ヘロニモ・デ・アスコイティア
アスコイティア一族。上院議員。エンカルナシオン修道院を大司教に譲った。長年のヨーロッパ滞在から帰国後、イネス・サンティリャーナと結婚。ムディート=ウンベルト・ペニャローサのかつての主人。
ヒガンテの仮面を借り、イリス・マテルーナと交わろうとしたが、すでに男性能力は失われていた。しかしムディート曰くイリス・マテルーナの懐胎は、彼の羨望の目によって元気づけられたヘロニモ・デ・アスコイティアによるものだという。
妻イネス・サンティリャーナとのあいだ(実はウンベルト・ペニャローサとペータ・ポンセによって懐胎された)に産まれたボーイの畸形に愕然とするが、アスコイティア一族の新たな価値観を証明するために彼を育てることを決意する。イネス・サンティリャーナの死後はボーイをリンコナーダの屋敷に住まわせた。十数年後、ボーイとの面会を望み、屋敷を訪れるが、畸形たちに虐待される妄想?に苛まれ、池で溺死する。
上院議員引退の演説後、大統領候補とまで言われたが、首府から姿を消し、数年後に死去。盛大な葬儀が執り行われた。
登場人物