インターネットによる大規模情報伝達の民主化
インターネットはメディア(多数への情報発信)の民主化
メディアの役割(情報を 早く・多くの人に 伝えること) 情報を素早く伝えることは古来から重要だった
飛脚・狼煙・伝書鳩・電話
戦争では情報の速達性が大きく左右した
暗号解読には通信が未発達の時代には髪の中に情報を埋め込んで髪を伸ばして徒歩で伝えに行ったとか書いてある 初期はWebページ
世界の人に自分の発信を見てもらえるということはインターネット以前ではあり得なかった
あなたが、名も知らぬ私の考えを読めるようになったのはせいぜいパソコン通信が生まれた1989年以後の進化 2020年現在の状況は35年前には考えられなかった。常識が18歳までに身につくものだとしたら、53歳より年配の人にとっては「インターネットは非常識」だ。
その前には雑誌の投書とかだっただろう(自由に発表できるわけではない)
Twitterのような現代的なSNSは拡声器としての機能をさらに強めている(リツイート)
注意
正確性は担保しようがないのでメディアが取って代わられたわけではない(2009年ごろ一部では個人がメディアを食うという論調だったと記憶しているが、実際はそこまでラジカルではなかった)
ジャーナリズムは人間の問題なので、クリーンなビジネスモデルが成立しない限り残り続ける
専門家の発信コストは減ったが、専門家にとって発信するインセンティブはあまりない 専門家は本業で稼ぐ
副業のウェイトが高まると専門知が減る
新たなジャーナリズムは生まれたのだろうか?
インターネットによって個人が世界中の人に発信することができるようになった インターネット以前、個人が大衆に発表する方法は出版が主体
紙面には限りがあり、限られた人だけの特権だった
90年代はまだネットの人口が今に比べて少なかった
00年代はSNSが発展し程なかった
10年代以後はSNSが発展し、拡散されるようになりこの傾向はどんどん強まっている
無論この段階では私の発信力と有名人の発信力は天と地ほどの差があるが
しかし発信はでき、ある程度その発言力をシステマチックに高めることができる方法が確立している
個人の発信力が強くなったということは、メディア(の情報伝達の側面)が民主化されたということ コンテンツ配信の手法
マネタイズとセットの世界観
個人の宣伝能力は圧倒的に落ちる
個人出版で生計を立てるのが難しくなるだろう
プラットフォームによる宣伝がある
導線においてもらえる
圧倒的多数の人は「人気だと言われているもの」を見る
時間もお金も有限
何が起きたのか?
広告以外にも、商売っけが少ない企業や個人も参入できて全体の底上げが進んだ 桜井政博はゲーム産業の底上げのためにYouTubeでノウハウを公開した なにがおきるのか?
いまのところ間接民主主義しかできていないが、技術的には直接民主主義ができるかもしれない(いい方向に行くかは謎)
情報発信が民主化された結果価値が相対的に大きくなったこと
大きなトレンドを作る力
プラットフォーマーの特集
物理的に強制的に認知を集める手法(イベント)
従来であれば新聞を発行するにあたっては、原稿を書いて、編集して、印刷して、配達してって、当然ひとりではできなかったわけです。それがいまだともうTwitterで、電気代も1円かからず秒単位で発信できて、うまくアプローチできれば、何十万人、何百万人が見る。
こういうことって芸能界とか音楽界とかでもそうだと思いますけど。
この状況って、従来の「マスメディア」という組織の強みは奪われちゃってますよね。