てんかん
#神経内科
<20231010 23><20250124 福山先生レクチャー>
けいれんしないてんかんもある
てんかんの専門医は全国に900人(半分は小児科) 信大では金谷先生と福山先生
【疫学】
1/100人
【分類】
発作|どんなタイプの「発作」なのか?焦点起始発作/全般起始発作 *運動野起始:けいれん、聴覚野起始:言葉が出ない。焦点起始では意識の有無、運動の感じをみる。
原因|なぜ「てんかん」になったのか?特発性/器質性(症候性)
症候群・病型|どんな特徴をもつ「病気」なのか?
【病型】5つ覚える
特発性焦点てんかん|中心側頭部に棘波をもつ小児自然収束性てんかん
特発性全般てんかん|小児欠神てんかん、若年ミオクロニーてんかん
症候性焦点てんかん|海馬硬化を伴う内側側頭葉てんかん
症候性全般てんかん|West症候群
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■けいれんをきたす疾患
A.てんかん性疾患
(1)特発性てんかん(器質的脳病変を持たない,あるいは遺伝性のもの)
(2)潜因性あるいは症候性てんかん
West症候群,(結節性硬化症,フェニルケトン尿症などの基礎疾患も重要)
Lennox-Gastaut症候群など
(3)症候性てんかん(器質的脳病変に由来するもの)
神経皮膚症候群(結節性硬化症,Sturge-Wever Syndromeなど)
脳奇形(滑脳症,脳回肥厚症など)
先天性代謝異常症
脳占拠性病変(脳腫瘍,脳動静脈奇形,慢性硬膜下血腫など)
B.非てんかん性疾患
(1)代謝性疾患:ビタミンB6欠乏症,低血糖,尿毒症,低Ca血症(副甲状腺機能低下症),低酸素状態
(2)中毒:アルコール,Pb,As(ヒ素)
(3)高血圧性脳症
(4)中枢神経感染症:脳炎・脳症,髄膜炎
(5)熱性けいれん
てんかん発作
複雑部分発作:抗てんかん薬でカルバマゼピン
●乳幼児の熱性けいれん,憤怒けいれん,チック,睡眠時ミオクローヌスは,てんかんではない.