組織学習
#遠回りの科学
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「学習」という言葉が語られるときには・・・
学習することは「成功や発展につながる」とされる
組織の存続・発展のために環境に「自らを適合させる必要がある」とされる
学習しないと存続できないと思ってる
まあ確かにそうだけど、、なんか足りない気がするhiragi.icon
「学習」それ自体に魅力があるとされる
内的報酬
外的報酬
Q.「組織学習が成立する」とはどういう状態か?
知識の増加
行為と結果の関係についての「組織の知識を」発展させるプロセス
ただし、「知識の発展」に対する定義がない、統一されていない
行動の変化
組織目標と組織結果に乖離が生じているときに、「乖離を埋めるために修正行動を起こすこと」
知識の変化=行動の変化とする捉え方
認知の変化
認知とは何か?
組織としてのものの見方、世界観
組織行動のよりどころになる「価値観、ロジック」
物事の因果関係の捉え方
ルーティンの変化
学習主体の「潜在的な行動範囲が変化すること」
顕在化した行動が変化しててももちろんOK
Q.組織学習の研究目的は何か?
1.処方箋的課題解決
組織学習を行うことで組織にとって望ましい成果をもたらしたい
「学習する組織」
Senge, 1990
art & practice(わざや実践)を探求する
俺の観点もこれになりがちhiragi.icon
でも、「望ましくない成果」をもたらすこともある
組織学習の理論的基盤である学習心理学より
学習心理学では「経験によって生じる比較的永続的な変化」を学習とするから
「無意識の学習」を忘れるな
意図的に学習を行うものとしがち
無意識の学習の方が大きな影響力を持つこともたくさんある
2.実態解明を目的とする
記述的に組織学習メカニズムを明らかにしたい人たち
学習成果に優劣を付けず、変化のみを観察する
この観点も「アカデミア的には」必要だけど、物足りないhiragi.icon
Q.本書における「組織学習」の定義とは何か?
Q.誰が学ぶのか
組織メンバー個人
あくまでも個人学習の総体であるとする見方
1つの主体(単位)としての「組織」
「法人」に権利を認めているのと同じようなアプローチ
個人と組織の「相互作用」や「関係性」
システムに着目した視点
⇒「組織と個人を内包するシステム全体における組織ルーティーンの変化」と定義する。
このテキストが重視する研究成果
この定義で語られる「組織学習」が発生するメカニズムを記述的に書き出す研究
パターン1
既存の組織ルーティーンに追加
パターン2
既存ルーティーンの修正
改善、漸進的な変化
パターン3
既存ルーティーンの完全なる置き換え
変革、急進的な変化
内外環境が組織学習に与える影響について
「成功」と「失敗」について
「不完全な学習サイクル」
これはどのように捉えるべきか?
組織学習的な観点における「成功」とは
Ⅱ部・組織学習メカニズムの全体像を把握する
3章.組織の学習効果を高めるためには
Q.一見、同じような学習活動を展開しているにもかかわらず、個人や組織でその学習成果に違いが生じるのはなぜか?
4章.組織の学習活動に伴うジレンマ
Q.右下がりと考えられた学習曲線が、長期的なスパンで観察するとなぜU字型カーブを描くようになってしまうのか?
5章.学習のジレンマを克服するためには?
Q.学習のジレンマを克服するために、どのようなマネジメントが有効なのか?
Q..学習のジレンマを克服するために、どのような条件が必要なのか?
Ⅲ部・フェーズ別のマネジメントを学ぶ
6章.第一フェーズ:知識の獲得
Q.経験の種類や性質、頻度が組織学習にどのような影響を及ぼすのか
Q.期待する学習効果に近づきうるには、(直接、間接)学習、(成功、失敗)等をどのように組み合わせていけばよいのか
7章.第二フェーズ:知識の移転
8章.第三フェーズ:情報の解釈
9章.第四フェーズ:組織の記憶
Ⅳ部・組織学習論のこれから
10章.組織学習論のこれから