リスクゼロの罠
契約書に何らかのリスクの可能性を含む条文がある場合、当然、まずはその修正を求めます。どうしても通らない修正がある場合は、法務が突っぱねて終わりではなく、どこにどれくらいのリスクがあるかを明確にします。そのうえで、契約によって生じるメリットとのバランスを見て、メリットがリスクを上回っていれば契約、リスクが高ければ「この条文が残っていては契約できない」と告げることになります。
日本の組織の場合は、完全リスクゼロでやろうとしてしまう。なにか変わったことをしようとすると"それはけしからんじゃないか"と言ってくる管理的な人がいて、面白いものがなかなか生まれない
アメリカのコンピューター会社の歴史がさまざまな本にも載っているが、重要なものを作っていたときというのは、こうした変な雰囲気でやっていた。そうした共通点がある。単に面白いところだからきてみて、ついでにコンピューターの実験をやる。その方が結果として、利益があるのではないかと思う
基素.iconはこの言葉を否定的な文脈で使っている
もし全員がリスクゼロの行為しかやらなかったら、思いもかけない発展はおそらくないと考えるから
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