「光る君へ」第12回「思いの果て」
あらすじ:
相関図:
公式サイトの第12回まとめ:
寛和2/986年
高倉に行ってみるまひろと乙丸
お坊さんが来ていて読経している
なつめの髪を一房切り、「得度、相成りました」
死を迎える準備だ
なつめ、喘ぎ出して「さ…わ…」と娘の名を呼ぶ
為時、なつめの娘を呼んできてほしいとまひろに頼む
別れた夫に育てられていると
何かできることがあれば言ってください、と言ってたのが回収された
まひろ、ダッシュ
おなごが走ってはいけませんてば
さわ(とお供)を連れて走って戻ってくるまひろ「さわさんをお連れしました」
さわはちゃんと市女笠を被っている
お供の人が受け取る
立ち竦むさわを促して上がらせる
なつめの手を取るさわ、泣くなつめ
なつめの手を取る為時
…あれ、さわが看取るんじゃなくて?
亡くなったのは後日なのかな
ん? ナレーションが「なつめ」って呼んだけど、字幕以外で名前出てたっけ?
字幕をつけてるとそれがすぐわからなくなる
あ、まひろにさわを呼んでくるよう頼むとき、「なつめには娘がおる」って為時がちゃんと言ってるや
畑仕事をしているまひろ
「大きくなったね」「ありがとう」と野菜に話しかけている
囁き声ではある
そこへさわが訪ねてくる
「喪が明けて、父は漢学の指南に出ていますし」あ、何か仕事は見つけられたんだ
「お見苦しい姿をお見せしてしまって…」「いいえ! すばらしいと思いました」
「わたしは父に、おなごは何もするなと言われていますので…何もできません」「そのくせ父は、今の母の子ばかりかわいがり、わたしには目もくれません」
「でもまあ、それも宿命です」
「庭仕事、お手伝いさせてください!」
「え…。でも、お父上に叱られません?」「黙っておればわかりません」
押しの強い子が来た
まひろも他人にそう言われると戸惑うのか
まひろと気が合いそう
一緒に雑巾がけ
カブを抜いてみせるまひろ、自分も抜くさわ
琵琶を教える
道兼の前で弾いた曲か
副音声「書物の天日干し」
「まひろ様はたくさんの書物をお読みで、文も歌もお上手で」「たくさんの殿御が文を送ってくるのでしょうねー」
「文をくれたのは一人だけよ」
「え! ごめんなさぁい」「何故謝るの?」「え…。よくわからないですけど謝ってしまいました!」「おもしろいのねさわさんて」
ここで「おもしれー女」に一番近いフレーズが来るとは思わんやん
「まひろ様に文をくれた方は…(くるっ)どんな方ですか?」みんな恋バナが好きねえ!
口づけを思い出すまひろ
「今、思い出しておられましたね」食いついた
「わたしは、物知らずのうつけですが」家でそう言われてるんだろうなあ
「そういう勘は働くのです」「そんな不思議な力があるの?」
不思議な力とな
今のまひろに関してはわかりやすかったんじゃないかとも思うけど
「その御方は…背が高くてぇ…シューッとした感じ?」さすがに「シューッとした感じ」は現代的すぎませんか
「隠してもお顔に出てますよまひろ様~」ほら
さわちゃん、着てるものだけでまひろよりよっぽどいいところのお嬢様なのが一目で分かるのに、こんなふうにしょっちゅう抜け出せるところが放置子だという本人の発言を裏付けていておつらい #光る君へ 「まぁひろの婿の話だが、閃いたぞぅ!」宣孝が大層上機嫌でやってきた
まひろとしては頼んでないのだが、「まひろが婿取りすれば万事落着するのじゃ」と
まあそれは言える
「宣孝殿の閃きを聞いてみようではないか」
「閃いたぞ」を受けて「閃きを…」と言われてるのが何だかおかしかった
別にそうおかしなことではないと思うんだけど
「正四位下の左中将」「実資様はどうじゃ?」
「実資様は畏れ多い」という意味で為時は否定的
「実資様とは身分が違いすぎる」正四位下だし、本来藤原家の嫡流だった人だしね
言うほど嫡流でもないか
まひろも五節の舞のときに見た覚えがある
「五節の舞のときの」と言うけど、殿上人はみんないたんじゃないのか
「わしは蹴鞠の集いで付き合いがあるゆえ話はできるぞ」
為時もそもそもは漢詩の会で兼家と接点があったんだった
「昨年、北の方が亡くなったそうで」「ちょうどよい」酷い言い草だ
「実資様は名高い知恵者ゆえ、まひろの賢さに惹かれるやもしれぬ」あらまあ伯父馬鹿
「なるほど…」為時もちょっと食指が動いた
まひろの賢さをわかってくれる人に嫁がせたいだろうしな
「あの方は、父上よりも学識がおありなんですか?」
まひろはまひろで、父上が日本一だと思ってるようなところがある
為時の評価「学識も勿論おありだが、実資様の素晴らしいところは、権勢に媚びないところだ」「筋の通った、お人柄なのだ」
いかにも為時が尊敬しそうだ
宣孝の評価「学識があり、人望があり、何より、財がある」
惟規がノッてきてくれそう
「実資は赤痢にかかっていた」あらま
宣孝、巻物をたくさん持ってお見舞いに
「こんなにも」
ノートをたくさんくれたようなものか
あ、ちゃんと中身の書いてある書物だった
当時紙は貴重だから、お見舞いの品になりうるんだな
「今から文をしたためますので」え、訪問先で書くの
「お会いになれますが」それは計算外だったようで「今日はご遠慮致す」
これ誤魔化せてるのかな?
そのとき実資が支えられながら奥の廊下を歩いていく
宣孝さん、やらかしちゃったような顔をしている
「あれは駄目だ。もう半分死んでおる」
掌返し
ノリノリだった宣孝がこの縁談を撤回する理由づけがいるもんなあ
「次を探そう」
「そなた一人のことではない」「かすみをくろうて生きていけるとでも思うておるのか」まあそうだけど
「甘えるな!」わがまま言って家族に苦労を掛けるなと
為時が浮世離れしすぎてるせいで、宣孝の言うことが「確かにごもっとも」と聞こえてしまう
副音声「腹具合が落ち着いた隙に、日記を書く実資」映像だけじゃわからない情報が微妙に
当時の「日記」のビジュアルを見たことがなかったからちょっと嬉しい
あっ「ありき」って言ってるのに字幕は「あり」で終わってるぞ
あれは実際に小右記に書いてある文面なのかな
巻物を開くと女性の絵
衣が透けて中が見えている
ちょっと横を見て、誰かに見られていないか確認
「おお、おお…」「おお…。…見えておる」
まひろとの縁談を持っていこうとしてるときに、歓心を買おうとして贈るのがそれかい
日記に「見舞いに●●を貰った」と書こうとして、何なのか確認するために開いたわけかな
まひろ、また野菜を洗いながら「見知らぬ人の、北の方になる…」と内心呟く
道長のプロポーズを回想
『ならばどうすればいいのだ!』「ならばどうすればいいのだ…」本当に
お、道綱が道長に会いに来ている
「俺ね、従四位下にしてもらったのはいいのだが、どこ行っっっても相手にしてくれぬのだ」
かなしい
「俺ね、」はかわいい
「俺は道長より11も年上だがうつけだからな~」
上地雄輔が言うとまた複雑
「ご自分のことをそのような」弟じゃなくても面と向かって「まあ確かに」とは言えな…公任は言えそうだな
「東三条殿に行ったと言ったら、母上は怒るかな?」
あ、普段から付き合いがあったわけではないのか
陰謀のときに顔を合わせて、それ以来道綱が道長に懐いてる感じかな
「摂政様、今でも母上のもとにお通いなんだよ知ってた?」
少なくとも外では「摂政様」「お通い」という言い方をするんだ
「すまぬな。嫌なことを言って」「そのようなことで、嫌にはなりませぬ」
だったらもうちょっとリアクションを取ってあげて!
まひろのことで頭がいっぱいなの?
「俺にも妾はいるし、それなりに大事にしているけれど」
むしろまだ嫡妻はいないのか
母親と同居してるってことは婿入りしてないってことだからそうか
「妾の側から見るとまるで足りぬのだ」
X/Twitterでも言われてたけど、これを男である道綱が言ってくれるのがいい
「それは、お母上のお考えですか?」「何も言わないけど見ていたらわかる」
実際の道綱母は、夫の愚痴を息子にこぼすタイプだったらしいけれど
「嫡妻は一緒に暮らしているけど、妾はいつ来るかもわからない男を待ち続けているんだよな」「男は精一杯かわいがってるつもりでも…」「妾は、常に。辛いのだ」
自分がまひろに何を要求したか今になって悟る道長
『ならばどうすればいいのだ!』「ならば、どうすればいいのだ…」まーた以心伝心
副音声「内裏」「兼家の執務室、直盧」
「わざわざお出ましいただき申し訳ない。どうぞ」左大臣様が兼家に呼び出されている
どっちも畳の上だ
「実は、愚息道長のことで、お願いがございまして」
「道長が、左大臣家の姫君をお慕い申しておると申すのでございます」
「左大臣家に婿入りする話。お進めくださいませ」
「お慕い申しておる」なんて実際には言わなかったけど、まあ表向きはそう言うだろう
倫子の方はガチでお慕い申しておるけど
「息子の願い、何とか叶えてやりたいとも思い、左大臣様のお胸の内をお聞かせいただきたく、お招きしたのでございます」
「それは、光栄に、ございますが…」「これから道長にも、左大臣家の婿に相応しい地位を与えてゆきますので」「どうか、道長にご厚情を賜りたく、お願い致します」
地位を与える側にいるんだなあ兼家は!
「そのような、過分なお言葉…」「道長に、ご承諾いただいたと伝えてよろしいですかな」有無を言わせぬ
「ちょっとおお待ちくださいませ。娘の気持ちも、聞いてみませんと」「どうか、お力添えを賜りたく。お願い致します」
姫君方の集い
「何故、下女に、いとまをお出しになったの?」
「の?↑」って訊いちゃうしをりさん
「父が、官職を失いましたので、人も雇えなくなりました」「それで何もかもわたしがやっております」
茅子さんしをりさんには解説が必要だということにまひろも気づきつつある?
「あ、でも、畑仕事もやってみると楽しゅうございますよ」
瓜や菜っ葉に「大きくなあれ~」と声をかけたり、それで「本当に大きくおいしく育つ」と認識してたりする辺り作家タイプ
「床を拭くのも、板目が時に、龍に見えたり、川の流れのように見えたりして、飽きません」
ずっと同じ床を拭いていたらそのうち飽きるよなと思ってしまった
「板目。わたしも見てみましょ」
「あ…わたくしも」「では、わたくしも」しをりさん茅子さんも続く
茅子さんが「龍のよう」、しをりさんが「川の流れのよう」とまひろの言った例をそのまま使ってるのに対して、倫子様は「烏帽子のよう」「瓜のよう」とオリジナリティを発揮なさっている
ちゃんと自分で何に似てるか考えている
衛門は「おやめなさいませ、姫様」と軽く注意
「ではまた」「つつがなく」「またの日に」帰るとき、引き返して
「先ほどは。お助けくださってありがとうございました」「まひろさんこそ、堂々としていてお見事でした」
「わたし、まひろさんがいらしてくださるようになってから、この会が大層楽しみになりましたの」
茅子さん肇子さんしをりさんではやっぱり物足りなかった?
「板目が龍や川の流れに見える」なんていう刺激をくれるまひろと、その刺激を受けて「烏帽子のよう」「瓜のよう」と応用できる倫子
将来娘の教育係としてまひろを召喚するのは、道長じゃなくて倫子かもしれないな
「あ…わたしも、最初は居心地が悪いと思いましたが、このごろは、ここに寄らせていただくことが癖になってしまいました」
「最初は居心地が悪かった」ってまひろなら言っちゃうだろうな
倫子に心を許したから、という問題では別になくて
「癖になって」でまひろが目をぎゅっとした(?)の、「癖?」のときの倫子様に移ってる
真似たというより移ったんだろうなあ
副音声「雅信と小麻呂の前に道長」小麻呂もカウントされてる
道長の席には畳がない
兼家から預かった文「此者道長也 摂政」「すばやいのう、摂政様は」
兼家が倒れたとき、詮子が「左大臣に文を書くから道長が持っていけ」と言っていたけど、詮子はどういう文面を書くつもりだったのだろう
絶対パパの「此者道長也」みたいなことは書けなかったと思う(そのへん詮子は兼家に負けてると思っている)
はっ、将来年齢を重ねた詮子がそういう文を書く日が来るかもしれない
「詮子もすっかり兼家になったなあ」的な
副音声で「漢字五文字の文」と二回ぐらい言われてて笑う
「こちらで、姫様方の集まりがあると聞きました」
「娘のための学びの会だが、遊んでおるようなものらしい」でもまひろが来てからは「学び」度が上がっていそう
「今日もやっておられるのですか?「なにゆえそのようなことを」「なにゆえ、と聞かれましても、困りますが」
道長が実際に倫子を慕っているのだったら、これは脈なしと感じて落ち込んだり焦ったりするところかな
別にそんな殊勝な気持ちで来ていないから「何故と聞かれましても」とか言ってるけど
どうせ兼家が押し通すことは目に見えているし
穆子様が倫子様に「涼やかだこと」味方だ
副音声「道長が帰った後」
左大臣様、文を開いて「なめておる」と嘆息
「なめてる」という言い方はいつからあるんだろう
そこへ倫子「父上、わたしは…」「藤原道長様を、お慕いしております」
ショックを受ける雅信さんの図が笑えるw
「打毬の会でお見かけして以来、夫は道長様、と決めておりました」
「ま、待て、待て」「そなたは猫しか興味がなかったのではないのか?」本気でそう思ってたのパパ
「そのようなこと、申したことはございませぬ!」「そうなのか!」www
「道長をずっと、ずっとお慕いしておりました」の後の息遣い?も衝撃が冷めやらぬという感じ
もう言葉もない
だから他の殿御の文は開かなかったと言ってるけど、道長を知る前だって読んでなかったんだろうから誇張よね
「道長様を、どうかわたしの婿に」「倫子の、生涯一度のお願いでございます」
パパだって倫子の願いを叶えてやりたくはある
「叶わねば、わたしは生涯猫しか愛でませぬ」なんつう脅しだ
「生涯一度のお願い」と辻褄が合ってはいる
跪いて「父上のお力で、どうか、道長様をわたしの婿に」「お願いでございます」
父上の力が及ばなくても兼家の力で婿にされてしまいそうだが
文が来たことはない「わたしが道長様のお目に留まっているかどうかもわかりません」「うん、留まった、ようではあるがのう」素直に言っちゃった雅信さん
「まことでございますか!」口を滑らせたみたいな反応してるよパパ
父の腕に手を置いて「どうか、お願いです」「どうか、どうか…どうか…」
「ああーよしよしよしよしよし…」「ああ~、ああ、泣かんでもよいではないか」「わしは、不承知とは言っておらんのだから。あーあ、よしよし…」
二十歳を超えた娘に「よしよし」(めっちゃ愛娘である)
「よかったわね! 倫子!」すかさず登場の穆子様
「なんだ? おまえ…」雅信さんのこの反応www
「父上は今、不承知ではないと仰せになりましたよ」
倫子様、母上の方に抱きついて泣き出しちゃった
取られちゃったよパパ
雅信さんを見上げる穆子様「あなた、よろしくお願い致しますね」
なんでそんなにみんな寄ってたかって雅信さんをいぢめるのだ
「泣くほど好きでは、致し方ないのう」
本当に言葉通り「泣くほど好きでは致し方ない」んだろうなあ
すかさず「言質取った!」みたいなこと言わなくても大丈夫だったんじゃないですかね、このパパなら
「それで? 倫子という姫の顔は見られたの?」
そういえば詮子は入内する前にも「帝はどんなお顔かしら」「顔が好きになれなかったら皇子を産むのはかなり辛いと思うのよね」と言ってた
「左大臣の娘というのは悪くないけど」って、詮子様も倫子様で進めようとしてたじゃないですか
「道長の好みなの?」「好みは特にございません」好みのタイプができる前に好きな子ができちゃった系
「ね、とっておきの美女がいるんだけど見てみない?」
「嫌なら無理は言わないから、見てみてよ」「高明公の一の姫、明子女王」
「嫌なら無理は言わない」って本当に?
「ああ。この前拝見しました」「もう一回見なさい」すごい返しだ
「妻を持つなら一人も二人も同じでしょうに」夫の愛が他の妻にばっかり向けられていた詮子様がそう言いますか
高明の失脚は藤原のせいなので、怨念を気にしていると
怨念を鎮めるためと、高貴な血を家に入れるため「最高じゃない」
最初に明子の話題が出たときは雑だなと思ったけど、ちゃんと計算があった
「明子女王様が、お見えでございます」「――え今日ですか⁉」
副音声「梅壺の一室」
「明子様、ご不自由なことはございませんか?」
「何ゆえ、このようによくしてくださるのでしょうか? 何の関わりもないわたくしに」
あっ字幕では「源明子」だ
「明子様のお身の上を思うにつけ、何かできないかと思っておりましたので」
源氏なんてダメだって兼家パパに言われたから、意地になって別の源氏を探してきたとかいうのが真相だったりしませんかね
ちょうどこの年に、明子を養女にしていた盛明親王も死んだのか
「ありがとうございます。」が取り付く島もない感じでこわい
「…うん、突然でございますが」この辺から詮子様が既にコミカル
道長を売り込む「それは優しくよい気立てで」
「お世話させていただいても、よろしいでしょうか?」
間を置いて「お願い致します。行く当てもない身でございますので」
「御簾を上げよ」「あら?」副音声「いない」副音声ちょくちょく遊びますよね?
あの距離なら、御簾を上げた人たちは道長が行っちゃったこと気づいてたのでは…(どんな気持ちで上げたのやら)
というかなんで逃げたの道長
「見るだけって言ったじゃないですか」ってこと?
高松殿
「よい話だ」「皇太后の後見のもと、そなたが道長の妻になれば、醍醐の帝に繋がる我らにも光が当たるやもしれない」
確かに、皇太后の後見を受けられるっていうのはかなりいい話だ
「兄上は藤原の施しが欲しいのですか?」厳しい
「そなたこそ既に施しを受けてるではないか」カチンと来る返しだな
「こちらは明子の兄、源俊賢である」
この雰囲気、普通に同母兄妹だと思った
俊賢さんの母上は兼家の同母妹、明子女王の母上は兼家の異母妹
明子女王のおばあさまは内親王か
あ、明子女王の母上は藤原為光の同母妹だから、つまり明子は斉信や忯子といとこ同士なのか
「道長の妻となれば、兼家に近づけます」「兼家の髪の毛一本でも手に入れば、憎き兼家を呪詛できます」
もう結婚したくて結婚するの倫子様だけじゃないですか_(:3」∠)_
「いらぬことをするな」「もはや藤原に取り入らずして生きる道はない」「おまえも道長の妻になり、幸せと栄達を手に入れよ」
なんか食べながら言ってても説得力というものが
「わたしの心と体なぞ、どうなってもよいのです」必ず父の無念を晴らす、と
かまどの火を熾しまくっているまひろ
「北の方になるなら誰でもいいの?」「このままあの人を失ってもいいの?」
妾にはなりたくないと思っていたけれど、さりとて北の方なら誰でもいいというわけではない
道長はひらがなの練習中
「甘えていたのは俺だ」「心残りなど断ち切らねばならぬ」
北の方にはできないまひろを、妾にしてでもそばに置いておきたかった、ということかな
「ふうー、仮名は難しいな」「お上手になられました」「では、次は…これを書いてみましょう」
年下の行成くんに指導してもらう道長くん
まあ何せ行成なので
覗き込まれて「近い…」みたいな顔をしてるけど、行成が初登場したときは、道長の方が行成の書を覗き込みに行って「近い…」みたいな反応されてたじゃないですか
公任と斉信も来た
斉信「何してるの?」行成「お静かに」ぴしゃり
公任「道長がやる気になっているのを初めて見た」そんな顔しなくても
斉信「気味が悪いな…」これは軽口っぽくもあるけど
「父上、あのやる気のない道長までやる気を出しているということは」えらい言われようだ
「摂政家が全てを意のままにせんとしている証」そこまで言われちゃう
これまでの道長はどれだけやる気がなかったというのですか
「わたしはこれまで、己が最も賢く、内裏でも先頭を切って上っていくつもりでおりましたのに…」
「自分が一番賢いと思ってた」部分についても自信がなくなってきたのか
頼忠は出仕をやめようと思っていると告白
「飾り物の太政大臣でおることは、恥をさらしているようなもの」まあ居心地は悪かろうなー
「父上がおられなくなれば、わたしの立場はますます弱くなってしまいます」慌てる公任に「頼んだぞ」
「摂政家では、道兼の懐に入っておくのがよいとわしは思う」ええ?
「先の帝のご退位のはかりごとの要となったのは道兼だ」あっバレてるんだ
「摂政も道兼を頼りにしているとわしは見る」いや…
「道兼を、そらすな」あー…こんなだから負けたんだな頼忠は…
頼忠には、まさか我が子を捨て駒にするなんていう発想はなかったのかもしれない
「顕光様、皆様」公卿たちに歩み寄っていく道兼
顕光さん、ずっといたと思うけど急に名前を呼ばれた
「例の件よろしく」と声をかけた
これが何だったのかは次回やるのか
「庚申待の夜」場所じゃなくてイベントのときにもこの文字出るんだ
「庚申待とは、古代中国起源の行事である」「この夜、人々は眠らない」「眠ると、腹の中にいる三種の虫が、天に上り、天帝に、その人の罪を告げると、言われていた」
道長、倫子、明子
道長は何か書いている
ひょっとして、「この文を送る相手は果たして倫子か明子か?」というシーンなんだろうか
副音声「乙丸が見張りをする部屋の中」目をこすって眠そう
「わたしね、このごろさわさんを妹みたいに思ってるの」
「それなら、俺がいなくても寂しくないな」冗談めかしてるけど心配してたのかも
さわの視線を受けて「俺に惚れてもだめだよ」
何を言っているのか
と思ったらさわさん動揺してる?
「姉は賢くて強くて立派だけど、俺はろくな男じゃないから」ほんとよくグレなかったよね惟規
「何気取ってるの?」まあ姉の反応はこんなものである
「天帝に、告げられては困る罪ってあります?」
「初めて一緒に過ごす庚申待ちの夜」っぽさ
「ああ、あるわ」
いろいろ言った中の「好きな人も」に食いついてくるさわさん
まあ「母が死んだのはわたしのせいだし」なんて言われてもリアクションに困るか
「うそもつくし」これ源氏供養の伏線…?
源氏供養は、紫式部の亡霊が「『源氏物語』に狂言綺語を記して好色を説いた罪で地獄に落ちた」と告げたことから、その苦を救うとともに読者の罪障をも消滅させるために、法華経二十八品を各人が一品ずつ写経して供養した法会である。
源氏供養の由来は、仏教において、架空の物語を作ることは、「嘘をついてはいけない」という五戒の1つ「不妄語戒」に反する、とする当時の思想である。
乙丸が寝ちゃっているので、百舌彦が石を投げて起こそうとしている
そういえば、庚申の日に乙丸寝入ってたけどいいのかな?
まぁ、乙丸はどこまでいっても善人のかたまりみたいな男だから、三尸が身体から抜け出て、
「早う、乙丸の罪悪を報告せよ!」
と、司命神に急かされても、
「えっと……何もありません。」
って、言うしかないよな。
そこに惟規「何だ?」「乙丸さんを…」
「あれ! 恋文?」「乙丸め~ちゃっかりやってるなー!」
乙丸は文字が読めるんですかねえ?
「いえ、これは…まひろ様に」「…おーーーー!」「ご苦労、渡しておこう」
「よろしくお願い致します」何度も振り返りながら帰っていくる百舌彦
惟規めちゃくちゃ疑われてるw
「…おーーーー!」の顔、確かにめちゃくちゃ疑わしい
二回目に振り返る直前、まだ百舌彦がそこにいるのに文を開こうとしている
角を曲がろうとして、まだ背中が見えているうちに文を開
そういえば源氏物語の後半の方で、口説いてる女性の母親から届いた手紙を読んでいたら、正妻に横から取られてしまうというくだりがあるな
談笑している女性陣のもとへ「あーねーうーえー! 道長とは誰」
道長の名前は知らない惟規
姉上と長く付き合っていた三郎の正体が道長という名の良い紙で文送ってくる男だったと知っても少しもピンと来ない惟規は大学で何を学んでいるんだろう(笑) #光る君へ さわさんも「シューッとした方です」ってすごい返事だ
「あの人のことだな」というのはまあ勘が働かなくてもわかるけど
取り合ううちにさわさんの手に渡る文「優しい文字ですね」
勘が働くさわさんの「優しい文字」判定は心強いかも
さわさんから返してもらった手紙を見て飛び出していくまひろ
さわさんグッジョブ!!
走るまひろ「妾でもいい」「あの人以外の妻にはなれない」
廃屋に駆け込んできたときの笑顔がかなしい
「すまぬ。呼び立てて」「いえ、わたしもお話ししたいことがあり、お会いしとうございました」
ちょっとよそよそしい言い方ではあるかな?
「左大臣家の…一の姫に婿入りすることとなった」
副音声「まひろの中の全てが止まる」
「倫子様は…」「おおらかな、すばらしい姫様です」「どうぞ、お幸せに」
こう言えるまひろなあ!
「幸せとは思わぬ」おいこら倫子様に超絶失礼だぞそれは!!!!
「すばらしい姫様です」と言ってのけたまひろにも失礼だぞ
「されど地位を得て、まひろの望む世をつくるべく」
まひろの希望に沿うために倫子と政略結婚するんだって言ってる?
これに「楽しみにしております」と返せるまひろよ
前回から倫子様が「これからも来てね」と繰り返してるのがフラグに思えてきた…
道長の胸中「妾でもよいと言ってくれ」
これで言ってもらえると思うなや
自分からまず「妾にしかしてやれないがどうしても駄目か」と言っていれば…
まひろがここで「妾でもよい」と言うとしたら、きっぱり捨てられそうなところに縋りつくってことじゃないの
「おまえの話とは何だ?」「道長様と、わたしは」「やはり…辿る道が違うのだとわたしは、申し上げるつもりでした」
つっかえつっかえになってるところから察してあげても…
よく偽りを言うおなごなのだから
「わたしはわたしらしく、自分の、生まれてきた意味を、探して参ります」 #伏線と見た 踵を返すとき、「こぼれる涙に、月の光」副音声
倫子さまが好きな人と結ばれたらそれは素敵なことなんだけど、道長とあまりに釣り合いすぎていて、小さい頃童話の人魚姫読んだ時と同じ絶望を感じる。もうこれはこちらが泡になって消えるしかないな、ご成婚おめでとうございます、お似合いですね的な。
ちょっと前のツイートだけど、人魚姫のたとえが秀逸すぎる
その足で倫子のもとへ
ちょい待て
「ええっ? 文もよこさずなんてこと…」作法もガン無視
「いいわ。入れておしまい」穆子様もつよいな
紙燭をさして御簾の前へ案内される「道長でございます」
倫子が映る
「無礼を承知で参りました」「おそばに寄ってよろしゅうございますか?」
ほんまに無礼や
倫子様の方が夢中だから受け入れられたけれども
副音声「頭を下げる倫子」
奥へ行く倫子、道長が入っていくと目を閉じている
おそばに寄ったら倫子さまに押し倒されてしまう道長
やっぱり緊張はするものね
手を取る道長
目を開ける倫子、目が合う、目を逸らす道長
副音声「胸に飛び込む倫子」
「道長様、お会いしとうございました」
道長、まひろの「お会いしとうございました」を思い出したかな?
倫子にこんな風に慕われていたというのは予想外だったかも
「道長でございます。無礼を承知で参りました」
道長が働いた具体的な無礼
・文の一通もよこさない
・先触れの使者もよこさない
・庚申夜に妻問うという禁忌
・他の女との逢瀬したその足で訪う
倫子の対応
・決まり手:押し倒し
庚申の夜に行くのもアウトなんだ
副音声「抜け殻のように歩くまひろ」
乙丸「お戻りでございまーす」あっ起きてる
惟規とさわ、縁に出て飲んでいる
「帰ってきた」という時点で察しがついただろうな
「飲みなよ、こっち来て」
「酔ってしまうかも…」「どうぞ」
副音声「腰を下ろすまひろ、酒を差し出す惟規」受け取るまひろ
「こらえずともようございますよ、まひろ様」
これに「何を偉そうに」と軽口を叩ける辺り、惟規とさわも結構親しくなったよう
両手で杯を持って飲み干し、鼻を啜って上を向く
涙顔で空を見上げているシーン、長め