが有効かもしれません。
会議のあり方も変わりつつあります。⿻の実践とツールにより、トップダウンでない双方向の議論を実現できます。Slackでのリアルタイム実況など、サイボウズではこの文化が根付いています。 採用においては多様性が重要性を増しています。LLMを活用した候補者の評価など、新しい技術を駆使することで属性に囚われない採用が可能になるでしょう。
また、組織内の意思決定権限が、肩書ではなく実際の貢献に基づいて柔軟に移動する流動的な構造へと変化しつつあります。サイボウズの「助言収集アプリ」のように、ボトムアップの提案を吸い上げる仕組み作りが重要です。
リモートワークの普及に伴い、こうした新しい働き方の実験・模索が求められています。組織のあり方そのものを再考するいい機会かもしれません。
講義資料
Audrey TangとGlen Weylの新しい本 『⿻數位 Plurality: The Future of Collaborative Technology and Democracy』 4/18に英語版を印刷所に提出した、5/20に完成の予定
というわけでこの勉強会では今回から何回かに分けてこの本を読んでいきます
今までの関連する勉強会
AI凡例
gpt.icon: ChatGPT GPT-4、最新の情報をBing検索する時に使う 表紙の解説
nishio.iconまず最初に目にするのは裏表紙カバーに書かれた説明だと思うのでそれを読んでみましょう
デジタル技術は、分断、不平等、孤独感を通じて、自由で開かれた社会を引き裂く恐れがあります。しかし、多様性とレジリエンスに富んだ島国・台湾では、議会の数週間にわたる占拠から10年の間に、別の道が可能であることを示してきました。
台湾は、包括的でテクノロジーを活用した成長を達成し、ロックダウンなしでパンデミックを乗り越え、情報の封じ込めなしでインフォデミックに対処し、環境保護などの共通の課題に取り組むことを国民に託し、イノベーションの文化を生かして「政府をハックする」ことに成功しました。
ここでは、国際的に称賛される台湾のデジタル民主主義の設計者たちが、その成功の秘訣を共有しています。Plurality(⿻)は、人間や信頼を置き換えるのではなく、社会の多様性に内在するエネルギーを、対立ではなく進歩、成長、美しさへと導くためのデジタルツールを活用します。親密なデジタル技術によるテレパシーから、お金ではなくソーシャルネットワークに基づくグローバル貿易まで、⿻は人間関係を根本的に豊かにし、誰も取り残さないことを約束します。
したがって、⿻は医療からメディアまで、あらゆる分野の変革を約束します。この本自体が、世界中の声による開かれた自治の協働として書かれていることがその例です。彼らがこの公開されたテキストで行った作業は、信心深いアフリカの農民からハリウッドのセレブリティまで、誰もがより力強く、調和のとれた、包括的な世界の構築に貢献できる方法を示しています。
nishio.icon前提情報なしでこれ伝わるかな?難しくない?
human.iconカバーにこの文章量載せるの?
nishio.icon確かに、多いかも
human.icon 台湾では、議会の数週間にわたる占拠から10年の間にって何の話?となった
nishio.iconうんうん、「何の話?」ってなるよね、というわけで解説を用意してきました
解説
議会の数週間にわたる占拠から10年の間に、別の道が可能であることを示してきました
ひまわり学生運動は、2014年3月18日に、中華民国(台湾)の学生と市民らが、立法院(日本の国会議事堂にあたる)を占拠した学生運動から始まった社会運動。 著者のAudrey Tangは主要な参加者の一人
別の道と言ったときにUSの読者にとって暗黙に比較されるのは:
台湾は同じようなことをした後、いい感じになった、何が違いなのか?という話
イノベーションの文化を生かして「政府をハックする」ことに成功しました。
⿻Plurality Assistant.icon「政府をハックする」という表現で知られるg0vの活動は、2012年に台湾で市民ハッカーによって設立されました。彼らは、政府のウェブサイトのデータを「スクレイピング」して、同じデータを使ったより使いやすい代替フォーマットのウェブサイトをg0v.twで提供し始めました。これらは「フォークされた」サイトと呼ばれ、しばしばオリジナルの政府サイトよりも人気があります。ひまわり運動後、いくつかのフォークされたデザインが実際の政府のサービスに取り入れられるようになりました(from 2-2-デジタル民主主義の日常)。 nishio.iconフォークされたサイトが、しばしば市民によって「こっちのサイトの方がいいやん」と支持された、これ民意なわけ
human.icong0vでガブゼロと発音する?
社会の多様性に内在するエネルギーを、対立ではなく進歩、成長、美しさへと導く
「進歩、成長、美しさ」は「美、成長、進歩はすべて、似て非なるものの結合から生まれる」というスタートレックのネタ
⿻Plurality Assistant.iconスタートレックの中では、多様性と共生の精神が重視され、これらの価値観を宇宙探査や異星との交流という枠組みで描かれています。異文化間の理解と協力を通じて、新たな発見や個々の成長、集団全体の進歩を促すことがテーマの一つとなっています。
nishio.icon多様性が、対立するんではなくて、うまく結びつくことによってより良いものが生まれていくんだっていう感じ
nishio.iconああ、「ハイコンテキスト」はいい表現。そうなんですよね。書かれてないコンテキストがたくさんある。カバーに文章四つあるけれど、この文章四つの文脈を説明するのに今ここで何ページ使ってるんだ?みたいな話ですよね。 親密なデジタル技術によるテレパシー
技術の進歩によって、電話→ビデオ会議→没入型VRによる空間共有というあたりまで現在の技術で可能になった。その先にはBMIなどにより「もっと帯域の広い(=ブロードバンドの)情報共有」がある human.iconBMI=Brain Machine Interface?
nishio.iconYes
携帯電話登場以前は「何時何分にハチ公前に集合ね」みたいな感じのことを言って、ハチ公前で15分くらい「来ないな、来ないな」ってイライラしながら待ったりしてたわけなんですけど、そういうことを今はしなくなった。歩き回りながらでも離れた場所の人と通信が可能だから「ついたら電話して」「ついた、今どこにいる?」というインタラクションの形に変わった。
携帯電話登場前の人から見れば遠隔地の人と意思疎通してるのだから一種のテレパシー
さらに、電話をかけて「今どこにいる」からさらに進んでGPSでリアルタイムに位置情報共有して合流するインタラクションの形が発生している。
human.iconポケベルはビットレートの非常に低いテレパシー
nishio.iconYes、そしてテレパシーのブロードバンド化が進んでいる
「面白いことやってる!」「え!見たい!」となったらツイキャスやインスタライブや各種メッセンジャーのビデオ通話を使って「見えているものの共有」ができる
お金ではなくソーシャルネットワークに基づくグローバル貿易
⿻Plurality Assistant.icon伝統的な貨幣システムを使わない価値交換の形
社会資本や信頼関係など、非金銭的価値が取引の基盤となる
コミュニティ間の相互協力や貢献に基づいて価値が創出され、それが貨幣の代わりに取引やサービスの交換に使用される
かつて貨幣が担っていたような「価値の量を表現するトークン」が容易に発行できるようになった
たとえばOSSへの貢献がそれらのトークンとして定量化され、それらのトークンを使って他人に自分のして欲しい貢献をするようにインセンティブづけできる
これって仕事をして貨幣を稼いで、そのお金で受注生産の物を買うのと同じ構図 Pluralityプロジェクトにおいての僕の活動は、アメリカにいるGlenのやって欲しいことを日本にいる僕がやってトークンを受け取るのだから「グローバル貿易」
いまアメリカにいるのか、台湾にいるのか、物理的な場所を気にすることもなくコラボレーションができる
トークンに価値を見出す人がそれを報酬として働くという点では、ストックオプションとも似てる
ストックオプションは付与時点では「貨幣との交換ができないトークン」、将来株式上場したら価値を持つかもしれないという「期待」が主観的価値を生み出している
株式が会社の区分所有であるのと同じようにPMPトークンはOSSプロジェクトの区分所有とみなせる
プロジェクトの進む方向に関する投票権があるわけだから株主総会のリアルタイム化みたいなもの
nishio.iconこの話、PMP論文を読んで、プロジェクトにも関わってるから説明できるのであって、本読んでもわからないのではみたいな気持ちが...ハイコンテキストですよね
human.icon将来的にPMPトークンに課税される?
nishio.icon課税の権利を持つ主体って何ですかね
国家はある地域を武力的に制圧していて、そこに住んでいる人たちに対して「金を出せ」とこう要求する力を持っているから課税が行われるわけなんですけど、このWeb上の活動に対して課税する権限を持っているのは誰なのか。この話は難しいから一旦置いといて次の質問に行きますね
human.iconストックオプションと同じっていうのは、将来的には実際のお金に換金可能だろうっていう意味を含む?
nishio.iconここが重要なところで、仕組みとして日本円に変換可能にすると課税対象になる
いわゆるNFT(非代替性トークン)やFT(代替性トークン)が、暗号資産などの財産的価値を有する資産と交換できるものである場合、そのNFTやFTを用いた取引については、所得税の課税対象となります。
※ 財産的価値を有する資産と交換できないNFTやFTを用いた取引については、所得税の課税対象となりません。
変換不可能ならゲーム内通貨みたいなもの
課税対象でないままゲーム内で取引を行って増やしたり、自分にとって好ましい変化を起こすために使うことができる、法定通貨と切り離されたまま価値の媒介物として流通できる
これが本文 "お金ではなくソーシャルネットワークに基づくグローバル貿易"という言葉の意味
そういう価値の媒介物が生まれて育って価値を高めていくことができる、ということ。実際のところPluralityBookプロジェクトのPMPトークンがどの程度の価値を持つのかは誰にもわからないんだけど、「オードリータン=グレンワイルゲーム」は面白いゲームに育つ可能性があるからのアーリーアクセスで参加してらという感じですね。
僕は成長する方に賭けて、ストックオプション的にトークンを貰いながら作業の手伝いをしてるわけです。現実のストックオプションももちろん上場しないまま紙切れになることがある。これは究極的には博打です。
human.icon実際のお金に換金できるかどうかはプロジェクトオーナーの意思次第ということでしょうか?
nishio.icon意志次第ではある。PluralityBookのPMPトークンはしないと思う。"お金ではなくソーシャルネットワークに基づくグローバル貿易"という「実現したいもの」を台無しにしてしまう。
換金するかどうかというのは、換金したいかどうかによって決まるんだけど、基本的に換金したくないんですよ。
まあ、お金がどれぐらい欲しいかは人それぞれだと思うので、お金が欲しい人はいるとは思います。
human.iconオーナーが買い取ることにすれば換金可能になるのかな?
nishio.iconあー、たとえば僕が自分のオープンソースプロジェクトで「このバグを直してくれたら1万クレジットあげます、1クレジット1円で買い取ります」ってやれば換金可能なクレジットにはなりますね
ただし税務署は1万クレジット受け取った人に「雑所得として申告して納税しろ」というと思います
human.icon換金できるようにするかどうかはプロジェクトオーナーがどうやりたいかであってPMP自体のレイヤーの話ではない?
nishio.iconそうね、PMPの外の話。PMP論文のOpen QuestionではWhile management credits are not by default monetary, the decision to distribute such rewards based on them must therefore be made in the context of existing organizational cultures.(管理クレジットはデフォルトでは金銭的でないので、それに基づいて報酬を分配する決定は、既存の組織文化の文脈で行われる必要があります。)と書いていた
現状はGithub上の帳票で管理される値だけど、例えばEthereum上にERC-20のフォーマットで出力する実装にすれば、既存の暗号通貨同様に取引所で交換できるようになると思う それをやった場合に何が問題かというと、ええと何が問題なんだろう?
僕個人としては、納税が必要になるから、そうしたくはないな。プロジェクトに参加する一個人としての視点ですね。
システムを管理する側としては、たくさんお金を持った人が乗り込んできてプロジェクトを奪うというリスクを減らそうと思ったら、そもそもお金との交換がさせないっていうのが一番手っ取り早い。
プロジェクトに積極的に貢献した人でなければ、プロジェクトの統治の権利を得ることができない状況が生まれる方が好ましい。
human.iconトークンの発行と分配が力の源泉だからなぁ……逆にいえばそれが見過せないほどの大きさになれば国家(というか既存権力)は統制したくなると思う。逆に、国家により発行・分配が透明かつ公平であることが担保される、という形はあり得るかも。
nishio.icon見過ごせないほどの大きさになっているトークン、例えばBitcoinとかEthereumとかを国家は統制できているのか
統制っていったい何によって行われるかというと、武力なわけですよね
分散的にしているものを武力によってコントロールするっていうのが結構難しくて、例えば、中国がEthereumを統制したいと思ったところで、アメリカにあるサーバーを攻撃したら、アメリカはおこるわけですよね。
国家が統制したくなるという気持ちはわかるが、統制の実行能力がないんでしょう。国家よりもNetwork Stateの方が強いのでは?みたいな感じの状況ですね。 中国は、資産がBitcoinとかに変換されて国外に流出することを資本統制の妨げであって好ましくないと思ってるから制御したいと頑張っているとは思うんですけど、この辺がどうなっていくかというのは今後のチャレンジだと思いますね。 human.iconPMPトークンってOSSプロジェクトに対する貢献という意味で「徳」だよなあ、徳とトークンって似てるなって気付いた。
nishio.icon面白いジョーク、そうですね、僕は今Pluralityプロジェクトに徳を積んでいますw
キリスト教的な表現をするならば、あの天に富を積んでるんですね。なので地上における現金、日本円みたいなくだらない資産にではなく、天上界における富を送るためにこう修行をして貢献をして、神の国の実現のために労力を捧げ、忠誠を使っているという状態なわけです。天の富は日本円に変換できる必要がないし、したいとも思ってない。こういう冗談を言ってるとカルト宗教だと思われてしまうw
human.icon千葉工業大のWeb3概論という授業は、レポートやクエストの達成で換金できないトークンを発行して、トークン数に応じて成績評価したりしてます。
千葉工大で2023 年春学期に開講したweb3 概論が終了し、一定の基準を満たした受講生には学修歴証明となるNFT と VC を発行しました。
授業ではトークンやDework などのweb3 ツールを活用し、ゲーミフィケーションの要素を取り入れたことで受講生同士の学び合いが促進。68%の受講生が「web3 ツールは知識習得を高めた」と回答しています。 nishio.iconここまででようやくカバーに書いた四つの段落を読んだところです。はい、次に進んでいきます。
技術の発展による相互作用の変化が、公共のあり方に影響を与える
なんでテレパシーやグローバル貿易の話になるかというと"技術の発展による相互作用の変化が、公共のあり方に影響を与える"と考えているから
nishio.icon技術の発展によって人々のインタラクションの方法が変われば社会の構造も変わる必要がある、というような話のは誰のどんな発言だっけ?
⿻Plurality Assistant.iconあなたが話しているテーマに関しては、「技術は人々の相互作用の方法を変えるので民主主義もそれに合わせて変わる必要がある」というGlen Weylの考えに触れているようです。この考え方は、ジョン・デューイの思想に基づいており、新しい技術が登場するたびに、人々の相互作用の仕方が変わるため、それに応じて民主主義の形も変化する必要があるとされています nishio.iconQ: 「新しい技術が登場するたびに、人々は新しい方法で相互作用するようになる」に関するところを引用して解説して
この文章の中で、技術の発展が社会の相互作用の仕方を変えるという内容に関連する部分は以下の通りです。
"(英語の一段落)"
つまり、新しい技術が登場すると、それによってもたらされる結果は、直接その技術に関わる人々の範囲を超えて広がっていきます。そのため、その結果に対処し管理するためには、特別な機関や方策が形成されるか、既存のグループが新しい機能を担う必要が出てきます。これが公共(public)や国家の組織化につながり、その明白な外的特徴が公務員の存在だと述べられています。
このように、デューイは技術の発展によって社会の相互作用のあり方が変化し、それに対応して公共や国家のあり方も変わっていくという洞察を示しています。新しい技術は社会に広範な影響をもたらすため、それを管理する新たな仕組みが求められるのです。
nishio.icon前後を含めて箇条書きで要約して
Claude.iconはい、前後のパラグラフを含めて要約すると以下のようになります。
相互に結びついた行動の結果は、時間的・空間的に広がりを持ち、均一で反復的であり、取り返しがつかない場合がある。このような結果の重要性は程度の問題であり、公共(public)が生まれる明確な境界線はない。
公共は、間接的で持続的な結果を認識することで構成され、その利益を体系的に管理するために特別な機関を通じて国家として組織される。
インタラクションの結果は、インタラクションの行われた場所・時間に限定されない広い範囲の影響を引き起こすことがある。変化の中には、変化前に戻すことが困難なものもある。ある特定の行動パターンが繰り返されると、変化は積み重なっていって大きな影響を持つことがある。インタラクションそれ自体ではなく、それがもたらした"間接的で持続的な結果"によって「公共」が形成されるnishio.icon
技術の発展により、結合された行動がもたらす結果は、直接関与する人々の範囲を超えて拡大する。そのため、それらの結果に対処し管理するには、特別な機関や方策の形成、または既存のグループの新機能の担当が必要になる。
公共や国家の組織化の明白な外的特徴は、公務員の存在である。政府は国家ではなく、公共と特別な義務と権限を持つ支配者の両方を含む。公共は公務員を通じて組織化される。
公共の主要な問題は、公的利益の重みを持つような自己認識を達成し、公務員の選出とその責任・権利の定義に影響力を持つことである。
技術の発展によりインタラクションの形が変わる。インタラクションの形が変わると「公共」の形も変わる。それを組織化する「公務員」も変わる。「公務員」の定義が公共の主要な問題だ。nishio.icon
「公務員」という言葉を聞いて、多くの人は「政府によって給与が支払われている人」を連想すると思うnishio.icon
しかしここでは少し違う意味
たとえばテレビという技術が生まれて普及したことによって「何をテレビで放送するか」を決定する権限を持った「特別な権限を持った支配者」が生まれた。これが「公務員」で、当時の公共はこの公務員を通じて組織化された。
その後ソーシャルメディアが普及したことで、誰でも投稿ができ、どの投稿を広く拡散するかは人々の判断に委ねられた。多くの人から参照される「インフルエンサー」が生まれて、それらの人を通じて新しい公共が形成された。
アメリカの視点は、この結果として極端な分断が発生していて問題だな、となってる。今後十年間で内戦が起こると思ってる人の方が起こらないと思ってる人より多いんですよね、アメリカでは(アメリカで内戦が起こると考える人が多数派)。これが何とかいい方向に持っていくことはできないだろうか?みたいなことを思っているわけです。 human.icon公務員の定義が公共を説明するっていう考え方は私には新鮮!
nishio.icon今日の朝、僕もこの説明がないよなと思って、Claudeさんに、原文から引っ張ってもらって解説を作った。あんまりこなれてないのはできたばかりだから。30分くらい前に書いたので僕にとっても新鮮です。
human.iconつまりこの話は書籍に載ってないのか
nishio.icon載っているか載ってないか、断片的にはあると思いますけれども、この意味での「公務員」は使ってなさそう
技術の発展によってインタラクションの形が変わって、その結果この社会の形が変わるんだっていうのは語られています
道を見つける
どこから読んでいくといいかを解説した文章
nishio.icon"Finding your dao" タオってなんやねんってなると思いますが、これは道教、タオイズムのタオであって、タオとはこの"道の"ことを指していて、みたいなことが特に注釈なくいきなり出てきます。この本の翻訳すごい心配になってくる。訳注をいっぱいつけないと、読んで一発で分かるような文章にならないのでは??
本書で述べているように、直線的な物語構成の本には、すべての読者を単一の学習経路に強制してしまうという大きな欠点があります。オンライン版ではハイパーリンクを多用することでこの問題を回避していますが、紙の本を手にした人にとっては、読み進めるのがより難しいかもしれません。この問題を少しでも軽減するために、私たちは「循環的」な方法でテキストを構成しました。読者はさまざまな箇所から読み始めることができ、そこから読み進めて、最後に「前の」部分に戻ってくることができます。
特に、以下のことをおすすめします:
主に時事問題、政治、または現在の出来事に関心のある人は、本の冒頭から、つまり序文から始めて、順番に読み進めてください。
より概念的、理論的、または広く知的な関心のある人は、パート1と2をスキップして、パート3から読み始めることをお勧めします。
human.icon二重の□みたいな記号(Plurarity)は、文字化けなのか意図的なのか。意図的だとすると、何故その形がPlurarityを表すのか。
nishio.icon⿻は意図的にPluralityを表現するために使われているUnicode文字です。これはもともとCJK合成漢字規則の一つで。複数の文字がオーバーラップして新しい文字が作られることを表現する意味のユニコード文字です。本書ではPluralityをこれで表現します。意見が違う人も重なっていこうぜという気持ちを表すんですね。で、この異なるものが組み合わさることによって、新しい良いものが生まれるんだっての表現するのに、このユニコード文字うってつけだよねみたいな感じになって、本文中のPluralityおよびpluralという単語を全部この絵文字に置き換えていくという作業が3月ぐらいに行われていた。 より技術的、テクノロジー的、またはエンジニアリングに重点を置いている人は、パート4から始めるのがよいでしょう。
具体的な技術とその応用に関心のある人は、パート5から読み始めることを検討してください。
特定の社会分野での現実世界への影響に関心のある人は、パート6から始めるのがよいかもしれません。
公共政策、政府、社会運動に焦点を当てている人は、パート7から読み始めることをおすすめします。
どこから始めても、価値を見出した読者のほとんどは、読み続けることで、本の「後半」部分の理論的枠組みを、「前半」の内容で補完することが有益だと感じるでしょう。
human.icon本物の最新版は頭の中にしかないとも思いました。Webの記事もあるいみ古い。
nishio.iconそうですね、集合知的にコミュニティのそれぞれの人の中に分散して記録されているものが、本当のPluralityですね。で、それを持ち寄って一つの書籍の形に書き出されたファーストバージョンが、現状のバージョンで、紙の本はそれを印刷したスナップショット。
human.icon印刷版はPluralityの入口的な位置付けなのかな
nishio.iconたくさんある入り口の一つですね、入口はたくさんあった方がいい。
Audreyのドキュメンタリー映画も作られつつあるらしい
DiscordのServerに参加してGitHubにPull Request送ってよねという活動に関して、印刷版からどの程度人が入ってくるんだろうか?セグメントとしてだいぶ差があるのではないか?という気持ちはあります
human.iconオープンソース的だー!
私たちが間違いを犯したら、それをチャンスと捉えてください。私たちが間違っていると感じたら、正してください。私たちがあなたのコミュニティの言葉で語っていないなら、あなたの言葉で伝えるバージョンを作ってください。コミュニティとやり取りしたくない場合は、この資料には著作権がないので、必要な部分だけを使って、残りは気にしないでください。「なぜ誰もこれをやっていないのか」と問うのではなく、あなた自身がその誰かになるのです。
「不要問為何沒有人做這個,先承認你就是『沒有人』」。因為,「沒有人」是萬能的。
沒有人=nobody
どこから読んでいこうか?
この一時間の勉強会では当然全部を読むことはできない。
ラボ的にはまずは4~6章かな?
より技術的、テクノロジー的、またはエンジニアリングに重点を置いている人は、パート4から始めるのがよいでしょう。
具体的な技術とその応用に関心のある人は、パート5から読み始めることを検討してください。
特定の社会分野での現実世界への影響に関心のある人は、パート6から始めるのがよいかもしれません。
まず目次を見る
4章
4-0-権利、オペレーティングシステム、⿻の自由
4-1-アイデンティティと人格
4-2-協会と⿻ 公衆
この"協会"はassociationで、訳語をどうするか悩みの種
4-3-商業と信頼
4-4-財産権と契約
4-5-アクセス
5章
5-0-協力技術と民主主義
5-1-ポストシンボリックコミュニケーション
5-2-没入型共有現実
5-3-創造的なコラボレーション
5-4-拡張された熟議
5-5-適応型管理
5-6-⿻ 投票
5-7 社会的市場
6章
6-0-⿻から現実へ
6-1-職場
6-2-健康
6-3-メディア
6-4-環境
6-5 学び
nishio.iconグループウェアの企業の研究者が興味を持ちそうなのはどの章か?理由付きで解説して(FractalReader.iconによる要約を渡した)
claude.iconグループウェアの企業の研究者が最も興味を持ちそうなのは、以下の章だと考えられます。
1. 6-1-職場
この章では、リモートチームの強化や効果的な企業キャンパスの設計、コミュニケーションの改善、より包括的な人材アクセス、共通企業インフラのより効果的な提供など、職場環境の改善について述べられています。グループウェアは、これらの課題に直接関連するツールや技術を提供しているため、研究者にとって非常に興味深い内容だと思われます。
2. 5-1-ポストシンボリックコミュニケーション
将来的に、テレパシーのような直接的な感覚共有により、人間関係や社会構造が根本から変わる可能性があると述べられています。グループウェアの研究者は、コミュニケーション技術の進歩に強い関心を持っているため、この章の内容は彼らの興味を引くでしょう。
3. 5-3-創造的なコラボレーション
この章では、人間と非人間、過去と未来の知性を統合し、地球規模の課題に対する集合的創造力を活用する、創造的コラボレーションの未来像が描かれています。グループウェアは、コラボレーションを促進するツールであるため、研究者はこの章の内容に興味を持つと考えられます。
4. 5-4-拡張された熟議
最新の技術を活用してリモート対話の質と深さを向上させる実験的な試みについて述べられています。グループウェアの研究者は、リモートでのコミュニケーションや議論の質を向上させることに関心があるため、この章の内容は彼らにとって魅力的だと思われます。
6-1-職場
職場は世界のGDPの約70%を生産し、効率性の向上が必要であり、この章では職場の再構築に焦点を当てています。
COVID-19パンデミックにより、リモートワークが普及し、デジタルノマドの増加やハイブリッドワークスタイルの定着が進んでいます。
ここまではサイボウズ的には「そうだよねー」という感じだ
ここで問題になるのは、新しくチームに入った人や、新しく社会人になった人をどう「組織の一員」にしていくか、チームビルディングをどうやるのか
リモートイマーシブ共有リアリティ(ISR)は、仮想環境での協力的かつ創造的なチームワークを促進し、地理的障壁を克服することでチームビルディングとトレーニングを大幅に強化します。
デジタルツールの活用により、物理的な距離の障壁を超えて、より深いつながりを築くことが可能になります。
そもそもオフィスはなんなのか
包括的なキャンパスの設計
企業キャンパスは、都市の経済的利益の重要な源泉である「集積」効果を企業内で実現することが主な役割です。
多くの職場、特にホワイトカラーの仕事は、大規模な「企業キャンパス」に物理的に集中しています。これらのキャンパスで集約されている機能の多くは組織的にかなり独立しているかもしれませんが、異なる部門間の偶発的な交流の機会を提供することができるため、広範な共同置場が目指されています。このような「集積」効果は、都市の経済利益の重要な源泉であると、広範な経済学の文献によって示されています。企業キャンパスの主要な役割は、これらの利益を企業内で実現することです。
つまり、業務的に関連している人たちはリモートワークでも交流する
関連してない人の交流機会を作ることが「都市に人口が集積したことによって起きた経済効果」と同様の利益をもたらすはずだ、ということ
スティーブ・ジョブズが再設計したピクサーの本社は、偶発的な出会いを促進し、クロスポリネーションを促す共有スペースを含んでいます。
ISRキャンパスを使用することで、従業員が潜在的な配置を探索し、仮想会議に参加することが可能になり、物理的なキャンパスの設計がより柔軟になります。
物理的なキャンパスの建設よりも迅速かつ柔軟にプロトタイプを作成できます。
2021年に僕は会社内Minecraftサーバを立ててバーチャルオフィスのプラットフォームとして利用しようとした
この時点では近接する人との音声での会話とか、高解像度のビデオ会議へのシームレスな接続などが足りなくてバーチャルオフィスとしての利用は微妙だった
その辺が改善されたら、ある程度以下の年齢層の大部分が操作方法を習熟してるバーチャル3次元空間作成ツールとしてデファクトになりうる
会議
⿻の実践とツールは、組織の最大の課題についてよりオープンで包括的な会話を可能にし、トップダウンの儀式をエキサイティングな参加型の探求に変えることができます。
これはサイボウズ的には社長が話してようが実況スレッドでバンバン発言するという「運用」と「文化」が成立してるよね
非同期的にも広くボトムアップの助言を求める仕組みも作られてきている
⿻ hiring
多くのビジネスや役割が「標準的なキャリアパス」を持っており、特定の学位プログラムや専門的背景から主に採用していますが、これにより多くの才能ある多様な候補者を排除していることを後悔しています。
社会的アイデンティティシステム、現代の大規模言語モデル(LLM)、リモート共有現実技術は、これらの課題に対処するのに役立つかもしれません。
これらのツールは、会社の顧客基盤によってカバーされる多様性の範囲を理解するのに役立ち、人事部がより洗練された交差的な方法で多様性を最適化するのを助けることができます。
Aligning wisdom and influence
組織内の権力は位置に基づいているが、社会的ウェブでは権力が下から上に出現することがあり、伝統的な階層制度の限界を示しています。
新しい技術は、自然言語処理や生成基盤モデルを使用して、貢献に基づいて権力が流動的に移動し、個々の「自然なリーダーシップ」を評価することで、形式的な階層構造に依存しない職場環境を創出することができます。
こういう脱階層化もサイボウズがやってきたこと
ティール組織では意思決定の手段に承認プロセスやコンセンサス(会議による意思決定)を使うよりも「アドバイスプロセス」を使うことが多いです。
ここの「アドバイスプロセス」がkintoneを使ってソフトウェア的に実現されたのがサイボウズの「助言アプリ」
Microsoftの事例
ナデラは、組織の「連帯感とダイナミズム」を実現するために、横断的な投資を調整するOCTOでの役割を通じて、企業内起業を刺激している。
OCTOでは、Web3戦略に関連する企業間技術プロジェクトを含む多くの成果を上げたが、大規模な投資や孵化を決定する際には、現場のビジネスニーズに精通していない小規模スタッフの活用が課題であった。
OCTOは、組織間の関心のクラスターを特定し、楽しいイベントを開催して組織間のつながりを築き、多様な組織が投資を支援する場合にマッチングファンドを提供することで、従来の「20%の時間モデル」よりも、真に組織横断的なサポートを提供する。 サイボウズはラボを作るときにこれを真似して拡大した
サイボウズ・ラボが設定する研究開発領域の範囲内において、自分で設定した研究開発テーマに業務時間の最低50%を割くことができるということが保証されている。「一応、『半分は好きなことをやっていいよ』というふうにしているんですが、よく見ると100%好きなことをやっているかもしれない(笑)」(青野氏)src 一方でラボだけでなく本社にも自発的なプロジェクトをできる裁量があるべきではという話があったり
2013年にサイボウズラボユースで始められた「ハッカソン」が本社でも行われるようになった流れにはそういう問題意識があった
多様な組織が投資を支援する場合にマッチングファンドを提供するという発想は面白いね
裁量で行われる行為が会社全体として見て有益かどうかの評価は難しいのでファンドを作る
ただし、これは「事前にわかってるニーズ」にしか対応できない
3年くらい経ってから「やっておいてよかった」となるものを評価できない
リモートチームと対面チームが同じように強い絆を形成し、多様性を活用してより生産的で包括的な未来を実現することが想像できる未来の職場を描いています。
これはサイボウズにとっても自分ごととして考えていきたいテーマだね
残り
多分時間があまりないと思うので残りをまずざっくり紹介
時間が余ってたらフラクタル要約で読む
5-1-ポストシンボリックコミュニケーション
科学未来館の「老いパーク」で体験できる加齢体験の話から
「言語」でのコミュニケーションではない「体験の共有」がもたらす効果
5-3-創造的なコラボレーション
claude.iconこの章では、人間と非人間、過去と未来の知性を統合し...
人間の知性と「人間ではない知性としてのAI」が創造的なコラボレーションをできる
過去に書かれた古典の名著を今の状況に合わせてテキスト生成ができる生成AIに渡すことで「過去の思考」との現在における協働が可能になる
創造性の均質化が問題になる、文化的多様性を再生することが大事
5-4-拡張された熟議
claude.icon最新の技術を活用してリモート対話の質と深さを向上させる実験的な試み
FractalReader.iconPolisやCommunity Notesのようなシステムをグラフ理論やGFMを用いて拡張することが積極的に開発されており、これにより参加者は限定された短い声明や単純な投票を超えて、会話に対する完全な表現が可能になり、モデルが会話を要約して他の参加者が参加しやすくする。