2025年のブロードリスニング
「今あるものを使う」だけじゃなくて「未来のより良いものを作る」ということを考えたいnishio.icon
ただしすごく遠くの夢物語になってしまいがちなので2025年に実現可能なことを考えたい
これの次のステップを考えようと思ってた
今の瞬間の方向性の違いnishio.icon
blu3mo.iconは「ずれ」に関心があることから 「他人が有用なときもあるけどMUSTではないよね」
「他人とのコミュニケーション」を排除しがち。
今の瞬間の方向性の違いはこういうことから生まれてるのかもな
少し先の未来では合流するかもしれない
これは僕はデジタル民主主義に関連するプロダクトとしてフラクタル要約を認識していたのに対してblu3mo.iconはそう思ってなかったことを考察した結果出てきた 勝手にここに考えを書こうinajob.icon
それとは関係ない話だから大丈夫nishio.icon
聞く側ではなく、発信する側に興味がある
さすがに何かアウトプットしないと、それをブロードリスニングしてもらうことはできないだろう
Xみたいな感じ?
Polisみたいなアンケート?
もっと自由に、ポッドキャストとかブログみたいに自由に書いていけば勝手にブロードリスニングしてもらえる感じ?
みんなが日記を書く世界
行動のセンシングなどで、明示的にアウトプットをしなくても自分の意見が集約される?
2025年には来ないと思うw
現状それに一番近いのはXなどがコンバージョンのデータを収集してるところ、問題はそのデータが営利的私企業によって行われてるので公益のためではなく広告収益のために使われているところ
かなり頭のいい人たちが雇用されて全力で広告をやっている基素.icon
「未来のより良いもの」を色々考えてみるblu3mo.icon
polis起点
「さあ政治的合意形成をやるぞ〜!」と日常生活で思うことがない
選挙にすら市民の半分くらいしか行かないわけで
「国」とか「都」は大部分の人にとって問題が大きすぎるのではないかnishio.icon
集団的合意形成だったら日々やってる、「夕食何にする?」とか
だが、論点を整理したがる人は人類のマイノリティな気はする
今までの経験としてtrueだと思う基素.icon
XTwitterのアンケートぐらいさっと使えたら使われそう基素.icon
ベターなchange.org、みたいなポジションがある?
tttc起点
ニュースアプリ起点
今の問題起点
大人数で熟議ができない
地方で展開できるかを今やっているmtane0412.icon
成り行きに任せると30年先くらいになりそう
リアルの共同体で行うのは難しそうなので先行例作れるところでやってみたさあるmtane0412.icon
難しさ
リテラシーの問題
すでに仕組みがあると難しかったりする?
政治だと代議制がすでにある
仕組みがないところは求めてるかも
VRchatあたりは熱い
適度にガバナンスを求められてそう
格ゲー(スト6)
常に何らかの終わることのない論争が続いている
これはめちゃくちゃやりたいと思っているのだが、polisのSNS機能が死んでいて匿名のままやるのもなんかつまんなそうだなと思って手を付けられていない
Twitch配信
配信論とかこれはやっていいやっちゃいけないが常に飛び交っている
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「どうすればデジタル民主主義がマスに届くのか」について何点か考えていることがあるので書いてみる
色々荒削りな主張なのでツッコミください
①
前提:polisは「何に合意できて、何が相違点なのかを明確にする」ツール
仮説:合意点/相違点を感情に訴えかけることで、より多くの人に価値を感じてもらうことができるのでは
従来のように「あなたも相手もXについて合意しています」と論理的に提示されても、多くの人はふ〜んと思うだけ(要検証)
一方で「意見が違うと思っていた人と共感したり通じ合う喜び」みたいな感情を与えることができると、同じ情報でもユーザーにとっての価値が高まるのでは(?)
具体的には、
polisの2Dマップの特定範囲を選ぶと、そこを代表するAIエージェントと会話できる。そこのエージェントと会話して
「AIエージェントと共感する」ことに嬉しさを感じる人はあまりいないと思うが、100人間でも100AIでもない会話相手を作るとそこの嬉しさを作り出せる?
大前提を壊してしまうけど正直な気持ちを吐露すると「マスは熟議などしたくないのでは」という気持ちになってるnishio.icon それな.iconmtane0412.icon
そして典型的な「ペルソナが曖昧だね」パターン
agreeblu3mo.icon
「自分ならこういうものが欲しい」とか「政治家はこれが欲しい」とかの、より具体的な顧客像を持つ必要がありそうに思うnishio.icon
だけどこれは僕がマス向けtoCのビジネスをしてないからそれを設計する視点を持たないだけの可能性がある
関さんはGunosyはある時点で自分たちの「良い」と思うことによる設計ではなく、ユーザからのデータを見てデータに基づく意思決定に切り替えたというような話をしていた なるほどblu3mo.icon
僕はSmartNewsがどのような開発方針決定の仕方をしたのか知らないし、その結果どっちがどの点で優れてるのかとかを考えられるほど両者のことを知らない
↓の②は「マスは熟議などしたくないのでは」を多少前提にしていると思います。ペルソナは引き続き曖昧。blu3mo.icon*2
まだちゃんと整理できていないがとりあえず貼るblu3mo.icon
前提:多くの人が、「同じ正しさを共有する人とともに、共通の敵を叩く」をやりたいと思っている
客観世界でこれをやると、お互いが不快になり、対立が深まり、フィードバックループが回って分極化が進む
まさに今の世界とか
好き嫌い.comとか友敵理論的な
一方で、主観世界なら、これをやっても対立深化のフィードバックループが回らないようにできる
Aさんは「X vs Y」の対立に参加する一方で、Bさんは「X' vs Y'」の対立に参加する
それぞれの人が見る世界はなめらかでないけど、マクロで捉えるとなめらかになる世界
これは、「客観世界を前提としないことで、ミクロレイヤーの非なめらか現象をマクロレイヤーに持ち上げていない」と捉えられるのではblu3mo.icon*3
これはなめ敵の理論的におもろい
なるほど、面白げnishio.icon
ローティの『バザールとクラブ』的な言葉を使うと、人々は生きていくためにバザールで価値観の違う人と付き合わないといけないが、疲れたら同じ価値観の人のクラブに戻って愚痴ったりしたい、ということだと理解した よい「クラブ」に所属できなかった人がTwitterをクラブかのように使うが、ユーザが増えてそこはクラブではなくバザールになった
かなしい基素.icon
よく過激な男性と女性が衝突してるけど、昔ならそういう話は片方は女子会で、もう片方は飲み屋とか喫煙室とかで行われていた、それを「誰でも見れるインターネット」でやるから衝突が起きるようになった
適切に「距離を置く」ことに価値がある
最初から文化でそれぞれ分けちゃうインドみを感じるmtane0412.icon
クリアに伝わっているか分からないので補足を書くblu3mo.icon
現状:
各個人は単純化された世界の捉え方をしている
(A vs Bの二元論とか)
個人同士は相互作用して認識を同期する
(A派とB派で分かれて仲間を作ったり喧嘩したり)
そのため、全体の集団的知性としても単純化した世界の捉え方をする
投票時に極端なA派、極端なB派にくっきり分かれる
こういう世界もありえるのでは:
各個人は単純化された世界の捉え方をしている
客観性の前提を取り払って非対称性を作り出すことで、個人同士の相互作用を弱くする
(ここは100%客観的でも100%主観的でもない設計を想定している)
すると、全体の集団的知性としては、複雑な世界の捉え方をする 例えば投票時に分極化が起きづらくなる、とか
https://gyazo.com/49194c47a308297ef005dbebbaf00f6f
左が「現状」、右が「こういう世界もありえるのでは」
加えて、メッセージを直接伝えないことで対立が深まることを避ける
対立を煽って盛り上げるフリをして、マクロ的には会話を通じた相互理解をさせる
https://gyazo.com/6997c3bf41a646216b18a2a632c32b62https://gyazo.com/46b2543170e57440f004330f538fa917
この「マス」を想定したお題について考える思考のやり方や手の動かし方がよく分かっていないので、まずはたくさん失敗していきたいblu3mo.icon
「きのこたけのこ論争」とか「vim/emacs論争」と、より政治的イシューについての議論はどう違う?
脱線: きのこたけのこでまずはPolisで遊んでもらうのはいいなと思ったmtane0412.icon
政治的イシューは社会がどちらを選択するかの問題で、きのこたけのこは個人がどちらを選択するかのもんだいなのかなと思ったcak.icon
きのこたけのこの「私はどちらを好き」は1次元の対立軸以上の発展があんまりイメージできないなnishio.icon 政治に関して自分のポジションを表明することは群れで生きるサルとして死と隣合わせの行為mtane0412.icon
きのこたけのことvim/emacsは遊び(さらなる戦争の火種)
ポジションを明らかにしても群れの中の地位に影響することがない
きのこたけのこが面白くなるイメージが持てないのは、これが本質的にリソースの奪い合いではないからだと思ったnishio.icon
リソースの奪い合いの状況にならないと集団的意思決定は必要なくない?
「たけのこが好き?じゃあ好きに食べれば?」となる
他人が何を食べてても自分に影響しないのに干渉しようとする人はヤバい人
みんなが払った税金を何に使うべきかってのは金の奪い合いなので集団的意思決定になる
高齢者の医療に使うよりもっと子育て支援に使うべきだろ!という人と逆の人がいるから衝突する
「夕食何にする?」は「夕食の機会」が「インド料理」と「イタリア料理」で奪い合いになるから集団的意思決定になる
食べたいものがある人が複数いないと奪い合いにならないからあっさり決まる
それぞれの人間個体が世界を単純化してしまうのは仕方なく、それでも集合的知性として複雑な捉え方ができていれば「世界がより良く」なるのでは
しかし現状、人間は相互作用して単純な理解を共有/同期しあうので、集団的知性としても単純化した理解をする
あー、なるほど、これは面白い着眼点nishio.icon
単純な解釈の方がミーム的な複製が容易なためにそれが複製されてドミナントになってしまう
そこで、Asymmetricな現実の設計を導入して単純な理解に収束するのを妨げれば、集団的知性としては複雑な世界を複雑なまま理解できるのでは
「マスに届けたい」というテーマはさすがに曖昧すぎるので、これを分解していく必要があるblu3mo.icon
人数、範囲(国とか)、目的設定などを分割できる
議論のフェーズによって通過する言葉が変わる膜(AIが中継する内容が変化する)ってのはどうかnishio.icon
まー、そう考えると「フェーズ」を揃えるためには同期的議論が必要なのか
いや、それこそKineto的に?
非同期でもPolis的なものが7つくらいあって徐々に進んでいくならOKか?
https://gyazo.com/26cd394d4300b221daf7564c5c26cf03
一般意志2.0や無意識データ民主主義は熟議なんかするな派なわけだが、個人的には熟議がしたいnishio.icon
とはいえ熟議が国を統治する上で最良の方法かどうかは微妙
「家庭」や会社の中の「チーム」くらいの小さくて熟議が可能なグループを熟議で統治して、それより大きな構造はAIでもいいのかもしれない
「熟議がしたい」は「工場建設ゲームがしたい」に類する、人類の少数派グループだけが持つ趣味嗜好なのかもしれない
ルソーは熟議などしたくないわけだし
熟議をするとしても、そのトピックは限られてる
何にでも熟議したいのではなく、興味をもったごく一部のテーマにだけ熟議をしたい
すべてのテーマを熟議するのを1、まったく熟議しないのを0だとするなら人それぞれ違うことによってなめらかになるのではないか
これも結局特定のテーマがバズってアテンションを集めるのが良くない
とか考えたらバズってアテンションを得ることに価値を見出してるマスメディアやニュースアプリって根本的に相性が悪いのでは()
Pluralityはそこんとこ「プロソーシャルメディア」という形で生産性向上ソフトウェアが出てくると思ってるわけだな 2030年くらいのデジタル民主主義、政府運用のSNSが前提かもな
自分は「熟議がしたい」のではなく「熟考がしたい」のかもしれないnishio.icon
「熟議」とはなんだ?
考えが深まるなら人間の相手は必要なく、AIでもいいし、AIが他人の発言から面白いところを持ってきて伝えてくれてもいい
会話することで考えが深まりそうな相手はとても少ない
たまたまその相手を知ってる場合は話しに行くかもだが、一般論としては建設的な議論をできる相手を見つけることはとても高コストなのではないか
なので手軽にAIチャットと話す
相手がいない「場」に書くことができない人が多いなら、仮想の相手をAIがやればいい?
考えたことを公開の場に書いて、それで満足、読まれようが読まれなかろうが構わない、という考え方はすでに十分自己肯定感が高まってるから生まれるのかもしれない
幼児を見る限り人は他人に注目されたい
音声で話して、聞いてもらう、ということは他人を時間拘束するので高コスト
ブロードリスニングとして2025年にやるかどうかはさておき
音声で愚痴を話せて、邪魔せずに聞いてくれるだけのbot
「共感してくれる」を提供する
直球でこの内容かはわからないけど、エンタメ企業がサービス化すると思う基素.icon
音声やテキストで議論ができて、ユーザを論破するのではなく生産的な議論をしようとするbot
一方でPolisなどは個人に対してリプライさせないことを善としている
人生を濃くするしたいのは熟考がしたいということかもinajob.icon ばーっと話したいことを話してみてそれを自分で振り返ったり、話してる時の感情を思い返して、考えを深めるやつ
これ面白かったnishio.icon
そうだね、参加方法を増やしてるんだよね
それは「投票などより良い方法があるなら政治参加したい」という欲求があることを仮定している
そしてその欲求はしばしば状況によっては作り出せる
「Uberの規制をどうしようか?」とか民衆に投げかけることで興味のある人が声を上げるので釣り上げる
人々にアジェンダ設定の自由を与える、というオードリータンの理想は良い理想だと思うが、実際にやると人間の文章に毒があったりするnishio.icon
だから人々のアジェンダ提案から「投票対象」を作るところはAIがやるのがいいんだろうな
今のPolisが投票対象を出す順番をコントロールしているアルゴリズムを読もうと思ったがよくわからなかった
そういう意味ではニュースアプリがニュースを出す順番も似たようなものだな
各記事にいいね悪いねボタンをつけたらPolis的分析もできるのでは
ヤフーコメントをTTTCするのは既にできてるけど、賛成反対的なデータをうまいこと作ってPolis的可視化できないかな
NewsPickはコメントの質が高かったりするんだろうか
使ってないので知らない
Seleniumでスクレイピングしている
第9条(禁止事項)
ユーザーは、本サービスの利用にあたり、以下の行為を自ら又は第三者を通じて行わないものとします。
本サイト、本アプリ、コンテンツ又はユーザー本人が権利を有しないユーザーコンテンツを、著作権法で認められた私的利用の範囲を超えて、複製、出版、公表、譲渡、公衆送信、改変その他の態様で利用する行為。
自動化された手段(情報収集ボット、ロボット、スパイダー、スクレーパーなど)を使用して、本サービスにアカウント登録したり、アクセスしたりする行為。
規約違反ではある
東京都に既にkintoneが2000人規模で導入されてることがわかったのでkintoneからTTTCするのは割と現実的な2025年のブロードリスニングだという気持ちになってきたnishio.icon
2000人の都庁職員が手軽にブロードリスニングをできるようになることで認知能力強化型の新しい世界になる
政府がブロードリスニング(にせよなんにせよ新しいこと)をやる場合に、一番大事なのは新しい見た目なだけでなく、実際の職員の負担が減ることだと思ったnishio.icon
無理して新しいことをやっても続かない
やった方が楽なら繰り返されてだんだん上手くなる
初回で満点ではなく合格点を出すことと、繰り返されることとが大事
ブロードリスニングは手段だとして、目的は?
「テクノロジーを活用して、より多くの市民が政策決定プロセスに参加できるようにする(source)」こと?blu3mo.icon 大人数で合意形成をすること?
職員の負担を減らすこと?
あー、なるほどnishio.icon
その目的の置き方によってできることの制約が変わると思う
「マスに刺さる」を私企業がやる上では見た目のキャッチーさとか使ってみた人が効用を感じてバイラルすることが大事そう
「政府がより多くの市民を政策決定プロセスに参加させること」が目的の場合
これも手段で「人気取り」が目的の場合と「より良い政府運営」が目的の場合がある
すごい単純化した民主主義のモデルにおいては、「人気取り」に最適化することで「より良い政府運営」が行われるblu3mo.icon
民衆が愚かでないことが必要条件だなwnishio.icon
必要条件は満たせるのかな基素.icon
後者の場合、運営コストがリーズナブルであることは要件の一つになる
「文明の進歩をもたらす」が目的の場合
上記の二つのどちらが文明の進歩をもたらすのか予知できないので、とりあえず多くの人が多くのやり方で試すのを支援することが有益
面白い視点blu3mo.icon
マスが熟議したいかどうかは一旦さておくとミラーリングは盲点に気づいたり議論を深めたり他人の視点を理解したりするのに有用な気がしたnishio.icon とここまで書いて「ミラーリング」が多義語だと気づいた
gpt.icon加害者が被害者に対して行う言動を、そのまま加害者側に「鏡のように」見せ返すことで、相手に自分の差別的行為を自覚させたり、反省を促す目的で行われます。
分断解消の手助けにならないかな
何ができるとうれしい?
分極化を抑えられる
スマニューのnews from all sidesはこれ
そういう時に、自分は保守だけれども、このテーマだけはリベラルなんだなという視点を持てることが、スマートニュースが提供できている価値のひとつではないかと思います。
複雑な世界を複雑なまま捉えている
異なる意見を持つ二人の双方が嬉しくなる政策が発生する
熟議やpolisがうまく機能するとこれが起きる
今まで関与できていなかった人が関与できるようになる
関わる人の数、多様性など
政治的な判断ができない人ができるようになる
japan choiceとかはそれを頑張っている
人間がより合理的な判断ができるようになる
市民がより多くの情報をもとに判断できるようになる
国会の機能を拡張したい
ありえた自分の提示、想像力の拡張
中身はPolisで、フロントエンドを作り直しましたnishio.icon
余談だけど「マス向けのブロードリスニング」という表現はミスリーディングで、「分析に使う人」「結果を見る人」などの多様なユーザの形があるnishio.icon
日テレの事例(日テレNEWS24)では導入する意思決定をしてお金を払ってるのはテレビ局だから顧客はテレビ局であり、視聴者ではない これは構図が複雑
テレビ局にお金を払っている顧客も視聴者ではなく広告主
新しい試みをやることによって話題や人気になれば媒体としての価値が高まる、という投資の構図
ダイレクトにマスが顧客であるような(つまりマスがお金を払うような)ブロードリスニングなどないのでは
ユーザーと顧客は違うという意味なのかなbsahd.icon