【2-6】ウィング基板を取り付ける
(発注時にcasteleted holeオプションをチェックしなかった場合)ウィングのエッジ端子の部分に金属の削り残しがついていることが多いので、ピンセットや指で毟り取る。
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PHコネクターをウイングに装着し、はんだ付けする。
(画像)
しっぽ側の2つの穴に、基板の外形に収まる向きで装着する。
左右で裏表が違うように2つ作る。
ウィング基板の外形は上下対象ではない。左右は180°回転ではなく裏返し(左右反転)で使う。
リセットボタン・電源スイッチの足がすべて穴に通るように、マイコンの上にPH付きウイングを置く。
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PHコネクターが裏側になり、かつ開口が上(おさかなの背中側)を向くようにする(そうできる方を選ぶ)。
前のステップでスイッチ/ボタンの足を曲げていなければ、全てが同時にスッと入る。沼ると一本一本ピンセットでつまんで……とかで5分以上かかる。
全て通れば、マイコンに張り付いている状態になる。
ウイングのエッジとマイコンのパッド(表面に露出しているだけの丸/長方形の金メッキ)をはんだ付けする(4箇所)
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これ(特に丸いパッドの2つ)が全工程で1番難しいはんだ付けだと思う。マイコンのパッドまではんだを載せたいのに、エッジに吸われて下につかないことが多い。何回もぐりぐりやってるとパッドが酸化して絶対につかなくなり、マイコンごと交換になりうる。フラックスをたっぷり塗って、パッドを確実に熱しながらはんだを落とすイメージ。
長方形のパッドのほうは別の意味で怖い。2つのはんだが繋がって導通してしまっている状態でこの後バッテリーを装着すると、ショートしてバッテリーがダメになる。その時OKでも購入後に経年劣化でショートし、それが火元で家なんか燃えたら製造物責任法で数億円の損害賠償が来る。
ボタン/スイッチの足をはんだ付けする(上下16箇所)。
(画像)
ボタン/スイッチおよびPHコネクターの足の余った部分をニッパーでカットする。
(画像)
この面はプレートに当たってショートする可能性まであるので、1mm以内を目安に忘れずに切り詰める。
ゴミ箱の上で下向きにして作業すると良い。細かい金属片がボディの中に落ちると、これまた針金の間とかをブリッジしてショートする原因になりうる。
反対も同様に。
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【2-6】ウィング基板を取り付ける