2024年7月の更新ノート
#2024/7
Upcoming experiments in my PKM practice | by Jule experiments | Jun, 2024 | Medium
複雑なPKMシステムにうんざりした人の話
PKM燃えつき症候群(これはPKMだけに限らないが)
目的がなく、中身を条件づけるものがないのでいくらでも肥大化する
『思考のエンジン』第十章「補遺の連鎖とハイパーテキスト」のまとめ |倉下忠憲
/scrapboxlab/infoboxのあるページのデータはどうなっているか?
『フルトラッキング・プリンセサイザ』(池谷和浩) – Honkure
Obsidianのプラグイン開発
拡散的思考・収束的思考
ObsidianのTemplaterプラグイン | Knowledge Walkers
レシピとそのバリエーション
情報のエコロジー・サークル
ジョン・アップダイクの書評のルール
執筆プロセスの探索その3 | R-style
『書き手は自著のプロモーションをどうするのか会議』
ObsidianでファイルごとにCSSを切り分ける
Obsidianでファイルごとに背景色を変える
違和感を大切にする - by 倉下忠憲@rashita2 - トンネルChannel
一冊のノートを使い切る気持ち|倉下忠憲
zenSidianでページ内のバックリンクを簡素に表示する
zenSidianで文字数を知りたい
ボードゲームのメカニクス
Johnny.Decimalという考え方 - by 倉下忠憲@rashita2
ノウハウ3.0のビジョン | R-style
メモカードを構成する四要素
PoICの4カードはDNAと相似
本は二度読む|倉下忠憲
技能修(習)得モデル
失敗を定義する
デジタルカード法における4タイプ(これについては、よく考えたい)
デジタルガーデンと庭作り、
4×3構成法
zensidianのHomeについて考える
デュラハン・システム
ブーメラン警句
情報の静動マトリックス
情報整理の4形式
Emacsのorgでアイデア整理
ObsidianのDataviewでノート群のタスクを抜粋する
DoラインとIdeaプロセス
Antone HeywardのObsidianのvaultデザイン
『思考のエンジン』のまとめ |倉下忠憲
自分の仕事をどう考えるのか
読メモ
「終わり」と「終わり」に挟まれた時代|佐々木敦『90年代論』第1回|光文社新書
知的生産の新たなパラダイム - デジタル時代における思考と発信の革新|Shin
出世魚モデル
ウィリアム・ジェームズの「意識の流れ」理論
『心理学原理』(1890)
「思考は常に変化し、同じ状態は二度と起こらない」
カール・ポパーの「漸進的社会工学」
知識創造の個人主義からの脱却
レフ・ヴィゴツキーの社会的構成主義
『思考と言語』(1934)「知識の獲得は社会的相互作用を通じて行われる」
エティエンヌ・ウェンガーの「実践コミュニティ」の概念
『Communities of Practice: Learning, Meaning, and Identity』(1998)「知識は個人の頭の中ではなく、実践コミュニティの中で共有され発展する」
学び人(学人)
『思考のエンジン』
既存の可能で体系化されていた知識に新たに別の関係を与えることによって獲得される自由
体系を一つしか持たないデータベースではなく、複雑に複数の体系を可能にするナレッジ・ベースの世界
物語を語り直せること。
複数の物語の可能性の中で生きて行くこと
「この正の一回性」→実存性をどのように合わせて考えるか
ポピュリスト右派とウォーク左派の共謀【寄稿】 : 社説・コラム : ハンギョレ新聞
ウォーク左派は抑圧的な体系を作り、個人に厳格な理想に完全に合致できないという罪悪感を絶えず抱かせる。ポピュリストはこの隙を狙って「リラックスして、あなたのありのままを誇りに思いなさい」とささやき、解放的な気持ちを抱かせる。しかし、実際には、既存の秩序を維持することを望み、現実の問題を回避する。左派も同様に、口では急進的な変化を主張するが、彼らが描く変化は、真の変化なしに既存の秩序が維持されるようにする変化だ。
Returning from the Zettelkasten abyss | by Steven Thompson | Medium
二つのアイデア
相互に関連した文献の網をたどること
Putting thoughts into your own words before you understand the meaning doesn’t work.
意味を理解する前に自分の言葉に置き換えて考えてもうまくいかない。
Adherence to the atomic principle of one idea, one note wastes time. The deeper you go on any idea, the further away you move from the core because of “side thoughts.”
1つのアイデア、1つのノートという原子原理に固執するのは時間の無駄。どのような考えでも、深まれば深まるほど、「副次的な考え 」のために核心から遠ざかっていく。
Progressive Summarization
「段階的要約」や「多層階要約」
情報収集・整理: 対象となる情報(論文、書籍、メモなど)を読み込み、理解する
重要部分の抽出: 情報の中で最も重要と思われる部分(キーワード、フレーズ、段落など)を抽出する
抽出部分の要約: 抽出部分それぞれを、より簡潔な表現で要約する
必要に応じて繰り返し: 情報の重要度や必要性に応じて、2~3のステップを繰り返し、段階的に要約を深めていく
Progressive Summarization: A Practical Technique for Designing Discoverable Notes - Forte Labs
A No-Nonsense Guide to Progressive Summarization
Feynman's Darlings – Or: How Anyone Can Become Brilliant • Zettelkasten Method
その方法はこうだ。
私は自分の壊れたアイデアをブックマークリスト(Obsidianというソフトを使っている)にまとめている。リファレンス・ノートを処理するとき、私はブログのアイデアのリストに目を通し、何かつながるものがないか確認する。もし関連するものがあれば、ブックマークを使ってすぐにそのメモを開き、書き始めることができる。運が良ければ、その記法を完成させるのに十分な考えが脳から流れ出るだろう。そうでなければ、リストに残しておいて、次のひらめきを待つことができる。
ファインマンズ・ダーリングを使うことで得られる意外な成果とは、ふとした一言やフレーズによって、ブログの記事がゆるやかになることがあることだ。
私は、プログレッシブ・サマライゼーションを成功させる鍵は、参考資料の流れに時間を費やし、何らかの理由で停滞している他のアイデアのヒントになるものがあるかどうかを確認することだと気づいた。
なぜ先生は学生を「怒れなく」なっているのか 教育現場を弱体化させている1つの「妄想」 | リーダーシップ・教養・資格・スキル | 東洋経済オンライン
一方で、生徒たちは反発している子も含めて、本音としてはむしろ大人に導かれたいって気持ちが同時にあって。私はそれを見逃したらダメだと思っているのですが、舟津さんはそのことも本の中で触れられていて、まさに現場で教えられている方だなと感じました。ただ、いまはこっちだよ、と導いてほしい若者もいるなかで、手を緩めることしかできない指導者が増えている現実があります。手を緩めるほうが、ちゃんと向き合うより無難なんですよね。
ただ、はっきり言うタイミングが早いとびっくりされる、というのがやはりイマドキだと感じます。子どもたちは「差別はいけない」ってことを、お題目としては早期から教え込まれています。同時に、とても大切なことですが、実際には誰しも無意識に差別をしてしまうものです。差別の対象も幅広いから、外国人には偏見はないけど障害者の方には偏見をもっているとか、当然ありうる。
差別心というのは必然的にこぼれるものです。そして自分から思わずこぼれたものを「あ、今のはダメだな」と反省しながら学んでいく。その過程で「それは差別だよ」と教えるのは必要な教育なんですけど、「差別はいけない」というフレーズだけを叩きこまれているがゆえに、差別をしてしまったというギャップに耐えられないのが今の子どもたちなのではないかと。
鳥羽:ああ、なるほど。今の話は、「唯言【ゆいげん】(中身のない唯【ただ】の言葉)」という言葉をご著書で使われた際の問題意識を考えるとわかりやすいですね。お題目としてわかってはいるつもりだけど、実体験として理解はしてないから、「それは悪いことだよ」「差別だよ」って言われたらすごくびっくりしてしまう。そこに抵触したってことにおののいてしまったがゆえの、子どもたちの反応なのですね。
つまり、権力を行使して利己的な振る舞いをする以前に、権力をもつこと自体が糾弾される状況になっている。「べきだ」って言った時点で権力性を感じさせるからダメだ、となってしまう。そして「大学の先生は偉そうだからダメだ」という空気が強まり、動物性を発揮して子どもを抑えることも許されない。八方ふさがりです。
最も欺瞞があるのは、そうやって脱権力を叫んで権力を叩く側の人が「べき論」を駆使していることなのですが。大学の先生が「べき」って言っただけで嫌な顔をする人が、大学の先生はこうあるべき、と平気で押し付けてくる。脱権力を叫ぶ人が最も実効的に権力を行使しようとする転倒が、現実に起きてしまっています。
真面目な人ほど「就活」で損する演技社会の「茶番」 会社が求める演技をできる人が評価される現実 | リーダーシップ・教養・資格・スキル | 東洋経済オンライン
鳥羽:舟津さんがおっしゃる、権力がある人を「偉そうだからダメだ」と批判して脱権力させるのが現代社会の1つの特徴だ、という指摘は興味深いですね。おそらく、「偉そう」という点がすごく重要なポイントだと思います。偉そうだからダメっていうのは、つまり演技が下手だってことなんですよ。どういうことかというと、今の社会では「偉いのがダメ」ということが半ば常識となっているのに、偉そうに振る舞うこと自体が、もうそれだけで演技ができてない、下手だから不快だということになるんです。
マウンティングがまっすぐ行われないことと呼応する気がする
舟津:今の話をもう少し膨らますと、我々は基本的に演技する存在だと思うんです。社会学者のゴフマンも「ドラマトゥルギー」という概念を用いて、役割を演じるという観点から社会を説明しています。その見立ては妥当だとしても、演技する役が自分に合っていないとストレスになりますし、無理なことを演技しろと言われてもできませんよね。
ノリと欲望の対立
でも今は、例えば小学生たちも発達障害という言葉を知っていますから、クラスに発達障害の子がいるとわかると、「いい子」ほどその子に配慮しなきゃと思うようになります。何かいたずらをしたりふざけたりしても、「あの子は発達障害だからしょうがないんだ」と理解を示すわけですが、それってほんとうに理解と言えるのか。むしろ最初からその子を理解しなくていいっていう共通了解をつくっただけなんであって、欲しかったのは理解したっぽい雰囲気にすぎないわけで、そうすると発達障害と名指された子どもたちはますます孤立して寂しくなっていくんです。
固有性、具体性と向き合えない
鳥羽:つまりは、互いの演技力を試し合う社会なんですよね。それは監視し合うことでもあるから、フーコーが言った「権力は下から上に」という構造が強化されている。そして、大勢の人はそれをパフォーマンス、つまりある種の「ぽさ」としてしか見ていないし、その「ぽさ」こそが本物だと錯覚しているけど、一部の真面目な人たちは全部真に受けてしまう。その人たちにとっては本当に生きづらい社会ですよね。デフォルトが不真面目な社会では、真面目に受け取ると損ばかりしてしまう。そういう子たちがサイコパスと言われるのは本当にかわいそうです。
まっすぐな演技、入りくんだ演技
「入ることがゴール」と若者が考えてしまう理由 自分が選択した人生をいかに肯定できるか | リーダーシップ・教養・資格・スキル | 東洋経済オンライン
鳥羽:舟津さんの本の中に、「楽しい仕事に就くのではなくて、楽しさを見つけるように生きることで、我々は簡単に消費されない楽しさを享受することができる。教育とはそのためにあるものだ。楽しさを発見する過程を支えるためのものだ」という言葉がありましたが、本当にそのとおりだと思いました。
若い世代に限ったことではありませんが、受験でも就職でも、どのような選択をするかに気を取られすぎて、自分が選択した先をいかに肯定できるか、という肝心なところが意外と考えられていないし、誰も教えてくれないですよね。だから、舟津さんのここの視点にはとても共感しました。
鳥羽:雰囲気か偏差値って、まさに世間が作った欲望に踊らされている証拠だと思うんですよ。きっと就活も同じような仕組みがあるのでしょう。「楽しさを発見する過程を支える」っていう部分が高校でも大学でも顧みられていない。こういう自己疎外によって社会になじんでいく仕組みが昔から受験をはじめとする教育制度には組み込まれていて、それが若い人たちを不幸にする原因になっているんじゃないかと思います。
舟津:楽しさを見つけるっていうのは、自分の欲望を満たすように生きることであって、実はそれなりに経験や訓練を積まないと見えてこないもののはず。「これいいな」と思えるものを発見するのは簡単ではないんです。
鳥羽:今の教育のお話に関連するものとして、舟津さんの本を読んでもう一ついい言葉だなと思ったのが、「内定がなかったとてどうにかなるのだ、という余裕を持つために、知性へのゆるぎない信頼を持つために、教育がある」というものです。この点について詳しくお話をお聞かせ願えますか。
ただ、大学が確実に就職予備校になりつつある現代で、映画監督の是枝裕和さんが「お気に入りの城」って表現されたような、個々人が、この城を守れていたら自分は大丈夫なんだと思えるようなことを、学問や教育は伝えることができるはずなんです。
舟津:それこそが、「教育に悪い」ということなんですよね。自分の親と馴れ合えるくらい関係を消化しきった大人たちが「親ガチャ」と言うのと、小学生が「親ガチャ」って言うのはまったく意味が異なります。きっと「ハラスメント」とか「差別」も一緒で、言葉と経験が重なって、リアルなものとして自分の中に蓄積されていかないと、すべて言葉に回収されていく。
Best Personal Knowledge Management Tools in 2024 | by Tejas Sharma | Jul, 2024 | Medium
Constella: AI-powered with smart retrieval and visual graph-based note-taking.
Notion: Versatile workspace with graph views and backlinks for relationship mapping.
Roam Research: Graph-first infinite canvas for auto-rearrangement of notes.
Obsidian: Drag-and-drop note connections and mind mapping capabilities.
Heptabase: Unique object-centric design for efficient note organization.
Reflect Notes: AI-powered features for data organization and analysis.
Tana: Visualizes information in networks.
Logseq: Open-source tool encouraging community contributions.
MyMemo AI: AI-powered note-taking and organization capabilities.
ClickUp: Comprehensive solution for personal and team use.
MyMind: Focuses on teamwork and creative workflows.
Mem.ai: AI-powered data organization and analysis.
Fabric.so: Note-taking with an object-centric design philosophy.
Is GTD Still Relevant in 2024?. GTD became very popular in the years… | by FacileThings | Medium
It’s a personal management tool, not a time or task management tool.
パーソナル・マネジメントという表現はよい。
パーソナル・オーガナイズ
Interestingly, one of the groups in which GTD has been most successful is programmers, computer engineers and people related in some way to technology. The nature of all these jobs is to help people do more things with less effort, something that fits completely with the fundamentals of the methodology.
GTDは、プログラマなど、より小さな労力でより多くのことを行えることを支援する職業で指示されてきた。
you manage your attention and your actions
アテンション(注意)とアクション(行動)
Use A Work Journal To Recover Focus Faster And Clarify Your Thoughts
Bird by Bird - ゆるアーツジャーナル
I have a new favorite note taking app | by Danielpourasgharian | Jun, 2024 | Medium
Voicenotes AI
Personal knowledge management mistakes: why I deleted 1500 out of 4500 notes at Obsidian | by Nikita Shevchenko | Jul, 2024 | Medium
I write all my sudden thoughts and daily posts in separate notes. They are the most valuable thing for me, as they allow me to build a “second brain” and generally watch the evolution of thought. So, for example, I now have 20% of my written and processed thoughts, 80% of raw materials (other people’s ideas that somehow responded).
私は突然思いついたことや日々の投稿をすべて別のノートに書いている。それは私にとって最も価値のあるもので、「第二の脳」を構築し、思考の進化を観察することができるからだ。例えば、今私の手元にあるのは、20%の書き込まれ処理された思考と、80%の生の素材(なぜか反応した他の人のアイデア)だ。
Obsidianを便利に使えるノートタイトル「〜について〜したノート」 - by goryugo - ナレッジスタック
📑自分の部屋作りについて考えたノート
📑耳コピについて調べたノート
📑Keyballについて調べたノート
🗄️ガスコンロの交換について調べたノート
🗄️バランスボールを椅子にすることについて調べたノート
🗄️WordpressからHexoに移行する方法をまとめたノート
Tips: Hexoで静的サイト構築 #Node.js - Qiita
DayOneを日誌的に使う - by tks - ナレッジスタック
DayOneをアイデアジャーナル的に使うのは面白い
バラのリフィル/カードを持ち運びやすく工夫:ミニバインダー用の剥がせる画用紙ルーズリーフリフィルを自作する: tadachi-net 出張所
やってみたい。
『PiTハイパワー』
Obsidian Physical Object System and Template | by Dann Berg | Medium
物理的なものを追跡するためにデジタルノートを使う
書く時に大事なこと、Ulyssesの使い方|Tokimaru Tanaka
く時の見え方も、掲出先のフォーマットに合わせて、文字数や行間を設定できるので、本番原稿と同じ見え方で書けるというのもいい。書くことが、彫刻に近くなっていく。アウトライナーで行うフリーライティングを、そのままUlyssesに持ち込んで、本番原稿を雑談のように一発書きする。個人ブログというのは多くがそういうスタイルで始まったと思うが、そのような原始的な思考と文字の偶然性の発露が、今あらためて大事なのではないかと思っている。それは書くこと以外でも、何かを作ることに全てにおいて。
詩歌 - 漢詩・詩歌・吟詠紹介 - 学ぶ - 関西吟詩文化協会
Meteor.js
The Renaissance of Meteor.js - DEV Community
Meteor.jsとは?具体的な活用事例や他フレームワークとの比較を紹介 | エンジニアスタイル
JavaScript超初心者向け Meteor メモ (1) #JavaScript - Qiita
100冊から書店を開業できる取り組み、トーハンが開始へ…「無書店自治体なくしたい」 : 読売新聞
Visualizing ideas: whiteboarding, diagramming and sketchnoting. | by Minkyu Lee | Medium
DGM | An online sketchnotes for professionals
三要素
ホワイトボード
ダイアグラム
スケッチノート
## 2024年7月着想メモ
### 心の性質(★)
July 02, 2024 at 12:31PM
「心に響く」という表現から、心というものの性質がイメージできる。
### 自己経営(★)
July 02, 2024 at 03:22PM
「自己経営能力」を学ぶ(ないし鍛える)機会って、あんまり与えられない気がするな。
### ノウハウの運用(★)
個人のノウハウ・ツール・フレームワークについても、導入よりは運用・保守の方がはるかにケアを必要とする。
というよりも、華々しく導入すればするほど、運用上の問題が増える。情報を扱うツールでよく見かける風景。
これを自己経営的な視点で見ることもできるし、ソフトウェアの開発・運用の視点で見ることもできる。
### 当たり前不足(★)
July 04, 2024 at 04:41PM
黎明期の頃には話題になっていたことも、時間が経って「当たり前」になってくると言及する人がいなくなる。しかし、後から来た人にとってはその話題は知らず、知らないがゆえに検索もできない。「当たり前不足」が生じてしまう。
### 知識の混乱(★)
July 05, 2024 at 12:40PM
知識一式がきれいな目次で整えられているとき、いかにも整然としたものがそこにあるように感じられて、その内実がどれくらい倒錯し、混乱し、複雑に入り交じっているのかが見えにくい。
### つくるのマインドセット
July 07, 2024 at 12:05PM
通念として「正しいやり方」が確立していない分野で何かをやろうとしたら、「つくる」のマインドセットになるしかない。
### プレイしているゲームの違い
July 08, 2024 at 08:00AM
トランプという道具は同じでも、プレイしているゲームが違うというのはごく当たり前にある。同様に、同じデジタルツールを使っていても、目指していることが違うというのもごく当たり前にある。
で、目指しているものが違えば、有用なテクニックも変わってくる。
### 知と技能(★)
July 08, 2024 at 10:08AM
身体化された知は、技能と同じ。だから実際に役立つノウハウは、静的な知識としてではなく、技能として捉えた方がいい。
### ノウハウの偏り(★)
July 11, 2024 at 08:57AM
技能の習得には座学的なものと実技講習的なものの行ったり来たりが必要だと思うけども、ノウハウ書は座学方向に偏りがちで、二つをつなげるための方法が抜けていることも多い。
### わちゃーってなる現象(★)
July 08, 2024 at 05:03PM
時間がかかっている間に、もともとのコンセプトに別のコンセプトが乗っかってきて、わちゃーってなる現象に名前をつけたい。
企業で言えば、複数の利害関係者の意見/アイデアが乗っかってきて、わちゃーってなる現象。
### 失敗を定義しておく(★)
July 08, 2024 at 09:08PM
「失敗を恐れない」という言い方があるが、むしろあれは「失敗」の定義をきちんと取る、という感じかもしれない。
### 絶対に負けないゲーム(★)
July 09, 2024 at 07:51AM
思うのだけども、"論破"がウけるのは「絶対に負けないゲーム」をプレイしている感覚が好まれているのではないか。言い換えれば、負けたくない=失敗したくない気持ちの反転的な投射というか。
### 確信に抗う(★)
July 09, 2024 at 09:35PM
結局、対峙すべきは確信なのだ。自分がまだ正しくて、相手が間違っているという確信。自分は、世界の有り様や自分自身について完全に理解しているという確信。システム1的なものが生み出すそうした印象にいかに抗うか。瞬発的な頭の回転の速さとは異なる、知的な筋力。
言うまでもないが、十分に考えさえすれば理解できる、という確信にも抗うことが必要で、その意味でこれはネガティブ・ケイパビリティにも通じる。
### 整理と管理(★)
July 10, 2024 at 08:56PM
「整理」と「管理」という言葉の曖昧さが、いろいろな不都合を生じさせている側面があるように思う。もちろん、便利な言葉ではあるのだけども。
この言葉の発祥はどこだろうか?
### 物申したくなる気持ち(★)
July 12, 2024 at 09:24PM
直感的な何か物申したいという気持ちの盛り上がりに、いかに争うか。
理性の働きは、基本的に否定的になものなので、まっさきに何かを物申したくなるのは自然な反応なのだろう。
### 非劇的なこと(★)
July 13, 2024 at 04:31PM
劇的な効果を期待してやろうかやらないか考えているその期間に、積み重ねることのできる非-劇的なこと。
アンチ・ロマンなことをいかに淡々と行えるか。それがセルフマネジメントの鍵ではあろう。
### 制作の内実
July 13, 2024 at 05:46PM
制作は、発展・展開している側面もあり、reduceしている側面もあり、しかもそれらが影響しあっている感じもある。
ある面では小さな素材の組み合わせだし、別の面では複合的・全体的な感覚の落とし込みだし、という感じ。
### 自分に釘付けされている
July 13, 2024 at 07:23PM
変化する"自分"のイメージが持てないのは、何かしら理由があるのだろう。
変化したくない、変化の仕方を知らない、(変化にかかる)「時間」の感覚がない、エトセトラ、エトセトラ。
### 絶対の善の悪性
July 13, 2024 at 09:27PM
「これをなせば絶対の善が訪れる」という確信は、経過のあらゆる悪を正当化してしまうだろう。
### 推論のタイプ
July 14, 2024 at 10:28PM
論理的な推論と、感覚的な推論。
### ふとしたことで
July 15, 2024 at 08:53AM
ふとしたこと、ちょっとしたこと、何気ないことで、人は救われることがある。なにも大々的な奇跡や革命が必要というわけではない。
### ノウハウ情報の偏り
July 15, 2024 at 01:17PM
ネットでは新しいノウハウの情報が飛び交うわけですが、10年くらい続けていてもはや「当たり前」になってしまっているノウハウはあまり語られません。両方があってこそ取れるバランスというのがありそうに思えます。
### 道具と言葉
July 15, 2024 at 05:10PM
仮に、言葉が変われば思考も変わるのだとしたら、道具が変われば(出てくる)言葉も変わるのだから、道具は思考を変える、ということになる。
### 思考停止を考える
July 15, 2024 at 09:24PM
読者から考えることを奪おうとする本はあかんな、という気がするわけですが、だからといって何でもかんでも疑っていたらそもそも「読む」ということが成立しないわけで、「思考停止」のような大雑把な言葉から降りて、何がどうなっているのかの詳細を検討する必要がありそうです。
河合隼雄のアドバイスに対する警戒は「害になる場合もある」という常識的なものであったが、平成の臨床心理学はこれを極端に受け止め「カウンセラーはアドバイスしてはならない」という禁忌が生まれたように思う。結局、アドバイスはいかなるときに有益で、いかなるときに有害かの両方が大事なのだろう
https://x.com/ktowhata/status/1814229602472235029
### 変質する言説
July 18, 2024 at 07:51AM
ところで、「若い時の無目的で無節操な勉強こそ、継続的に知的生産力を維持するために重要」だからそれをしよう、となった時点で合目的なのでは、という気がしないではない。
有益な示唆が、ある言説を通り抜けることによって変質してしまう、ということがあるのだろう。
Aの部分で正しいことをいって、Bの部分で正しいことをいって、Cの部分で正しいことをいって、全部合わせたら破綻、みたいなことって結構ありますよね。
### やっかいな信念
July 18, 2024 at 07:40AM
「その通りにやらなければいけない」
「今すぐにやらなければいけない」
「なんでも自分でやらなければいけない」
というような信念は、何をする場合でもやっかい。
ちなにに、こういう信念はよくないから撲滅しましょう、みたいな対処方法ではなく、一つひとつ自分でそれに気がついて柔らかくしていくのがいいかなとは感じる。
大上段から振り降ろされる斧で問題をぶった切る、というアプローチだと、自分が自分と向き合う機会をロストすることになる。たぶんそれは、けっこう時間が経った後に困った問題を引き連れてくる。
時間をかけずに、あるいは自己と直面することを避けて、ミッション・ステートメントやマイクレドを作ったら、そりゃうまくいかないだろう。
自己不在の自己啓発と呼ぼう。
もちろん、イデアな自分というものがあり、それを現前させるというアプローチが、最初のツイートの姿勢と同一である、という点は重要。
### エモとロジ
そもそも、エモとロジという対立の構図が疑わしい感じはありますね。
その議論でどちらかが勝ったらエモだけ、ロジだけになるわけで、むしろその見方を変えて二つの原理を走らせる観点が必要そう。
### 学ぼうという姿勢
July 18, 2024 at 07:34PM
学ぼうという姿勢があれば、いろいろな体験から学ぶことができる。おそらく経験というのはそうやってできていく。でもってそのときの感覚は、何か面白そうなもの、奇異なモノ、稀有なものがあるぞ、という探りのまなざしな気がする。
### 行為と妄想
July 20, 2024 at 08:51PM
梅棹忠夫さんの著作に『行為と妄想』があります。なんだかんだ言ってこの二つが別々にあるのが大切なのでしょう。行為と妄想を同一視するのではなく、別物と捉えた上で結びつきを考えていく。切断的関係。
妄想と行為が同一視されている状況は、理念・理想・理屈だけがある状態で、たいてい空虚なままです。そうではなく、妄想を持ちながら、それに影響を受けて行為を生み、その結果からまた妄想をReクリエイトしていく。そのような動的統合にあるものをビジョンと、そう呼んでもいいのかもしれません。
### ブラック自我
July 21, 2024 at 10:09AM
何度か言っていることですが、人間は生物で、有限性があり、できないことはできません。強い意志とかやるべきだという義務感で、そのラインを乗り越えようとするのは無理ゲーです。ブラック自我。
### 雑に見える価値
July 21, 2024 at 11:00AM
手書きで雑に書いたリストは、とても完璧な計画には見えない。だからこその良さがある。
### 自分の土俵、自分の言葉
July 21, 2024 at 10:05PM
なんだかんだ言って、自分の土俵で、自分の言葉で仕事をしている人を好ましく感じます。
専門ではなく土俵、独白ではなく言葉。
### 正しさのトップダウン
July 22, 2024 at 09:28AM
「正しいこと」がトップにあるなら、ウォーターフォールのようにその下にあるものすべてが「正しく」なるし、そうであるべき、という価値観はありそう。
### 僕たちは学び方を知らない
July 22, 2024 at 03:06PM
学ぶという行為についての基本的な素養を持っているとよくて、たぶん今いちばんニーズがあるのがその辺ではないかなと予想。
僕たちは「学び方」をほとんど知らない(あるいは限定的にしか知らない)くて、一歩目の踏み出し方がわからない状況が多いのではないか。
YouTubeの切り抜き動画で"勉強"するのと、教科書の単語を丸暗記してペーパーに書くことは、メンタリティとしてそこまで違いはないのではないか、とちょっと思う。
### 心配事.app
July 22, 2024 at 04:04PM
心配事というのは心配事.appみたいなのが常駐で動いている感じでメモリとCPUを圧迫する感じがある。
### 足掻き
July 22, 2024 at 07:38PM
僕の考え方の基盤は、麻雀やトレードのような不完全情報ゲームなので、物事が思い通り・予測通り進まないのは前提で、その上で自分の意思をわずかでもそこに絡ませようという試みに興味がある。似たような言葉を使っていても、対象を意志のもとで完全に支配しようという試みとは大きく異なっている。
### できるまでやろうの罠
July 23, 2024 at 07:40AM
無定形の作業を進めるときには、何かしらの区切りを設定しておく。執筆なら「○○文字書く」「45分書く」といった具合に。意気込みとして「できるまでやる」というのは悪くないが、だいたい行動が乱れがち。
「第一章を書く」は、方針としてはよいけども、いわゆるタスクとしてはサイズが大き過ぎる。その日にdoneできる可能性は低く、区切りとして機能しない。
### 限定的関心
July 23, 2024 at 08:09PM
無関心が悪しきものを助長するというのが真であるにしても、何もかもに関心を持つのが適切とは思えないし、何にどのよつな関心を持つのかという関心の質を無視していい話でもないように思う。
完全な無関心か、100%のコミットメントか、というのは狭すぎる二択な気がする。
### 情報を扱う姿勢
July 24, 2024 at 03:35PM
テクノロジーで情報が簡単に生成できるのは素晴らしいとして、その手前で情報を扱うときの姿勢とか心得みたいなものが教えられていないとまずいことは多そうだな、という気はする。
### 敏感過ぎる反応
July 25, 2024 at 08:19AM
重箱の隅つつきパーソンと驚き屋に溢れるインターネット。
感度の設定を間違えた検知器みたいだな。
### パン屋でラーメンを求めない
"つまり、まとめればこういうことになる。パン屋でラーメンを求めるなかれ、と。そんなことはわかりきっていると思われるだろうが、それは認識においてパン屋というものの輪郭線がはっきりしているからだ。そうでないとき、私たちは領分というものを簡単に見失い、文句を量産するロボットへと転じる"
という部分だけを思いついた。
### 反仕事術
仕事術があるのだから仕事しない術があってもいいだろう。
仮に「反仕事術」と言ったとして、仕事術というコンセプトに対するアンチの可能性もあれば、仕事というコンセプトに対するアンチテーゼを実現する術の場合もある。
### 身体性
July 26, 2024 at 12:43PM
道具が変わると「書く」が変わる。間にある身体が影響している。
ガチガチの「頭」を開くものがあるとしたら、自らの身体がそれなのだろう。
### 情報ツールをまとめたくなる気持ち
July 26, 2024 at 05:08PM
情報整理についてややこしいのは、情報をいくつかの領域で切り分けたときにどうしても越境する要素が出てくるところ。ツールを厳格に振り分けると情報が重複するか、どちらかに存在しないことになってしまう。だから、単一ツールでまとめる発想になりやすい傾向はありそう。
### 欲望との関係を調停する
July 26, 2024 at 08:05PM
主体と欲望が拗れちゃっているときに必要なのはその関係を整えることであって、欲望なるものの消滅を目指すことではないのではないかな。
### 放し合う
July 27, 2024 at 06:12PM
「話し合う」というのは、相手が納得するまで(折れるまで)同じ話を繰り返すことではない。
### 生成の反作用
July 27, 2024 at 08:20PM
作用があれば反作用がある。何かを新しく生み出しているなら、自分自身もどこか新しく生み出されている。
### 新しいもの、古いもの
July 27, 2024 at 11:32PM
ネットだけどもほぼ日刊イトイ"新聞"だし、YouTubeだけどもHIKAKIN"TV"なのだな。この辺の語感がやっぱり大切なのだろう。
### 強過ぎる問題意識の弊害
July 28, 2024 at 06:42PM
「問題意識」といったときに、基本的に強いものが良いとされると思うが、強過ぎるとそれはそれで不都合を生じさせるような気もする。
「強い」を「弱い」と対比したときには、「強い」がよしとされ、強さに向かうベクトルが肯定的に受容されるのだとして、そこに「強い」と「強過ぎる」を対比すると、「強過ぎる」はよくないとされて、強さに向かうベクトルが単純には肯定できなくなる。
### 情報整理における深い階層
July 29, 2024 at 01:08PM
下請けが多重に挟まってくると能率もよろしくないしコストも増加するわけですが、情報整理の構造をむやみに深くしないのは構造的に似た話かもしれません。
### 整理と運用
July 29, 2024 at 01:17PM
整理を分類設計と同値だと捉え、その後に続く運用フェーズに必要な観点をことごとく取りこぼしてしまう。結果、豪華で立派な"宮殿"が立ち上がる。
### ゲームに向かう要素
July 29, 2024 at 01:30PM
物事をゲーム的に捉えるときに、そのルールと定石と姿勢は峻別した方がよいように思う。
### 他人事だけ
July 30, 2024 at 10:22AM
客観的なのは他人事だけ、という視点。
### 現実と複雑さ
July 30, 2024 at 11:39AM
現実というのは、さまざまな複雑さを持っているので、そこに息づく技術も複雑さへの対応を織り込んでいることが多い。
### 根本的なものはシンプル
July 31, 2024 at 08:57PM
根本的なことはたぶんシンプルで、でもそれは根本部分だから、現実という表面に出てくる間に複雑になってくる。
### まず文体に注目する
July 30, 2024 at 04:09PM
自分のツイートを見ていても思うけども、まずまっさきに「文体」に注目する傾向がある。あるいは、最初は文体しか見ていないというか。
これは対人的に言うと、"外見/見た目"を気にしていることに相当するのか、むしろ"内面"を気にしていると言えるのか。
### 推しに不要なもの
July 31, 2024 at 12:28PM
サウザーは「愛などいらぬ」と宣言したわけですが、ある種の"推し"のにおいては「批判など要らぬ」という感じがあるのでしょう。
### 自分なりのゲーム
July 31, 2024 at 07:54PM
結局、自分なりのゲームをするしかない。ただし、「自分だけの」ゲームではない。その微妙な塩梅が難しい。
### 道具化は避けられない
July 31, 2024 at 10:05PM
あらゆる道具化を拒絶した後に残るのは、おそらく究極の道具化。それを避けるための部分的なゲーム化、という観点がありうる。
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