自作スピーカー
書きかけ
しばらく自分用のメモとして使います。整理されていないので、読んでも欲しい情報得られないと思います。
動機
ユニットから良い音が出るかどうかはエンクロージャ次第。びっくりするほど、エンクロージャの違いが音に反映され、すぐに自分の耳で確かめる、ついでに音楽を楽しめるところが良いところ。
遠い目標
私のスピーカー自作の目標は、アタックの効いた音が聴ける程度に、フォーカスされた中音を再現すること。低音はユニットの性質を損なわない程度に持ち上げられれば良く、必要であれば、サブウーファーを加えるで良し、ツィーターも同様。
アタックの効いた音を実現するには、板の共振や定在波対策などのために、板の材質や厚さ、そして、補強や定在波の打ち消しのための吸音材や内部表面の凹凸などの工夫が必要と思われるが、そこは、先達に教えてもらいながら、試行錯誤しながら、改善していきたい。
合格基準は、私の手持ちの実売価格15万円の2-wayスピーカーのParadigm Premier 200Bを超えること。このスピーカーは、フォーカスの少し甘いタイプのスピーカーでありながら、それなりにアタックの効いた音を拾ってくれるので、これをフルレンジ一発で超えたい。 高い目標ながらも、匠の技をもってすれば、安価なユニットであっても、この基準を軽々とクリアしてしまうことをわが家のオーディオ環境で200Bとの聴き比べの際に身をもって実感しているので、その高みを目指したいところ。
直近のすぐできる細かな作業に関する目標:
ビルド・フローの確立
圧着前に釘打ちするかどうか(後述のピンネイラ導入検討):効果絶大
箱をある程度仕上げてからユニットを載せる。(鬼目ナットを打ち込めない箱や、吸音材の調整が後からだと難しい箱)
ユニット載せずに塗装までいけそう。ユニットを先に載せることも想定して、開口部の養生方法も検討
5L以上の箱をビルドする(これまでは1〜3L程度のものしか作ってないので)
圧着時に使う台を入手する(十字にくみあわせた脚)
塗装する(オイルの塗布を含む)
スキルを高める
バッフル板(表、裏)の加工ができるようになる
裏側のエアフロー対策の切削にて、ナットを打つ位置を避けて削る: 忘れるか、ミスるかして、ボルト穴を削ることが多いのをなんとかしたい
表面のサイドの斜めカット: MDF板をはがさないようにする(少しずつ削るか、あて板するのを試す)
材質による?同じMDFでも、切削量少なくしても、はがれたりはがれなかったり。
落とし込み加工を試みる(他のユニットに使い回さない箱を作る
完成箱のバッフル裏を切削する: OK
MDF以外の板をトリマーで削ってみる
アカシア集成材を削ってみた。開口穴はきれいに削れた。
吸音材以外の定在波対策
共鳴管とかは、石田さんのブログのまんまに、桟と穴ぽこ(ボアビットで開けてみる)を試みる。
板厚の薄い桟を作るのが意外と難しい
ナタで割った木切れを接着剤たっぷりつけるのがいい気がしてきた
板厚の薄い箱だと穴ポコは使えない。重ねればよいけど。
バスレフは吸音材なしでいけるんだろうか?試す他ない
お試し中
ミニ・カンナ
これ、最高!もっと早く買っておけばよかった。
私は、1L程度のスピーカーを作るときは、バッフル板を最後に接着することが多く、うまう組み立てても、A4用紙が入らないくらいの薄い隙間ができてしまい、やすり掛けではうまく削れなくて困っていたのだけど、このカンナはバッチリあわせることができます。
紙やすりを巻き付ける台座もこのカンナくらい安定感あって握りやすいものにすれば良さそうですが、削り始めの位置をしっかり制御するにはカンナの方が優ります。
ピンネイラ
藤原産業のSK11 SA-P35-Z1というエアピン釘打機と、4Lの小型の静音コンプレッサーと10mホースを購入。
10mなのは、コンプレッサーのポンプ稼働時に電力を食うので、作業部屋兼リビングのブレーカーが落ちないように他のブレーカーにつながっている洗面室にポンプを設置することにしたから。ちょうど良い長さだった。
ピン: MAX製のピンネイル P15F3とP19F3(それぞれ15mmと19mm)の茶色着色のピンを購入。9mm MDFであれば、15mmのもので十分。
効果
タイトボンドでMDF9mm板を接着後10分ほどでピンを打ったところ、板がズレることなくピンを打てた。
32本ほどピンを打ったが失敗2例: いずれもサンダー(#240)で、あっという間に削れた。接着時にずれた板の研磨の方が時間かかるくらい(ニッパーで切り落とせる長さのものは、あらかじめ削っておく)
失敗1: 頭が出た。釘内気の先端部をしっかり板に当てなかったため。軽ーく、押し付ける程度でOK。
失敗2: 表の板に突き出た。角度を間違えた。ペンチで掴めない程度しか突き抜けなかったので、やすりで削り落としてリカバリーできる模様。トリマーで切削する場所じゃないのでOK。
ハタガネによる圧着時にも、板はズレることはなかった。
結論: 打込み操作簡単で、効果絶大!!
未検証(重要)
気になっているのは、面取り部分に釘が刺さっていないようにすることと、もし刺さっていた場合の対処法
トリマーで釘を切削すると、ビットの刃こぼれ以外に、トリマー本体が反発して、思わぬ方向にトリマーが暴れる可能性。
対策として、釘などの異物がないことを確認。
バッフルは圧着時にズレても端を大きく削って整えることが可能なので、ピンを打つ必要はなさそう。
その上で少なくともトリマーが暴れる可能性のある動線上に胴体その他が位置しないように、スピーカーとトリマーを配置する。
保護メガネをする。
トリガー部分からエア漏れしていたので藤原産業に問い合わせたら、無償で調整・修理してもらえた(まだ確認してないけど)。送料も往復とも無料。本来は購入後1ヶ月以内でないと送料無料とならないところを5週間後だったからかサービスしてもらえた。ただし、保証期間内であることが前提。
導入経緯
圧着時に、板がズレまくり、接着剤の量を多少減らしたり、圧着前の時間を多少伸ばしたりしたところで、ズレることには変わりないので、釘で固定することにした。
仮釘は抜くことを前提としているが、金槌で打つ間にずれるかもしれず、また、小さなエンクロージャだと釘の頭が圧着時に邪魔になりそうだったので、ピンネイラで表に頭が出ないようにピンを打込むことにした。
ペケ台 便利
なんだかモノづくりのテーマとして楽しそうなので、自作の練習として、キットの組立や、WinISDを使っていろんなユニットのバスレフ箱の低音シミュレーションをしながら、スピーカー工作を始めました。
練習で作ったもの・作成中のもの(キット製品の組立や、ビルド済のものを少しだけアレンジ)
未完成(研磨・塗装を残す)だが、まずはユニットのエージング中。
後ろ姿。後述のネジ留め用アダプタに背板をネジ留めしたところ。
https://gyazo.com/a6927c7fa6de859e7104e69fd9a54c24
10cmユニット用14.5L箱。ヤフオクで入手。鬼目ナットを打ち込み、別途購入したターミナルを取り付け、手持ちのスピーカーケーブルとファストン端子で内部配線し、Pluvia 7HD やMAOP7を取り付けた。いまだにバスレフポートの調整を終えてないけど、MAOP7がすごい良い音で満足。最近はWInISDで低音シミュレーションしながら複数のスピーカーの音を聴いたので、WinISDを参考にポート長を決めて良いと思っているが、未実施。
オントモムック OM-MF519 ダンプドバスレフ: 親子で作った。エンクロージャの役割と、音波の回折について、子供にちらりと実演しながら説明した。(大学で物理学を専攻した私だが、ただの知ったかぶり親父だ。)
接着面が、端がねで圧着した際にズレまくりだった。端がねより、ベルト・クランプが良かったかも。鬼目ナットも、あらかじめネジ穴が開けてあるにも関わらず、何故か位置がズレてしまった。しかし、原因が分からず、次に活かせず。(他のキットではズレてないので、なにかずれるポイントがあるのは確かなのだけど、分からず。)
コイズミ無線 SPK Audio FR02C + FR02シリーズ用バスレフ
追加工でバッフル裏の開口穴の角を面取した(ネジ穴部を避けたが、ビットのコロを使わずに削ったこともあり、左右で切削容積が多少異なったのが気になった。箱の容積というよりは、ユニット裏の開き具合が違うのは影響あるように思えた。)
L字型のクランプ・アングルを導入し、アングルの位置だしをして固定してから板を接着しようとしたが、クランプ不足もありうまくアングルを活用できず、接着時に直角が出せなかった。また、端がねで圧着した際に生じたズレを修正しないまま固着させていた。この辺は改善可能のハズ。
共立電子 FR085CU02用バスレフ
追加工でバッフル裏の開口穴の角を面取した。FR02箱の反省を活かして、ネジ穴部も含めて、ビットのコロを使って一様に面取した。ただし、ボーズ面のビットを使ったので、エアフローの向上が少なかったか。)
直角を出すための工夫
接着剤を少なめにする。接着時に手でぎゅっと圧着して接着剤を十分にふき取る。すべてのクランプを緩くつけてから、徐々に圧力をかける。(MDFの場合には、接着剤をたっぷりつけたほうが良い、と説明書に書いてあったりするキットもあるので、今後どうするか迷っている。ある程度乾かしても、塗布量が多いとずれも多くなるので悩みどころ。MDFの吸収対策としては、両面付けて乾かすのがいいだろう。)
L字型クランプ用アングルと板とを2面ともC型クランプで固定しながら、端がねで接着面に圧力をかけつつ、位置を微調整した。
しかし、アングルやクランプを設置するスペースが必要で、そのために複数工程を同時に進められず、効率が悪い。まあ、でも、慣れるまでこのままでいこうか。
ターミナルや塩ビ管ダクトの穴開け
12mm穴x2個
50mm丸形ターミナル: よく使いそうなので、50mmのホールソーを買った。48mmのホールソーも塩ビ管用に持っている。
バッフル裏のエアフロー対策の切削: ネジ穴位置を超えて削る場合に、ネジ穴付近を避けて削る必要があるのだが、ネジ穴まで削るミス続発中。もっと使い方に習熟したい。
薄い合板と9mmMDFでテンプレート加工してみた。NFJの1Lエンクロージャの背面の板をボルトで開閉できるようにするためのアダプタ用の板を切削するためのテンプレート。(ネジ穴を開けられる程度の太さの角材をエンクロージャの四隅に接着するか、細い板を長辺2辺に接着したら良かったが、トリマーを使ったならい加工の練習をしたかったので、ネジ留め用のアダプタ板を作ることにした。) 9mm MDFのテンプレート: 下の写真は、差し替え予定の初めての試作品。トリマーの使い方が下手で、4mm合板の初段のテンプレートを削ってしまったりして、直線が出せずこぼこになっているが、このテンプレートでも、割と綺麗にならい加工が可能(コロつきビットのコロの当たる面は、見た目ほどデコボコではなかったため)。 セリアで300mm四方(t=8mm)のMDFを1枚100円で売っているので、テンプレートの材料にちょうど良い。ついでに小さな箱の試作に使えそう。
テンプレート(9mm厚のMDF): 使用後なので、はがせるタイプの両面テープが貼り付いている。
https://gyazo.com/350783e7dd0f69acc6df33d59b9f27dd
テンプレートを使って作ったアダプタ板(テンプレートと同じく9mm厚MDF)
https://gyazo.com/05fccf5dfe92f9cca8802bac988084d4
私のように誤ってテンプレートをトリマーで削ってしまったりすると、最終の板も波打つ。ただし、テンプレートが多少ガタガタに波打っていても、トリマービットのコロの当たる面で均されて、最終品のガタガタはもう少し緩和される。
テンプレート作成用のテンプレート(4mmシナ合板): ホームセンターにおいてあるのは、スカスカなので、カッターで簡単に切ることができる。が、私は下手なので、鉛直に切れないし、そもそも、罫書きの時点で斜めになっていた箇所もあり、ある程度はやすり掛けで修正。でも、まあ、外から見える部分じゃないので、あまり時間かけずに進める。
https://gyazo.com/c6b5cc0ab766a0b9d06565a66405fc90
4mmはちょっと薄いかも知れないが、カッターで切るならこのくらいが良い。密度の高いMDF板をカッターナイフで切り取るのは大変なので、柔らかい合板を初段のテンプレートにして、最終のテンプレートを8〜9mm厚のMDFにしたら良いと思う。
もっと厚みがあるほうが、ビットのコロを正確に当てやすいかも(トリマーの使い方が下手なだけな気もする)
エンクロージャのバッフルのサイドを斜めにカットしてみた。
MDFだと表面が割れたり、ビットのコロを当てる場所を間違えて、スリットダクトの穴にコロを当てて、切削面をへこませたり、と失敗が続いている。削らないより削ったほうが見た目もいいし、音も良くなりそうな気がして安心感あり、と、へこたれずに削っている。
https://gyazo.com/52e8bea0e57255ac80ca7eeba33eba31
上側をカットした際に、側板が剥がれてしまった。(もう一方のスピーカーはもう少し大きく剥がれてしまった) 仕方ないので、サンダーで丸めてしまう予定。
再現性高く剥がれる。
一度の切削で予定サイズを削ったのが問題だったのか(一度の切削量を減らせば良いのか?)、それとも、不要な板を当てがえば一度でいけたのか、あるいは、回転数が速過ぎたのか?その辺り素人なので、次に同対処すべきなのか方針を決められないが、、、いずれにしても、
複数回に分けて少しずつ削ったら、あて板が必要かどうかを、最初の切削で剥がれが起きるかどうかで見当がつけられると思われるし、小さく削ったならば、剥がれてもリカバリー可能なサイズに納められると予想。回転速度については、不要な板で実験してもいいし。
板の入手
ネット通販
これからリストする
作りたいもの
自分のオーディオ
持ち運び用スピーカー
共同作業(ハッカソン)
導入理由
試作中にうまくいかず、苛々して、何かをつぶやいたりすることがあるが、他人からすると、気が滅入るのでBGMを流したい
少人数であれば、各自イヤホンで音楽を聴くよりも、各自の好きな曲を共有したほうが楽しい(気がする)
自作するメリット(着想段階)
メインのオーディオ環境とは異なる環境で、異なるデザインで、ちょっと違う音を、聴いてみたくなる時がある。
最近、私は小口径ユニット用のチャンバー型トランスミッションラインの中高音がとても好き!だということに気付いてしまったが、ヤフオクでも、たまにしか出てこないので、自分で設計できるようになりたい。 部屋にあわせて、音響・デザインをコーディネートできる(はず。今は、そのための装備を持ってないので、分からないが。)
工作を楽しむ
音響評価系を構築し、音響をその場で自在に変更できたら、より自作を楽しめて、音響をより深く理解できる
絶対性能、よりも、Configurableなオーディオを構築できる点で、自作スピーカーに期待
デメリット
作るのに時間がかかる。接着と塗装が。。。
場所をとる。複数エンクロージャを比較試聴したいので。
板材を切削すると騒音がひどい。
お金が、かなり、かかる。
(何台も作るし、失敗作は売れないし)
安価に済ませたいなら、ヤフオクで完成済のものを1ペアだけポチッとして済ませるに限る。
比較評価は難しい
人間(私)の脳は客観評価に向かない。
直前に聴いたスピーカーの音の残像が、次のスピーカーの音の印象に影響する。
しかし、時間をおいて聴くと、どちらがどうだったか分からなくなる。
時間をおいて、同じ曲を聴いたときの「最初の印象」は、かなり正しい。
少し時間がたつと、脳内補正されて、どんなスピーカーもそこそこ良い音に聴こえるようになるが、最初の印象も感じなくなる。
もし、時間がたって、嫌な音に感じたら、、、そのスピーカーはダメ。
自作の基本コンセプト(着想段階)
フルレンジ+ツィーターの2wayのスピーカーが良さそう
あ、いや、2-wayではあるんだけど、エンクロージャも2個ずつに分けたマルチスピーカーで構成。
最初の疑問として、複数の特性の異なるユニットを、1枚のバッフル板にとりつけて、良い音が鳴るよう設計をまとめるのは素人には難し過ぎるのでは?
音響について勉強したわけじゃないから、直感レベルの話だけど、ひとつの楽器をワイドレンジ化するのに近い荒唐無稽な話だと思う。
バッフルステップ
フルレンジ一発でもバッフルステップなどへの対策必要説
なので、1ユニット1エンクロージャを外部に設置したネットワーク回路か、あるいは、チャンネルデバイダ+マルチアンプ(DSPを使って分けるなら、+マルチDAC)で出力レンジを調整してつなぎ合わせる、ってのが素人に無理の無い自作スピーカーシステムだと思う。
で、もっとも安上がりで簡単なのは、完成品のツィーターをフルレンジ・スピーカーの上に置くだけ。(ここから始める)
チャンネルデバイダやDSPを作るところに力を入れてみたい(スピーカー作りはおまけ?)
DSPで分ける場合、DACの前段でデジタルのまま分ける?とすると、マルチDAC。これは手軽じゃない、やり過ぎか。
ネットワーク
基礎知識
コイルの選定
コンデンサの選定
エンクロージャの素材、材質
ユニットと相性の良い構造を持ったエンクロージャを極めてしまったら、最後に音質を分けるのは、箱の素材だ。
フィディリティムサウンドのMarkaudio 10cm用のバスレフ型エンクロージャであるNC7 v2 を試聴する機会があった。このエンクロージャには、メープルとウォールナットの2種類のフロントバッフルが用意されていて、それぞれ音色や音の響きが異なる。
個人的には、メープルの方が反応が速く、タッチの違いとかが聞き分けられて良かったが、楽器の音色が多少おかしく感じるときもあり、ウォールナットのやんわりとした響きとどちらがよいか微妙だった。どちらが良いというものではなく、最後の味付け、というか個性の違いのようなものなのだ。
材質選びで迷ったら、個人的にはMDFを選ぶと良いと思う、安くて、反らないから。バッフルの素材を変えるのは有効。
異なる材質を組み合わせた場合に、共振を抑えやすくなるという考え方は分かりやすい。精度や剛性が必要なところは合板やMDF、そうでないところは好みで無垢板を使ってみるとか。
素材は、ユニットや箱の構造との相性があるので、常にどの素材が良い、というものでもなく、極めるには、高度な設計技術が求められると考えます。10cmクラスのユニットとバスレフ箱のように低音を響かせる箱に、低音で共振しないバーチ合板を組み合わせるのは、相性が良い組み合わせだと思うのだけど、低音の出ない小さなユニットとの組み合わせでは、違う素材の方が適しているはず。
特性など
MDF
オントモムックのOM-MF519用の2.6Lバスレフ箱は、安っぽい響きがした。9mm厚と薄いからかも。
PARC or Fostex用10cm用15mm厚の6Lバスレフ箱
悪くはなかったのだけど、下記のバーチ合板製より容積が大きいのに負けている感じ。サイズやバスレフポートの違いが影響した可能性も否定しないが、低音の響きの差じゃなく、素材違いによる中高音の響きの違いが大きいと予想。
今度シナ合板やアカシア集成材のエンクロージャーも試したい
バーチ合板
PARC Audio DCU-F101W2に最適化された15mm厚2.4Lバスレフ箱: 良い音する。が、今は、比較対象がない。
PARC Audio DCU-F121Wに最適化された15mm厚 4Lバスレフ箱: 上記のMDF 6L箱よりも良い音になったが、容積が異なるのでちゃんとした比較ではないが、容積が小さくてもバーチ合板のほうが良かった。
NFJの訳あり特価の4インチユニットを載せ換えて比較した。
最初二ブイ独特の響きを感じたが、すぐに慣れて、良い音すると感じるようになった。
アカシア集成材
以前に入手したアカシア集成材のエンクロージャは、パイン集成材同様に軽いが、その割に響かない印象で、アカシア集成材が人気なのはうなずける。
パイン集成材
18mm厚のものをもっている。よく響いて音楽に影響するのは確か。
なのだが、個人的には良い音に思える。人に安価にお譲りして喜んでもらえると思う、オーディオにうるさい人でなければ。
低音にパワーのあるPARC DCU-F131Wを載せると、変な響きが強調される感じする、そういう時は、もっと薄い板にして補強する方向で攻めたほうが良いと感じる。
15mm厚の14.5L箱は良かった。隅の接合部に補強が入れてあるのが効いているかも。
タモ集成材:
15mm厚のエンクロージャを持っている(背板は12mm厚のMDF)。良かった。
ラワン合板、シナ合板
安く入手しやすい、とされる。
シナ合板は、きれい。塗装や加工も楽そう?
あまり推奨されていない?
スピーカー設計のためにいろいろ実験箱を作る必要がある方には、価格や入手性、加工のしやすさからして無視できない素材と思う。
MDF箱よりラワン合板の方が良いと言っている人もいるし、MDF箱の方が良いと言っている人もいる。設計次第なのかも知れないし、MDFと合板の品質の違いなのかも知れず、何が違うのか分からず。
バスレフポート
設定方法
周波数設定
F0の0.8〜1.0倍程度
ダクト断面積
ユニットの実効振動板面積に対するダクト断面積が10〜40%程度で、推奨は15〜20%程度。大きいと中高音がもれやすく、小さいと大音量時の風切り音がでやすく低音も出にくい。また、大きいとダクト長が伸びる。
ダブルバスレフの場合
なんかいろいろ式があるが、基本的には同じ等価回路から導出可能と思われ、近似の前提条件で分類できるはず。なのだが、そもそも等価回路が妥当なのかよく分かってない。実験結果をまとめたサイトがあると信じられるので、探している。
周波数特性シミュレーション
バスレフ、密閉
sped:
部品
ネジ、ネジ止め
鬼目ナット
自作する場合、ユニットをバッフルに何度も装着するので、ネジ止めにしていると、バッフル側のネジ穴がダメになってしまうことがあるので、板に埋込可能なナットを入れて、着脱しやすくした方が良い。「鬼目ナット」はムラコシ精工社の登録商標だが、名称として普及しており、かつ、ホームセンター等で「鬼目ナット」の入手が容易なので、(一般名称を知らない)私は「鬼目ナット」と呼ぶことにする。
種類(ムラコシ精工の鬼目ナットの場合)
つばの有無、打ち込み式か六角レンチ(アーレンキー)でねじ込めるもの、などのバリエーションがある
つば無しでアーレンキーでねじ込めるEタイプの装着が容易なので、お勧めだが、M4以上のサイズしかないので、M3のボルトを留めるときは、打ち込み式以外の選択肢がない
方法
バッフルの内側に埋込む。ユニットをしっかり留められる(表側だと鬼目ナットが抜けやすくなる)。
問題点
ネジ穴位置がズレた場合の修正が面倒。ナットを抜いて、ダボで塞いで、穴を開け直して、ナットを埋め直す
下穴が大き過ぎると、斜めに埋込んでしまうリスクがあるが、下穴が小さ過ぎると、奥まで埋込むことが出来ないときがある。
ネジに比べてナットを埋込む穴を大きく開ける必要がある。ユニットの開口穴の側面とネジ位置が近く、かつ、板がもろい(または欠けやすい)場合は、鬼目ナットを採用できない。
MDFだと、取付け位置と開口径との差が11mmの場合に、M4の鬼目ナット用の6mmの下穴を開けたら、開口穴側面に補修(補強)が必要になったケースあり。M3は試さず。
道具、工具
罫書き(けがき)、墨付け用
鉛筆
三角定規
コンパス(デザイン用で、ネジを回して半径を設定するタイプのものだと、何度も同じサイズを固定して円を描けるので良く、また、鉛筆やペンで描けるようにペンを固定できるタイプのものがよい。)
さしがね(指矩, 指金): L字型の定規
スコヤ: さしがねを小振りにしたL字状の定規で、 板の側面や表面から鉛直を出せるように、定規面から鉛直にせり出した台座を持つ
「シンワ測定」社のものを2種類購入した
クランプ
接着用
端金(ハタガネ、「はしたがね」とは読みません): 接着専用
F型クランプ
ベルトクランプ
Ontomoムックのダンプドバスレフを端がねで圧着しようとすると、接着面が圧着方向に対して斜めに切ってあるので、固着するまでに接合面がずれてしまったので、ばっふる板のサイズをあわせる(削る)のが大変だった。角を抑えるタイプのベルトクランプを使えばずれないように思えて購入したが、使わないでいるうちに、接着面がずれないように釘で留めておく方が合理的に思えてきた。
C型クランプ: 加工用に使う。私は接着時のL字型の治具を固定するのにも使うので、大小5個ずつくらい持っている
接着
タイトボンド
オープンタイム(乾燥時間)は4〜6分と短かい。慣れないうちは、結構時間かかるので、小さなキットで練習(失敗)しながらやってます。
https://www.defraglife.net/titebond/ を見ると、少なくとも4〜6分間乾燥させてから接着面をコンタクトさせると、接着剤に粘りが出てタイトに接着でき、クランプ時にズレにくいとのことなので、乾燥させた方が良い。接着面が多い場合は手早く塗布して接着面全体に広げて、合計6分ほど乾燥させてから接着。(その後実際に6分乾燥したが、クランプ時にズレる点は変わらなかったので、クランプ方法でズレにくくするのか、それともズレた後の調整方法を見直すか。あと、今は接着面の一方のみに接着剤を塗布しているので、両面への塗布を試みるか。) 応力をかけなければ、クランプ時間を30分〜1時間程度に節約できるので、お勧め。
実際には最大24時間圧着した方が良いようだ。私は平日に少しずつ貼り合わせて、少しずつ接着作業を進めるので、結果的に24時間クランプしている。塗布後すぐに貼り合わせているので、乾燥が遅いので、余裕を見ている、というのもある。
貼り合わせる両側の板に塗ってからしばらく乾かしてから貼ると良いらしいが、私は片側に塗って薄く伸ばし、接着面からはみ出した接着剤をふき取ってから(塗布後2〜3分ほど経過してから)、板同士を貼り合わせてます。
問題点: 薄く塗って、クランプをすべて取り付けて少しずつ圧力かけようとしても、僅かにズレるのが悩みです。もう少し乾かしてから貼り合わせたほうがズレないようなので、両面塗るか、片面のみで乾かす時間をとるか、実際にクランプしてみて、使い勝手の良い(ズレにくい)方法を探す予定。
事務用のゴム製の指サック
ボンドを接着面に広げるのに使います。ハセヒロか吉本キャビネットの動画で、エンクロージャ組立の際に指サックでボンドを広げていたのを見て、私も真似してます。フランクリン社の説明動画では筆が使われていたけど、洗うのが面倒だし、毛が接着面につくと嫌だし。指サックだと、ふき取るのも適当で良いので
切削、研磨
スピーカーの角の面取り(Chamfering)
バッフル等の開口、ユニットのフレームの落とし込み、バッフル裏の座繰り加工
開口: 以下のYouTube動画の部品を買ったが、粉塵がすさまじいため、室内では厳しく、また、すごいパワーで騒音も大きいので、賃貸アパートで長時間の切削に使うのは無理。コードレスでもう少しパワーの落ちるトリマーがあるといいかも。
https://www.youtube.com/watch?v=IfKn_MdujXo&t=40s
サンダー
接着中や塗装前のやすり掛けは結構大変なので、電動サンダーがあると良いです。
マキタ B3710
集塵機能つき
近くのハードオフにあった。集塵バッグなどの付属品がなかったが、集塵機をつなげて構わないようなので、手持ちの集塵機をつなげた。
集塵排気口のジョイント
マキタ(Makita) ホースジョイント 22-38
これと、京セラの集塵機のホース(下記)の口とがつながりそう。
京セラ(Kyocera) 旧リョービ 集じんホース 2.5m 6076817
京セラホース側が、マキタジョインと内側に収まる。養生テープを貼って、抜けないようにする必要あり
サンダ用紙やすり
網目状の紙やすり:サンダーの研磨面に開いている集塵用の穴を紙やすりにパンチで開けるのが手間なので、網目になっているやすりをホームセンターで購入。
騒音は気になります。集塵機も含め、かなりの騒音。風呂場でやってますが、周りに聴こえているとは思います。休日の日中にまとめてサンディングするようにしてます。
ドリル系
電動ドリル
ドリルガイド
キリ
ユニット取り付け穴あけ
自在キリ
外刃、内刃の2枚の刃がついている場合は、内刃を3mm程度外刃の内側にセット。
ホールソー: たくさん揃えてます。自在キリより手軽に使えるし、小さい穴であれば、ドリルガイドも使えるので。
養生シート
アイリスオーヤマ 養生 マスカー 布テープ: 便利過ぎる
私は、お風呂を切削・研磨用途の作業場にしているので、2.1m幅のタイプのものを使ってます。バスタブと洗い場を一枚でカバーできるので
保護具
風呂場での切削に必須アイテム
保護メガネ
家では縁の厚いメガネを掛けているのでメガネの上からかけられるものを選んだ。いくつか買ってみたが、いずれもギリギリで、装着するには、先にゴーグルにメガネをはめ込んでからゴーグルを鼻にかける感じになる
マスク
普通の風邪用の不織布のマスク。薄いし、いくらでもあるし。
ヤフオクで落札したハンドメイドのコンパクト・フルレンジスピーカーで、コストパフォーマンス最高
スピーカーユニット: Fostex P800K
Peerless PLS-P830985(6cm)へ換装。
サブバッフルには、ヤフオクで入手した3Dプリンタで作成されたポリ乳酸製のアダプタを使用。精巧なアダプタで、Peerlessの装着はもとより、P800Kのネジ穴にもぴったり。
コンパクト(各辺11cm)で、書斎の設置要件(縦横15cm程度で、小さければ小さいほど良い)を満たす
パッシブラジエータで低音を確保
厚みは6mmと薄いが、私が使う範囲では、共振しない、箱鳴りしない
安価(1万円弱)
初音出しから音色良し!フルレンジなので、ニアフィールドで聴いたときの定位感は完全にメインスピーカーのQuad S1を超える。低音も聴こえるので、手元の音源は特に問題なく再生可。
ボーカルがGood!
エージングしている間、ボリュームを上げて4m離れたところで聴いていたが、ニアフィールドに限らず楽しめると実感。
エージング開始から 5〜10時間経過して、かなり音がよくなってきた。低音も響くようになってきたと思う。耳が慣れただけではないと思う。やはりボーカルがよく、このスピーカーがとても好きになってきた。
小型スピーカーは、或る程度ボリュームを上げた方が良い、と分かった。小音量にすると低音が欠落して情報量が落ちる。
ハンドメイドもコンパクト・フルレンジも初体験だったが、魅力十分と理解した。
私が、ヤフオクでお世話になった「SOUND CREATIVEオリジナル」(あるいは、「サウンドクリエイティブオリジナル」)では、割とコンスタントに中古ユニットをリメイクしたハンドメイド作品を出品されている。価格もいろいろあるので、その中から手ごろな価格のもの(恐らくハズレはないと思う)を入手して、動作を確認できたことはとてもあり難いなと思う。 Fostex P800Kは安価なユニットで、再生周波数は18kHzまでだが、十分楽しめる。もし、もっと本格的なオーディオをフルレンジユニットで構築したくなったら、Fortexの上位ユニットやParc AudioやMarkAudioのユニットを試すと思う(ウッドコーンのユニットを選べば、見た目も楽しめると思う。私が、コンパクトで音が良く、不器用な私でも手を出せそうだと思ったのは、Parc Audioの5cmユニット(チビッ子ウッド)と5cmスピーカーBOX組立キットの組み合わせ)。 エンクロージャの大きさが全てではない! ELACのBS312(幅12.3cm,高さ20.8cm, 奥行き27cm)という名機もある。
2wayスピーカー
ミッドレンジ
フルレンジでよくない? 10cmのとか。
ツィーター
BATPUREはお手軽そう
自作スピーカー情報
組立キット
フルレンジスピーカーの魅力
設計の基礎知識
(扱いやすい近似式とその導出方法の記載されているものを中心に。でないと却って理解が進まないので)
バスレフ
ダクトで生じるヘルムホルツ共鳴を活用して低音を増強する。ユニット背面からの中高音がダクトから出ると音が乱れる要因となる。
ヘルムホルツ共鳴
実際には、Wikipediaに記載のあるような開口端補正をする必要がある。
特性シミュレーション
等価回路を用いた特性シミュレーションを行う上で必要となるパラメータ(バスレフ型を例に)
他に多くあるので、ひととおり読んでからリンクしなす予定
ソフト
sped
REW(は室内音響?)
トランスミッションラインは、気柱共鳴(1/4波長の長さを持つ管)を利用して、低音を増強するスピーカーで、最も低い共鳴波長のみをエンクロージャ内部から取り出すために、音道形状や吸音材・ユニットの位置を最適化することにより以下の音を低減する点が特徴(素人が手を出しても良い箱かどうかは、最適化がどの程度シビアに効くのか、どの程度設計の甘さが許容されるのかを見積もる必要がある)。
スピーカー後方に放射される中高音(密閉型と同じ)
管内で生じる高次の共鳴
エンクロージャ内から逆相で出される音(ディップの要因)
設計、調査