讃美歌百番
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ブライアン・Ｗ・オールディス作／浅倉久志訳
河出文庫・アンソロジー『２０世紀ＳＦ３』収録、版元品切
おすすめポイント
美しい世界、異質な語り手。
本作は、遠い未来、月が地球から離れて、代わりに地球が水星との二重星を成すほどに遠い未来におけるお話です。
環境が激変し、文明が衰退し、滅びゆく地球を行く旅人の目線から物語が語られるのですが、その語り手にこそ仕掛けがあったり。恥ずかしながら、私は仕掛けに気づかないまま読んでしまい、読み直してはじめて全体像が掴めました。
ニューウェーヴの、そしてオールディスの特色がよく出た、傑作だと思います。
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#２０世紀ＳＦ #ニューウェーヴ