失言は常識の違いで起こる
Twitterなどで定期的に失言が起きて炎上したりする これを「うかつな個人がアホなことを言っている」と解釈してもよいが、もっと合理的な解釈をすることができると思う
失言がなぜ起きるかの合理的な説明の一つとしては、「いつも所属しているコミュニティで普通に使われてるから起きる」。10年前に使っていた言葉を今ネットで使ったら燃える。問題は、これを変えるのはかなり意識的にやらないとできないってこと。気づかないと変えれないが、気づくチャンスがない。
普段所属しているコミュニティで普通に使われていれば(常識であれば)、それを他の人達のところで「使わない」のは難しい その言葉がコミュニティ外でどう認識されているのかというメタ認知がないとそのようなコントロールをすることはできない 昔、インターネットではいわゆる嫌韓が普通だった時期があった
少なくともそういうコミュニティが台頭していた時期があった
が、今言うと炎上する
言葉も文化も、外的環境の変化によって変わる
今では(概ねの地域では)考えられない(と考えられている)が、奴隷制度があったときにはそれが普通だった
今叩いている人も10年後に同じことやるかもしれない。社会認識は徐々に変わるし、自分の周りの感覚は変わらないから気づけない。多くの人の言葉を見るしかないんです。
言葉の意味はいきなり変わるわけではなく、徐々に変わっていく
同じ構成員でつくられたコミュニティの中ではその情報は伝播しないので、その中では言葉の意味が変容しない
ただし、コミュニティの構成員が複数のコミュニティに所属している場合、そちらから伝播する可能性はある
その状態では認識が更新されないので、コミュニティ外で「普通の言葉」をつかった結果「思いもよらぬところから殴られる」経験をするハメになる
@mizloq: かなり真面目に厳密にいうと、「失言ひとつでクビが飛ぶ世の中」自体はそんなに怖くない。誰もが同じ基準で判断され同じようにクビが飛ぶならね。 怖いのは
「失言か否かを誰が決めてるかよくわからない」
「同じ失言への評価や罰が失言者次第で明らかに違い、逆転もそこかしこに見られる」
事例
まあ内容がダメだったのだが、内容は多分結構挫折してると思う(自分は途中で読むのを諦めた)