「光る君へ」第18回「岐路」
公式サイトの第18回まとめ:
長徳元/995年
前回に引き続き
「筑前守兼、大宰少弐であった宣孝が、4年ぶりに、都に戻ってきた」
おっ宣孝さんお久しぶり
大宰少弐もだっけ? と思ったらあのときは言ってなかった
だざい、「太宰」じゃなくて「大宰」の方だ
九州のお土産
「変わった、味だなあ、唐の酒は」「戦人の飲む酒だ」
「我らは戦を致さぬゆえ、口には合わぬが」合わないんかい
呷って「おかしなものも一興であろう?」なるほど
「まひろも味わってみるか?」のときのまひろ、表情といい「はい!」の言い方といい、かなり食いついてる
「やめとけ」「何事も経験だ」と言われるようなお酒
「女が飲むような酒」じゃないんだろうな
両親がダメと言ってるのに謎の後押しする親戚の叔父さんみがある。
小さな柄杓みたいなのでついでる
「カッといたしますね」「まさに、戦の前におのれを鼓舞する酒でございますね」
さすが将来文章で名を馳せる人の表現
「その通りだ」「まひろは、打てば響く良い女になったのう」
予告にあったシーンだけど、「戦人の酒」をこう言い換えられるのが「打てば響く」に繋がるのか
「年を重ねて、色香を増した」「お戯れを」
お、女性の「年を重ねた」が肯定的に言われている
「まひろは、打てば響く良い女になったのう。歳を重ねて色香を増した」これ目を見て言える宣孝様つよすぎる #光る君へ 「そんなことより宋の国のことをお聞かせくださいませ!」
「そんなことより」が色香云々を流すためでも何でもなくかなり素っぽい
「博多の津には宋の国の人が商いに来ているのですか?」「ああ商人も、役人も来ておるぞ。薬師もおる」
からの科挙「宋には、科挙という制度があり、これに受かれば、身分が低くとも、政に加われるそうだ」
この話を聞いたときに「まひろに話してやろう!」と思っただろうな
「まことでございますか?」まひろ驚き
たぶん宣孝おじさんが思ってた通りの反応
「身分を超えて機会が与えられる国があるなんて」「行ってみとうございます!」一足飛びだなあ!
科挙を受けられるまでが大変なんだぞ
受験するまでの教育費、経済的負担が大きすぎるとか
それまでに掛かった費用を取り返そうとして私利私欲に走りがちとか
宣孝さんさすがに笑って「行くのは難儀じゃが」
「ああ、宋の物なら手に入るぞ」
「これは、宋の国の薬で、切り傷に驚くほど効く」後で誰かが怪我したときに出てきたらどうしよう
「大宰府ではこの薬でボロ儲けした」「国司のうまみを味わい尽くしたわ」国司というポジションにはそういう意味もあると
「これは、唐物の、紅だ」「美しゅうございますね」この辺は順当に?女性らしい
「まひろのために買って参った」パパの反応w
自分の指でトトトンとやってから「さしてみよ」
右手の薬指で
「よいではないか!」「はっはっは、思い描いた通りじゃ! はっはっはっはっは」思い描いたんか
結婚へ向けて伏線はどんどん敷かれてるんだけども
本人はまだ姪っ子をかわいがってるつもりなのかな?
「自分には娘がいないから娘の代わりにかわいがってる」ような感じにも見えるけど
どういう風に結婚に繋がっていくのか
「大宰府は魚もうまいのであろう?」話題を変えるパパ
「玄界の海の、イカ、エビ、タイが、それはそれはうまい」
「イカ! エビ! タイが」「うまい!」うまかったんだろうなあ!
「されど、生物は持って帰れぬゆえなあ!」「ああいやそのようなことを申したのではない」
喋りながらノールックで何を渡してるのかと思ったら、指についた紅をまひろが布で拭って、その布を宣孝にも渡して、宣孝も拭って返したのか
「大宰府から宋までは、どのくらい時間がかかるのですか?」
「海を渡って十日、それから宋の都まで、陸路でふたつきはかかるそうじゃ」
何訊いてもすいすい答えが出てきますね、宣孝さん
「遠いのですね…」「行こうなどと考えるでないぞ」「伺っただけにございます」図星かな?
行きかねないぞ、まひろのことだから
「行くならわしが一緒に行ってやろう、ついでに商いもできるゆえ」発展させる宣孝おじさん
しかも「ついでに商いも」なんてリアルっぽい計画がついてくる
「やめてくれ、その気になったら困る」「心配性な父上」
父上を心配性にしたのは誰だと思っているのだ
女性として口説いてくる男性枠でも、姪っ子として構ってくるおじさん枠でも、宣孝がまひろにちょっかいかけるおかげで為時パパが困らされてる
まひろ「宋に行ってみたい!」
宣孝「おぉいいぞ!その時は俺も一緒に行ってやるわ」
かつて直秀に遠くの国へ行こうか、と誘われて様々なしがらみで遠い夢に終わったあの日の事を思うと、たとけ冗談事でも簡単におぉ行こうぜ!て言える宣孝殿すげぇぜwwww
宣孝おじさん、まひろにとって憧れと同時に諦めの地でもある夢の「海の向こう」を知って教えてくれる人になって帰ってきた……………………
ここへ来て直秀が壮大な前振りに
陣定が始まる前かな?
道綱「関白様が身罷られて早十日」「帝は何故、次の関白をお決めになんないのかなー」説明的なセリフである
伸び? とかして呑気な感じだけど、身罷られた関白様はあなたの兄上では?
まあ異母兄弟だとそんなものか
平惟仲「中宮様が、兄の伊周殿をと、せがんでおられるに決まっておる」
順当に行けば伊周になるはずはない、選択肢に上がるはずもない、という感じか
「出過ぎ者の中宮だ!」実資相変わらず容赦ない
ドラマではこれを定子に流用した可能性はあるかな
道綱と惟仲と実資と、もう一人は誰だろう?
「伊周様は、若すぎるよね」「帝も若い。関白も若いでは」
「しかり! 時には的を射たことを言うではないか」褒められているのか貶されているのか
「時にはね」道綱くんは嬉しそうだが
「若いだけではない」「道兼殿は帝の叔父だが、伊周殿はいとこにすぎぬ」「どう考えても次の関白は、道兼殿になるが順当だ」
長幼の序列か
「好きではないがな。全く好きではないが、関白は道兼殿であるべきだ」
実資、頭に「好きではないが」をつけることでその後の意見全てを客観的な感じに演出する現代SNS仕草が上手すぎるだろ
帝が前と同じところから覗き見してる
「中関白家を優遇すると定子が悪く言われる」のを見ちゃった
「こたびは…右大臣道兼を関白と致す」
伊周、余裕の微笑みからの目を剥いてちょっと伏せる変化が
何なら、今日は関白の内定を貰うんだとばかり思ってたかもしれない
そんな伊周を見る定子
「右大臣を差し置いて、内大臣を関白となせば…公卿らの不満が一気に高まるは必定」
実資たちが言ってた「若い」「叔父を差し置いていとこが」に加えて、もう一つ
「公卿らが二つに割れることを、朕は望まぬ」真っ当な判断のできる帝だ
ここで目を伏せる定子
「すまぬ。伊周」伊周すごい顔
「お上がお決めあそばされたことに、誰が異を唱えましょうか」声もすごいや
まあ伊周は道兼みたいに、父上のために汚れ仕事を粉骨砕身がんばったりはしていないけど
「すまぬ」とあんなに辛そうに言ってくれるだけありがたいのでは
定子の方は落ち着いて受け留めている
帝が夜も寝ないで悩んでるのを見ていたから薄々察していたのかも
「これでは亡き父上も納得されぬ!」まあそれはそう
「そなたは何のために入内したのだ」おいおい
帝が「では…」とか言ってさっさといなくなるから!
帝が悩んでいることについて、
伊周は「迷うからだ」「わたしを選んでおればよいものを」
「選んでおれば」だとう?
ここは「選び奉る」が正しいわけではないけども
定子は「兄上が関白になるのが、お上は不安なのです」
「わたしに何の不安があると申される」自覚ないんかい
「もっと人望を得られませ」ざくん
「人望?」と訊いた感じからすると、本人には別に刺さっていない模様
「なんだそりゃ」って感じ
上が決めてしまえば済むのに、なんで公卿たちに認めてもらう必要があるのか、っていう感じ?
「次の関白に相応しい人物だと思われるために、精進していただきたく思います」
大人しく引き下がるとは思わなかった
副音声「ぼんやり廊下を下がる伊周」ショックではあるのかな?
関白になれなかったのがショックなのはともかく、「人望がないからじゃん」と言われたことについてはどうなんだろう
「わたしはどうしたらよいのでしょう…」「帝も兄上も、わたしにとってはどちらも大切なお方なのに…」
悩んでいる帝に、「兄上をお願いします!!!」と強いるようなことはできない
だからといって「ですね! 兄上は見捨てます!」ともなれない
ききょうは「少し、横におなりくださいませ」としか言えない
道兼が関白に「正二位、右大臣藤原朝臣道兼を以て、萬機をあずかりもうさしむ」
道長に右大臣になってほしいと
「公任の邸で荒れていた俺を、救い上げてくれたおまえのおかげだ」
「そのようなこともございましたね」(準)主人公なので恩は着せません
「おまえを右大臣にするゆえ、これからも、俺の力になってくれ」関白は「右大臣にする」側なんだ
道兼の右大臣が空いた後を引き継ぐ形だ
「救い小屋のこと。公の仕事としてください」「勿論だ」「兄上なら。よき政ができましょう」
「父上に…もはや恨みはない」「されど、あの世の父上を驚かせるような政をしたいものだ」
現状が満たされるとこんなに変わるんですね人は
「まずは、諸国の租税を減免し、新規の荘園を停止しよう」どうせ実現しないと思って大きな口を叩かせる脚本
租税はわかりやすいけど、新規の荘園ってそんなに困りごとだったのか
副音声「立ち上がり、道長を見送る道兼」
道長が行った後、わざわざ廊下のところまで出ていって、こっそり見送っている
副音声「足元がふらつく」あっこれをやるためのシーンか!(最初気づかなかった)
道長をわざわざ見送るとか、本人には伝えずこっそりとかいう「あの道兼がこんな風になるなんて」を見せるシーンかと思ったら
「この日、道兼は、関白就任の慶賀奏上の後、清涼殿に向かった」
ん、「慶賀奏上」はどこでやったんだろう?
「慶賀奏上」を清涼殿でやるわけではないのか
このときもよろめいているし、しんどそうだと思ったんだ
居並ぶ公卿、全然わからん
庭側?の一番後ろに蔵人頭・俊賢さん、そのちょっと前に平惟仲さん?
御簾側の一番後ろに斉信(こっちも蔵人頭なのかな?)、その前に公任、実資、道綱
こっちの列はわかるな
「畏れ多くも、関白に拝されたる鴻恩に謝しまつり、臣・道兼、その務めに身命を賭して当たる所存にござりまする」しんどそうだ~
「朕が意を奉じ、国家万民のため、その力を尽くすべし」国家万民のため、強調
副音声「ぎこちなく頭を下げる道兼」
うお、倒れた
役者さんてすごいな…
立ってるところからあんな真ん前に手もつかずにばったり倒れるのこわすぎる
歯ががちがち言ってる?
予告では道長が「あにうえ!」と叫んでた気がするけど、無音のスローモーションになってた
副音声「ぎらりと見る伊周」
それこそ帝がいる清涼殿で倒れたりして穢れ問題は大丈夫か?
「兄上、薬師を連れて参りました」「近づくな。俺は疫病だ。悲田院で見た者たちと同じである」
あー悲田院に行ってたから「疫病の症状だ」ってわかっちゃうんだ
「ご無礼」御簾の中に入った「やめろ!」「おまえが倒れれば、我が家は終わる。二度と来るな!」
道兼の「我が家」に道長は含まれていて、伊周や定子は含まれていない
道兼自身の妻子は繁子・尊子しか出てきてないから、ドラマ上はもう誰もいないも同然だものなあ
それとも、伊周・隆家に継がれたら終わったも同然ってことだろうか
「疫病でも治る者もおります」まひろとかね
「出ていけ! 早く」「俺を苦しめるな」同じセリフが昔もあったはず、というツイートがあったけど覚えてないなあ
しばし見つめ合い、「行け!」と怒鳴られて、ややあって出ていく道長
この数秒、兄の姿を目に焼きつけている感じ
出ていってすぐ、読経を聞いて立ち止まる
…薬師さんは行っちゃったけど、それで合ってたの?
道兼、読経を始めるも途中でやめて「俺は………浄土に行こうとしておるのか?」「無様な…」「こんな悪人が」
ちやはのことは結局ちゃんと後悔しているんだろうか?
自分を悪人と考えているにしても、ちやはの件にどれほどの重みを感じているかはわからない
自分が冒した数ある悪事の中の、ほんの一つとしか捉えていないかもしれない
「お心当たりがございますか?」「心当たりはありすぎる!」←
脳裏をよぎっているのは、花山院の「裏切り者ぉ!」の方かもしれない
尊子の顔を思い浮かべたら怯えた顔しか思い出せない、とかかもしれない
道長、笑い声をしばらく聞いていて、咳き込んだところで思い切って行きかけた、途端にやっぱり駆け戻って道兼を抱きしめる
逡巡が
ほんとにね……また再放送で道兼あにうぇが死ぬとこ見ちゃって今度はしっとり泣いてるんだけどね……脚本上本当はあのまま道兼に来るなと言われて立ち去った事になってたんだけど、柄本さんが「いや、道長なら兄上を抱きしめに行く」って言って変更されたらしいんです…
背中をさすってる
「関白の慶賀奏上から七日、道兼は、三十五歳で、世を去った」三十五歳かあ…
道隆に連れていかれるのかと←
影から出て日の下に立った瞬間に倒れる道兼、業と言う他ない
今日は藤原道兼の史実上の命日だそうです。
あさがほのあしたの花の露よりもあはれはかなきよにもふるかな
演じることができて光栄でした。
5/8
…「史実上の命日」とは如何
とある大河出演経験ある俳優さんに直に聞いた話
その人は、その時点で余り知られていない歴史上人物を演じるのは凄く魅力的だし、その分緊張感があると仰った
当分の間その人物の顔かたちが自分とイコールになるから と
藤原道兼はそうそう再登板するキャラじゃないから、ずっと玉置玲央さんの顔だわ
副音声「朝餉を楽しむ、伊周兄弟と貴子」敢えて「楽しむ」なんて言われてる
隆家「七日関白とは、情けないなあ」
「よくぞ死んでくれたものだ」も随分だけど、「父上が、お守りくださったのですよ」もどうなのか
「ちゃんと感謝するんですよ」みたいな顔で
「わたしには、跡を継がせる息子も、帝に入内させる娘もおりますゆえ」
やっぱり、男女どっちの子供も欲しいものなようだ
後々その息子や娘がどう描かれることか
道長もなんか打ちのめされちゃった
廊下に仰向け、大の字? になってぼんやりしている
倫子が心配そうに見ている
道長の方は、道兼がまひろの母親を殺したことはどうなってるんだろう?
自分の知り合いじゃないから別にもういいのか?
「敵とはいえ。…これでよかったとは、思えんのう」「さぞや…。無念であったろう」
まひろが復讐するんだろうかという第1話時点での予想は盛大に外れた
まひろが無言で立っていくからハラハラしましたわ
ここでも琵琶「あのお方の、罪も無念も。全て天に昇って消えますように」
このシーンに備えて、道兼の前で琵琶を弾くシーンがあったのかしら?
まひろは今の道兼の何を知っていたのかなあ
「道兼が死んでから、僅か一月の間に、道長、伊周を除く、大納言以上の公卿は、死に絶えた」死に絶えた
道兼が疫病を持ち込んだせいでは??
ゴジラも来てないのに内閣総辞職ビームみたいな惨状
ww
みっ道綱母も!?
「遅いではないの」「わかっていると思うけれど。次はおまえよ」
「わたしには務まらないとか言わないでおくれ」言いそうなことがバレてる
「姉上」「わたしは関白になりたいとは思いませぬ」それで詮子が引いたことがありましたか?
「おまえがならなければ、伊周がなってしまうのよ?」「それがよいと存じます」
「女院様、わたしたちは、今のままで十分なのでございます」「そなたは黙っておれ」
息子の妻にも冷たいし弟の妻にも冷たいな
「帝はまだお若いながら、果断にしてお考えも深く、まこと、ご聡明におわします」伊周の関白任命を一回諦めたくらいにね
「伊周が関白になったらわたしたちは終わりよ」まあそれは確かに
「それでも良いと思うの? 道長は」「それも。世の流れかと」
「なるようになるんじゃないですか?」とか「まー神様が決めることなんで」みたいな気持ちなのかしら
道兼の死が相当こたえているようだ
「うつけ者!」これで顔を上げる弟嫁と、微動だにしない弟
まあ詮子にしてみればとんだ裏切りだったかも
あとの穆子様のセリフからすると、詮子はいま土御門殿に住んでるのかな
このシーンが終わったところで20分ぐらい
副音声「公卿たちを二条第に招いた伊周」
これは定子に言われた「人望を得てください」のための努力なのか?
「実資はおいででない、か…。らしいな」伊周がちょっと目を伏せたの、全然ショックそうに見えない
「どうしてやろうか」に見える
「らしいとは?」訊いちゃう顕光さん
「わたしの話なぞ聞きたくないのであろう」「はあ…」はっきり言わせた上にピンと来てない!
こういうのは道綱の役回りだったのでは?
道綱じゃ席が遠いからかな?
「ようこそ、おいでくださった」「志半ばにも達せず病にて身罷りました父、道隆は、皆様のご意見を聞き入れることの大切さを、繰りっ返し、わたしに語っておりました」
どの口が「みなの意見を聞くことの重要さ」とか言うのだ
公任が伊周の方を見ている
「これよりは、己を強く持ち、父の遺志を継がねばと、胸に誓っております」公任、正面を見た
「おかげさまで我が妹、中宮は、帝のご寵愛深く」「わたしも、帝と近しくさせていただいておりますので」「皆様と帝を繋ぐ架け橋となれるよう、精進したく存じます」
やなやつ
道綱がずっと早く食べたそうにしている
「さあさ、どうぞ召し上がってください」で「やったあ」みたいな反応したぞ
「ああ、これはこれは…」最初に酌をした相手は顕光さん
帝と定子
「これで堂々と、そなたの兄を関白にできる」帝も本当は伊周を関白にしたいんだ
それで陣定を覗き見たときはショックが大きかったのかな
伊周は内大臣、道長は権大納言なので、官職で行けば伊周が上
実資「いよいよ伊周か…」「よろしくない流れであるなあ…」
公任・斉信・行成
斉信「つまり、伊周殿は、みなの承認を取り付けたということか」
首の後ろに扇子を突き刺してる
前にもやってた
そういえばさっきの宴には、この中では公任しか出ていなかった
帝と定子のシーンが夜、実資のシーンが昼、このシーンはまた夜なので、後日3人で集まったんだな
公任が得てきた情報をみんなで共有する、仲良し
斉信と公任で双六をやっていて、行成は横に
公任「うん。以前に比べれば、『やや』人物がマシになっていたぞ」ややマシ
だから「ややマシ」か
行成「道長様が関白になられるのが道理だと存じます」「伊周殿ではありません」
叔父と甥なら叔父の方が上
斉信「そりゃあ道長になってもらった方が、俺たちはありがたいんだけどな」けっこうマジな目
公任「道長にはならんだろう」斉信「わからんよ。行成みたいに、大の道長贔屓だっているんだから」
行成「はい。わたくしは大の道長贔屓にございます」「されど、自分の地位を何とかしていただこうなどと、厚かましいことは考えておりません」
斉信「俺は。厚かましいのが売りだからな。道長になったら売り込むよ」
公任「まあ、それはいいが。道長本人に、関白になる気はあるのか?」二人はこれは想定外だったようだ
「道長に、その気はない。…と、俺は思うな」
行成くん、「となると…」と思案するような顔をしている
三者三葉だなあ
おっとききょうがまひろの家へ
またずんずん入ってきて「まひろ様。」だった
一人だ
前回までも一人だっけ、従者さんがいたっけ?
「中宮様より賜りましたお菓子ですの。お裾分け」これ枕草子に元ネタがあったりするのかな?
「内裏の中は今、次の関白はどちらになるかの話ばかりなの」うっとうしくなって逃げてきた
伊周ではないのか、とまひろ
「さきのさきの関白、道隆様の若君」という言い方をしているので、名前は知らないのかも
為時の見立てでも伊周になりそうなのか
「わたしも内大臣の伊周様に関白になっていただきたいのだけれど、権大納言の道長様説もあるのです」
まひろが詳しくなさそうなので、ちょっと説明的に言ってくれたのかな
視聴者に向けても「伊周は内大臣で、道長は権大納言だよ」という復習
「…」「あら? 道長様ご存じ?」
目が泳ぐまひろ「あっ、昔漢詩の会でご一緒したわね」自己解決
「その道長様の、政の才は、どのようなものなのでしょうか?」
「何しろ、細かいことにうるさく厳しいのです」エピソードを聞いて笑っちゃう元カノ(違)
ぼんやりしてるとか大らかなイメージだった三郎くんが
中宮様、カメラが入ってないところで「螺鈿細工の厨子棚が欲しい」と言ったらしい
「そのような贅沢は許されないと仰せになったのですよ! 信じられませんでしょう?」
オタクの憤懣
「…おかしいですか?」これはまひろの反応に引いてるのか、「あっ客観的に見るとそうなの…?」と認識したのか
弘徽殿の修理で疫病対策はやってられないようなときに、螺鈿細工の厨子棚なんてそりゃ作ってられない
「公卿の間でも女官の間でも人気はありませんし」ききょう視点の評価
伊周こそ人気ないけどね!
「そもそも偉くなる気もないし、権勢欲もないようですので」それは道兼の急死がショック過ぎたせいかもなので…
「あの人、人気がないんだ…」ああそれはショックだw
「あの人、人気がないんだ」
マジで面白いwwwww私だけがあの人の良さを理解できるという優越感と、元彼が世間で嫌われているという、世間の男チョイスでは自分はハズレくじ引いてたことに気づいた感が両方あるwwwww #光る君へ 「何だよ、男もいないのに物思いに耽って」うるせえなw
でも男のことで物思いに耽っていたわけなのでそう的外れなわけでもない
為時の「久しいのう」がすごく嬉しそうだ
試験が終わったとのこと「父上、今度こそ行けるやも」「幾度もその言葉を聞いたような気がするが…」
幾度も失敗してまだへこたれないのは強いですよ
例の唐の酒を飲むことに
「今、学生(がくしょう)たちの間で流行っているのは、『白氏文集』の新楽府です」
「白居易か」ちょっとだけ解説
「読んだことない」まひろも読んでないような最新作なのかな?
「じゃあ教えてあげる」「白居易が、民に代わって時の為政者を正しているものなんだよ」
…それが流行ってるって、つまり為政者に対する不満が高まっているということでは?
「どういう風に正しているの?」「ん? 読んでないから知らない」
一瞬たりともごまかさないで素直に言える子だw
まひろの期待外れな顔がひどいw
「そんなことで文章生の試験は通るのか?」「試験には出ませんでした」堪えてない息子
新楽府を読みたい姉上「父上、その新楽府、お持ちですか?」
「…いや、家にはない」どこかで見たことはあるのかな?
昔からこんなのばっかねだってるんだろうか
「惟規、新楽府手に入らないかしら?」「どうしよっかな~、これ以上姉上に賢くなられてもな~」
とか言って手に入れてきてくれそう
詮子様、帝の寝所に突撃
「お上は既に、お休みでございます」と俊賢が言ってるのに「どけ。」「どけ!」
帝の方から「何事だ?」と出てきたのであって、俊賢はどかなかったのだな
「お上。お人払いを」
アイコンタクトだけで払われなきゃいけない方も大変だ
帝、被り物もないじゃん
「次の関白について、お上のお考えをお聞きしたく、参りました」「伊周に致します」「明日には公に致します」
「畏れながら、お上は何もお見えになっておりませぬ」「母は心配にございます」
やりたい放題やって公卿たちの信頼を失った道隆の息子だぞ、と詮子
「同じやり口で、おのれの家のためだけに政を仕切りましょう」道隆が登華殿を公費で改装したことが前例になるな
「お上をお支えするつもりなど、さらさらありますまい」確かに、お上を支える的なセリフを伊周の口から聞いたことはないかも
「朕は伊周を信じております」「伊周は、母上の仰せのような者ではございませぬ」
「お上は中宮に騙されておられるのです!」「騙されているとは、どういう意味にございますか?」おっ抵抗
道兼のときに落胆させたから、今度は定子の兄にしてあげたいんだろうと
まあそれはあるかもしれないけど
だとしたら「中宮に騙されている」ではなくない?
「中宮可愛さに目が曇っている」とかではないの?
帝は伊周とも直接しばしば交流しているのだから、騙されているというなら「伊周本人に直接騙されている」が先に来るべきでは?
「朕は定子を愛でております」だからといって政治には持ち込まない、と
事実、一度は伊周をやめて道兼にしている
まさかこんなに早く次のチャンスが来るなんてわからなかったんだから
詮子は道長を推薦「悪いことは申しませぬ。道長になさいませ」
道長本人に断られてるのに
「道長を関白にと考えたことはございませぬ」もう詮子しか道長を推してないじゃん
「わたしは、姉として道長と共に育ち、母として、お上をお育て申し上げて参りました」「そのどちらもわかるわたしから見た考えにございます」
これは別に正当性? 説得力? は無くない…?
伊周のことは姉や母として近しく過ごしてきたわけじゃないんだから、「伊周より道長」と判断する根拠は足りてないのでは
定子だって妹として伊周と共に育ち、唯一の妻としてけっこう早くからお上と過ごしてきてますよ
「道長は野心がなく、人に優しく、俺が俺がと前に出る人柄ではございませぬ」それは確かに
「若く荒っぽく、我の強い伊周に比べて」これただの悪口では?
「ずっと、ずっとお上の支えとなりましょう」「お上に寄り添う関白となりましょう」
「朕は、伊周に決めております」「母を捨てて…后を取るのですか」泣き落とし?
「道長と伊周のどちらが相応しいか」じゃなくて、「母と后のどちらを喜ばせるか」という話にすり替えてるじゃないの
「お上は、どんな帝になろうとお望みなのですか!」「何でも関白にお任せの帝でよろしいのですか」
「お上のお父上は、いつもおのれの思いを酌もうとせぬ関白の横暴を嘆いておいででした」「父上の無念をお上が果たさずして、誰が果たしましょう」
亡き父・円融天皇も持ち出してきた
詮子の本心が明かされたシーンのはずだけど、これまでがアレだから「そうだったのか!」とは思えないな
「伊周はあの好き勝手やってた道隆の息子ですよ」という理屈に沿えば、道長だって「あの好き勝手やってた兼家の息子」だ
「母は自分のことなどどうでもよいのです!」
伊周が関白になったら自分たちは終わりだって言ってなかったっけ
いきなり突撃された帝はまだしも、詮子はもうちょっと論理を練ってくるべきでは
螺鈿細工の厨子棚を却下した件については、帝はどう思っているんだろう
「今はそんなことに費用をかけている場合ではないから、道長の方できっぱり却下してくれてよかった」と思っているとしたら、詮子が言った通りということになるけど
「ただ一つ願うは、お上が関白に操られることなく、己の信じた政ができるようにと、ただひたすら、それを願っておるのでございます」
そのためには伊周ではいけない、道長にするべきだと
「どうか…どうか、お上ご自身のために、道長にお決めくださいませ。どうか。どうか」
「朕は…」「伊周に決めております」「お上!」帝、行っちゃった
うーん、見返してつくづく詮子に同意できない
視聴者目線で「伊周より道長の方がいいと思うよ」とは思えるのだが
理屈がしっちゃかめっちゃか
「翌日、一条天皇は、伊周ではなく、道長に、内覧宣旨を下した」
まあ実資の「伊周は駄目」論も聞いてるしね
「若い」「いとこにすぎない」という点は、ライバルが道兼であっても道長であっても変わらない
伊周が定子のところへ乗り込んできた「どけ。」「どけーーー!」
副音声は「出ていく女房たち」だけど、部屋の前の廊下にそのまま座って控えてる
「お静かになさいませ。」定子を見るききょう
伊周、足音をダン!と立てて
「帝のご寵愛は、偽りであったのだな」
「年下の帝のお心なぞ、どのようにでもできるという顔をしておきながら」「何もできてないではないか!」
そんな風に思ってたのか
「関白ではなく、内覧宣旨のみをお与えになったのが、帝のわたしへのお心遣いかと思いました」
「わたしは内覧を取り上げられた上に! 内大臣のままだ!!」内覧はそもそも期限付きだったのでは
「こうなったらもう、中宮様のお役目は皇子を産むだけだ」
こんなことを言ってるのに「中宮様のお役目」なのは嫌味かな?
伊周、「皇子を産め」モードに入るのが早いよ
道隆は死が迫ってきてたから追い詰められるのもわかるけど
拳で自分の足?を叩いてるの、チック症じゃないけど、ストレスが体の動きに出てる感じかな
「素腹の中宮などと言われておるのを知っておいでか?」 ここでそんなネタを
円融天皇の中宮・遵子には子供がいなかったので、「素腹の后」と言われたことがある
まあこれは遵子が中宮になったときに、弟・公任が詮子に向かって「そっちはいつ后になるんですか~?」と煽ったのが悪いのだけど
後に詮子が皇太后になったとき、詮子に仕えていた子が公任に向かって「姉君の素腹の后はどちらにおいでです?」とやり返した
「素腹の后」そのままだと間違い・嘘になるからちょっと変えたんだな
…これまで知らなかった人が「素腹」だけで何のことかわかるかな?
「嫌いにならないでくれ」「嫌いになどなれませぬ」「そなたがいなければ生きられぬ」
帝の定子への愛は疑いない
「許してくれ」「そばにいてくれ」
こんなときでも冠を被ってるのに、詮子が突撃してきたときは脱いでたな…?
天皇と定子はめちゃめちゃ心から愛し合ってる上で天皇は真っ当な決断を下して定子もそれを理解しているので、辛いぜ
それと伊周の三浦翔平さんも憎まれ役だけど繊細なお芝居だったんじゃないかなあ。実績とそれに伴う自信が育つ前に道隆に死なれてしまったので、虚勢と妹夫妻の情にすがる他なくなっていく弱い人の加害性の様がとても哀れ。貴子程恃む相手のいない道隆なんですよね… #光る君へ ツリーが続くけど長くなるので最初だけ
「お別れです」「父が肥前守を拝命しましたので、一緒に行かねばなりません」
「おめでたいではありませんか!」まひろの父は無職であることを思うと…
「肥前は遠い国」「もしかしてもう、お目にかかれないやもしれません」
「でも、国司の任期は4年でしょ?」
惟規が帰ってきた「あれ? 何泣いてんの?」
「俺にも当分会えないから、泣いてたんだ」よく口が回るやっちゃな
…宣孝に似てやしません?
「昔はわたし、惟規様をお慕しておりましたけれど、今はもうやめました」「よき思い出でございます」のさわさん
そんなオチか!
惟規はやっぱりコメディ枠か
「俺に惚れてもだめだよ」とかかっこつけてたのにw
「…人の、心は、移ろうものなのよ。ねー…」フォローになってませんよ姉上
惟規贔屓のいとさんまで、後ろで肩を竦めて「ありゃー」程度の反応だ
「でもお別れは寂しゅうございます」惟規との別れは笑いに持っていけるけど、まひろとの別れには泣く
このシーンが終わったところで37分ぐらい
「そして、ひと月後」「一条天皇は、道長を右大臣に任じた」
ひと月の間に何があったのか
じっくり考えて、やっぱり伊周はだめだとか、内覧であるからには普通の官職の中でもトップに置くべきだとか判断したのかな
「道長は、内大臣の伊周を越えて、公卿のトップの座に、就いたのである」トップとかいう横文字使っちゃった
関白は必須の地位じゃないけど(たぶん)、左大臣って空席にしておいていいものなのかしら
現に空席だったんだろうけど
穆子様「女院様をこのお屋敷で引き受けたのが、大当たりだったわね」
「ええ、わたしも一度は『えー』と思いましたけれど」笑っちゃった、「えー」と思ってたんだ
そりゃ、小姑と同居だものね
「何が幸いするか、わかりませんわね」
「帝が敢えて関白になさらなかったのは、女院様と中宮様のお気持ち、それぞれおはかりになったからかしら」
「恐らく。帝もご苦労なことにございますね」
関白・左大臣がいないので、内覧・右大臣は「これはもう、政権の頂に立ったのと同じ」
「でかしたわね、倫子」
雅信さんが「出世もこれまでじゃの」とか言いながら亡くなったのを気にしてたのかな
これなら雅信さんも安心してくれたかしら、っていう
倫子はちょっと心配「自分が上に立つことが苦手であると、殿はいつも仰ってましたのに」「これからご苦労が増すことになると思うと、心配でございます」
「父上も、あの世からお守りくださいましょう」「まだ、不承知、不承知、と仰ってるかもしれませんけれど」
今わの際まで「この結婚に反対すればよかった」と言ってたことは笑いのタネにしていいんですかね?
明子と俊賢兄上
「右大臣様は関白の職はいらぬと仰せになったそうだ」
ということは、「帝が定子・詮子の気持ちを汲んだのだろう」という定子と穆子の推測は…?
「驚かぬのか?」えっ何故ですかと訊いてほしかったのかな兄上は
「関白でも右大臣でも、我が殿に変わりはございませぬ」惚れてるなあ
「関白になってしまっては、意のままに動けぬ。存分に働ける場に留まりたいと仰せになったそうだ」
訊かれなくても語る兄上
「ただ者ではない」「この前まで道長様なぞ眼中になかったくせに」
あれは道長個人というより、「道兼の弟」という立場の話だったからか
「ああ。これほどの心意気の方とは思わなかった」今見直したんだ! と返せるの強くない?
「されど、これからは右大臣様一本で行く」政権トップになったタイミングで言ってもな~
「情けない兄上」「道長様に俺のことを褒めておけよ」「褒めるところがございませんけれど。」
仲のいい兄妹だな
明子の持仏に手を合わせてる兄上
副音声「館の縁に道長」
ここで40分ぐらい
立って、空を見上げる
まひろの言葉だけ回想
「道長様は偉い人になって、直秀のような理不尽な殺され方をする人が出ないような、よりよき政をする使命があるのよ」
思えば、道隆も死んで道兼も死んで、伊周も関白にならなくて、道長が自分から働きかけてもいないのに内覧が巡ってきたのだな
道隆が関白だったときは、「関白の弟」であっても実現できなかった
道兼が関白になったときには実現できたかもしれなかったけれど
「誰よりもいとおしい道長様が、政によってこの国を変えていく様を、死ぬまで見つめ続けます」
あのシーンが終わったところで20分ぐらいだったのだから、そこから20分、道長の言葉や心の声は提示されていない
関白でなく内覧になったことや、右大臣になったことについて、当事者である道長・帝から真意が語られることはなかった
定子、穆子、俊賢の口から、推測や噂が語られるだけ
「地の文だけ」みたいなシーン
一方、まひろの横顔
これも前のシーンと同じ「40分ぐらい」の1分間の間
その後、道長の右大臣就任→倫子と穆子→明子と俊賢→道長→まひろ、と進んできた
「道長の右大臣就任」に対する、正妻・倫子たちの反応、もう一人の妻・明子たちの反応、と描いてきたから、ソウルメイト・まひろの反応を描くターンになったのかしら?
例の廃屋を訪れる道長
まひろもいた
角を曲がったらそこはもう例の廃屋で、まひろがいたのもここだったという流れ
副音声「一人、廃屋に佇んだまひろ」
ぐるっと回ってまひろのいる方へ
副音声「気配に振り向く」「薄い月明かりの中に、道長」
副音声「目と目が、静かに交わる」
この場で抱きついたときの回想
心の声「昔の己に、会いに来たのね」ここから音楽
副音声「見つめ合う二人」「道長の方へ歩くまひろ」「重なる二つの影」
えっ
「でも、今語る言葉は何もない」えっえっ
副音声「影がすれ違う」「二人の背中が遠ざかっていく」
無言のまま去るの! すごいな!
「すごいことやるな!」というメタ感想からドラマ内に戻れないw
「語る言葉はない」じゃないよ、看病してもらったお礼をおっしゃい
これ道長視点だと、まひろは結局あのあと疫病で亡くなっていて、幽霊が現れた(幽霊だから喋らなかった)ように見えない…?
「昔の己に会いに来たか……だが語る言葉は今や無い!」
ほとんどラスボスみたいなセリフだ。