Piagetの発達理論
子どもが,環境との相互作用により自発的に法則性を取り出し,自らに取り込むことによって認知構造を作り出す やがて自らの認知構造自体を対象化し,根本的な論理構造を見出していく 運動が認知発達において重要な役割を演じる
3つの中核的単位・構造
1. 運動
抽象的に操作できる段階までいくと表象?yosider.icon
心象は,模倣として実行される運動それ自体が内化されたもの=内的模倣 運動が心象を構成する
運動を内化する手段・過程としての模倣yosider.icon
運動的なものから表象的なものへ移行する間に,心象は思考されるより以前にいわば演じ(jouer)られねばならない=模倣 表象を獲得するには自ら生成する・やってみることが必要?yosider.icon 自らの身体・運動を通して理解する = 記号接地?yosider.icon 二次的知覚:一次的知覚の中心化や歪みを修正した知覚 知覚が運動的要素を包含することは多くの研究が示唆しており,心象が知覚と同じなら心象が運動から構成されるのは根拠のある主張
etc
感覚運動の感覚に感情は入っているのか?yosider.icon 認知発達の最終段階で現れる
かつて身体で行っていた運動や操作を頭の中で組織的に行える
発達段階の性質(Piaget) (中垣, 2007) 段階の出現順序が常に一定である
ある段階を特徴づける行動や認識の獲得には,その前の段階の行動や認識の獲得が不可欠
ある段階を特徴づける諸特性は,無関係な寄せ集めではなく密接に連関しあった全体構造をなす
前段階の構造は次の段階の構造に徐々に統合されていく
一つの段階に形成期と完成期が見られる
発達段階の諸系列は,構造の扱う場の漸進的拡大とその柔軟性の増大という点での安定化の傾向を示す
発達諸段階の系列全体において,いくつかの安定した均衡状態とそこに至るまでの組織化の過程とを区別できる
出典