イリス・マテルーナ
エンカルナシオン修道院に住まう孤児。ジーナの愛称でも呼ばれる。妻を殺害した父親が刑務所にいる。
五人の孤児の中で最も発育がよく、女優のジーナ・ロロブリジーダに憧れている。
窓の外にいる少年たちの前で卑猥なダンスを踊る。
夜な夜なヒガンテと逢引してはアレをしているが、その正体はヒガンテの仮面を借り受けたムディートだった。その後もヒガンテのふりをした他の男たち(中にはヘロニモ・デ・アスコイティアもいる)に抱かれ続ける。
妊娠発覚後、六人の魔女の庇護を受ける。赤んぼうになりきったダミアナの世話をしているうちに、以前の自分のことを忘れてしまう。
彼女の懐妊は修道院中の老婆の知るところとなり、礼拝堂で聖像に周囲を飾られ、老婆たちの崇拝対象となる。
奇跡の子を生んだことで、イネス・サンティリャーナから聖女イネス・デ・アスコイティアの再来と見做される。
登場人物