冬のマーケット
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概要
ギブスンの短篇を代表する一作。
おすすめポイント
ゴミと芸術の境界、生と死の狭間、すべてが不確かになっていく世界で。
これこそが、サイバーパンクの真骨頂を示した作品だと思います。絶え間なく変化していく世界の中で、自分はいつまで自分であり続けられるだろうか。技術が異常発達していようが、していまいが、ひとが必ず直面するであろう疑念に対して真正面から取り組んだ作品がこの「冬のマーケット」。サイバーパンクの体現者、ギブスンの短篇の中でも1,2を争う人気作です。
私が好きなのは、技術革新が潜在的芸術家を呼び覚ましていくという概念。私のようなVtuberは、まさにそのような技術革新によってはじめてこの世に存在することが可能になった芸術家(すこしおこがましいですが)です。
ちなみに、サイバーパンクが大好きだった伊藤計劃さんの選ぶギブスン短篇のベストは、この「冬のマーケット」です。 次に読むSF
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