20世紀SF
河出文庫・全6巻
概要
SFが大きく花開いた20世紀。
その20世紀を、“SF黄金時代”である1940年代から10年ごとに区切って編纂されたアンソロジーシリーズ。
その時代を象徴する名作ばかりが収録されたアンソロジーなので、初心者が読むにも、そして時代の流れを把握したい読者にもばっちり合います。残念ながら現在版元品切れ。再版を心待ちにしています。
収録作
第1巻 1940年代 星ねずみ
アーサー・C・クラーク「時の矢」
アイザック・アシモフ「AL76号失踪す」
ロバート・A・ハインライン「鎮魂歌」
ウィリアム・テン「生きている家」
A・E・ヴァン・ヴォート「消されし時を求めて」
エドモンド・ハミルトン「ベムがいっぱい」
第2巻 1950年代 初めの終わり
ロバート・シェクリイ「ひる」
フィリップ・K・ディック「父さんもどき」
リチャード・マシスン「終わりの日」
クリフォード・D・シマック「隣人」
フレデリック・ポール「幻影の街」
C・M・コーンブルース「真夜中の祭壇」
エリック・フランク・ラッセル「証言」
アルフレッド・ベスター「消失トリック」
ジェイムズ・ブリッシュ「芸術作品」
コードウェイナー・スミス「燃える脳」
シオドア・スタージョン「たとえ世界を失っても」
ポール・アンダースン「サム・ホール」
第3巻 1960年代 砂の檻
ロジャー・ゼラズニイ「復讐の女神」
サミュエル・R・ディレイニー「コロナ」
ゴードン・R・ディクスン「イルカの流儀」
ラリイ・ニーヴン「銀河の<核>へ」
ロバート・シルヴァーバーグ「太陽踊り」
第4巻 1970年代 接続された女
ジョアンナ・ラス「変革のとき」
バリントン・J・ベイリー「洞窟鏡奇譚」
R・A・ラファティ「空」
ジョージ・R・R・マーティン「七たび戒めん人を殺めるなかれと」
第5巻 1980年代 冬のマーケット
ブルース・スターリング「美と崇高」
ルーディ・ラッカー「宇宙の恍惚」
オースン・スコット・カード「肥育園」
スタン・ドライヤー「ほうれん草の最期」
ポール・ディ・フィリポ「系統発生」
マーク・スティーグラー「やさしき誘惑」
ガードナー・ドゾワ「調停者」
イアン・ワトスン「世界の広さ」
ジェフ・ライマン「征たれざる国」
第6巻 1990年代 遺伝子戦争
スティーヴン・バクスター「軍用機」
ロバート・J・ソウヤー「爬虫類のごとく…」
アレン・スティール「マジンラ世紀末最終大決戦」
テリー・ビッスン「平ら山を越えて」
ダン・シモンズ「ケンタウルスの死」
イアン・マクドナルド「キリマンジャロへ」
ポール・J・マコーリイ「遺伝子戦争」