顧客が受け入れるグレーゾーンは商機
グレーゾーンにもいろいろあるが、顧客が支持しなければならない
亀山:グレーは俺ならもうバンバンいくけどね。今はいけなくなったんだけど。でも若いころは、ビットコインだろうがそんなもん、法制が整う前にやんなきゃ間に合わないような気がするんだよね。
亀山:そうだね。グレーっていうのは法的なって話で、社会的に受け入れられないといけないし。もともとGoogleなんてグレーだし、YouTubeなんて著作権無視だしね。基本的にエロはYouTubeにいっても出てこないわけ、いくら探してもね。
でも、テレビとか著作違反はバンバン出てくるわけよ。本当は両方消せるじゃない。でもエロしか消さなかったのは、社会はエロは認めないけど、著作権違反は許してくれるんじゃないかっていって、グレーを責めたわけよね。それで本当は消せるのに、「言われたら消します」とかってぬるいこと言ってるわけ。
本旨は理解できるが、例が間違っている。著作権に関して誤解している基素.icon YouTubeは著作権違反の動画は権利者申立によって消している
権利者申立なしに勝手に動画を消すのは公表権の侵害になってしまう 第十八条 著作者は、その著作物でまだ公表されていないもの(その同意を得ないで公表された著作物を含む。以下この条において同じ。)を公衆に提供し、又は提示する権利を有する。当該著作物を原著作物とする二次的著作物についても、同様とする
エロはたぶんわいせつ図画頒布に問われるのを回避するために消している
冨田:だから、社会が受け入れるグレーはOK。
亀山:社会はそのほうをむしろ支持したからさ。
高宮:でもそれも、たぶんどこを目指すかによって違う。IPOを絶対したいとか、IPOを目指す前提で機関投資家が入ってるVCファンドから出資を受けたい、みたいな話だと、もう法律を守るのは当たり前。さらに法律を越えて、社会性みたいな、自分たちでどう考えるかみたいなところが大事だと思います。
それでもできないときはできるところでやる
亀山:でも昔、AirbnbみたいなものをDMMでやろうかと思ったけど、その時の法律じゃ日本でやるのは無理だったんだよね。でも結局はエアビーはくるじゃん。そのあと法律ついてくるじゃん。だからスタートアップはその頃やってたら、そこにいける。
高宮:でもそのタイミングで僕らが投資できたかって言うと、できない。
高宮:事業を支えるためのファイナンスは、手金で、またはキャッシュフローちゃんと回してとか、気にしないエンジェルからとかっていうかたちになっちゃいますよね。
亀山:それかアメリカとかブラジルとか逃げて、そこからやればいい。日本向けにね。
FC2などのアダルトサイトはこういうスキーム(悪質性が高い脱法行為とみなされることが多そう) 黒に近いグレー(だと思われていること)が合法になった例