二次創作の著作権に関する世代間認識
若年層ほどクリーンな権利意識がある傾向が有る気がしている + 著作権についてリスク見積もれない→萎縮が進む と思っているので、 Creative Commonsとかもっと知られて使われてほしいし、フェアユースも成立してほしい 正確な理解がないとリスクは見積もれない
リスクが見積もれないといいことがない
リスクを過小に評価すると訴えられる
訴えられて裁判まで行くケースはあまり知らない。示談は表に出ないだろうが。
第三者による著作権侵害の指摘が増えるはずなので、萎縮は進むだろう
権利者を守るのもそうだが、二次創作のクリエイター側も自分のやっていることがどれだけリスクが有るのかを認識して活動することが寛容だと考えている
MMD動画最大手のWiki
「ウマ娘」のMMD関連データに関する当サイトでの取り扱いについて(2021/06/09)
現管理者といたしまして、原作となるコンテンツごとの取り扱いについては、
A.今後は、明確な二次創作ガイドラインが存在するか、原作者や運営会社等の「権利者」が二次創作を応援している姿勢が認められる場合のみ掲載する
にじさんじMUSIC VIDEOが非公開になったケーススタディ
大まかな流れ
にじさんじMUSIC VIDEOが公開される
一部有名絵描きや作曲家が婉曲的にMAD全体を批判したと受け取られる発言をする
YouTubeの規約
二次創作に近い原作の引用(WISH!!)
SNS上で議論が勃発
絵描きの質問箱は賛否両論送られる
ニコニコ動画に「経緯まとめ」動画が作成される
絵描きがTwitterをやめる宣言
ステークホルダー
にじさんじMUSIC VIDEO作者
MAD批判者
もっと適切な呼び名があるかも?
MAD批判批判者
考察
ステークホルダーの言い分が全て主観的に正しいという前提で解釈すると、二次創作との接触スタイルの変遷と、暗黙のルールが引き継がれていない問題があると解釈すると整理できそう 仮説:二次創作に対する作り手のデフォルトの認識が変わりつつある
そう考える理由
可否をIPの管理者に問い合わせても、法務は「ダメ」という回答をせざるを得ない
しかし、二次創作がブームを補助するメリットも管理者は認識していたので、黙認という形が生まれた
黙認は、全員がしているわけではなく、曖昧な部分がたくさんある
組織間で考え方は違う
一つの組織の中にも複数の考え方がある
しかし、2019年現在、ルールを表明する管理者も少しづつ増えてきた
このような状況では、いままでの「言われなければOK」ではなく、「いわれなければ(ガイドラインがなければ)NG」という感覚が普通になってもおかしくない
MAD批判者は正論を言っている
著作権やYouTubeのガイドラインの指摘は法的には正しい
ガイドラインも多い時代に育っており(作業仮説)、自分たちはガイドラインの中で合法的に活動をしている
元来二次創作のグレーゾーンなものであったという認識があまりないか、「グレーな二次創作は良くないし、しない」という考え方? MAD批判批判者は当時から今に続く価値観で話している
そもそもMADは権利的にはアウトだという自覚は作り手にもある
二次創作のガイドラインがない時代から二次創作をしてきた/みてきた
それでも作りたいという気持ちが抑えられない人たちが作って、ひっそりと楽しんできた
権利的にはアウトだけど棲み分けられる方法や作法を身につけてきたと思っている
出版社などのけんりしゃは
その感覚を持った人に対してMAD批判者が原理原則論をかざしたときに「うまくやらないやつ」という反応をしてしまう
現実的な正論。いままでこれで成立してきた実績がある。過去においては、グレーなものに初めから手を出さなければ二次創作というジャンル自体が生まれようがなかった。
この後にじさんじが新ガイドラインを発表
準備にはそれなりに時間がかかるので関係の有無は不明