組織の学習効果を高めるためには
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Key Words
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Q.一見、同じような学習活動を展開しているにもかかわらず、個人や組織でその学習成果に違いが生じるのはなぜか?
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右下がりの学習曲線
特性の作業を繰り返したりしてると、数値的に測定できる形でその努力の成果が明確に表れる
試行回数を増やすほど、正反応までにかかる時間が減っていく 右下がりの学習曲線
学習効果が表れるまでにタイムラグがあるという話
学習活動が積み重なってから、後半にその成果がじわじわ出てくる
学習曲線の3類型
横軸に時間、縦軸に学習成果
S字型
前半の急激な伸びと、後半の緩やかな上昇
プラトー状態
最初は学習成果があがらない
ある地点を超えると急激に上昇
ジグザグ型
時間が経っても学習効果があがりづらい
時間だけ経過する時期が多い
⇒RT(反応時間)=a(定数)N(練習時間)^-b(定数)
進歩率
生産量
table:学習曲線と経験曲線
学習曲線 経験曲線
成果指標 反復試行回数の増加に伴う生産コスト 経験蓄積量に伴う総コスト
成果の引き出し方 「学習」がなければカーブは下がらない 経験蓄積量の増加で自動的に下がる
「学習」についての考え方 経験=学習ではない コストリーダーシップ戦略が前面に出てる
学習率 条件の違い等によってばらつく 想定されていない、経験量がすべて
経験からいかに「充実した学習」を得られるか?
学習曲線の論点
「いかに経験量を増やせるか?」
経験曲線の論点
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(バウム=イングラム, 1998) Baum & Ingram
パターン1の学習の典型例では、積み重ねによって学習効率が上昇する。
ただし長いスパンでみれば学習曲線はむしろU字カーブを描くのではないか
産業として経験を蓄積することが、その産業に所属する個別企業の学習曲線にどのような影響を及ぼすか
なんか、スタートアップエコシステムのコンセプトに近しい発想だなhiragi.icon