ニシキウミウシ
#ニシキウミウシ
#裸鰓目(らさいもく) #ドーリス亜目
#イロウミウシ科
#CeratosomaTrilobatum
#Gray #JE
#1827年発見
#本州のウミウシ p.152-153
種小名は「3個の丸い突起物」の意。その名が示す通り本種は 外套膜( #部位名 ) の周縁に大きな丸い一対の突起部と、 鰓( #部位名 ) の後部に反り返った突起の計3個の突起部がある。対して #テヌウニシキウミウシ は、外套膜の周辺にさほど大きくない二対の突起部があり、鰓の後部に反りかえった突起と合わせて5個の突起部がある。この外套膜の形が本種の分類形質である。
体色は黄褐色や赤紫色など大変変異に富む。本種の外套膜のフチはかなり明瞭で、紫色の線または断線や白色線で縁どられる。故 #馬場菊太郎 博士は本種を色彩変異によって3型に分類したが、 #Rudman によると三者に内的差異は認められず、全て変異の範囲内となる。さらに #フタイロニシキウミウシ #フルーツポンチウミウシ #ハナエニシキウミウシ とされるものも本種の色彩型となる。130mmに達する。
https://seaslug.world/species/ceratosoma_trilobatum
和名: #フルーツポンチウミウシ は本種の幼体
補足
「日本産 #ニシキウミウシ属 の再検討」にて #ニシキウミウシ は3種の色彩変異がいるとされ、 #ダイニニシキウミウシ #ヤマトニシキウミウシ という和名が与えられているが、これらを採用している研究者がおらず、またその後 #ニシキウミウシ について詳しく調査された形跡がないので詳細が不明である。
#ミナミニシキウミウシ を含め、色彩の変異というには変化が大きく今後の研究が待たれる。
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#2025年 #8月 #伊豆 #伊東
色柄ともにニシキなんだけど、鰓後ろの反り返りはないし、外套膜の時も小さくて変異種?みたいな形状してる
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#2024年 #10月 #城ヶ島
紫斑点の縁がギラギラ目に入る感じ。体はめちゃめちゃデカかったのだけれど、後鰓はそれに比べて小さめに見えました。出てきてないだけかな。このサイズになると岩と岩を跨いで歩けるんだなーとちょっと感動(なんで
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#2024年 #7月 #愛媛県 #愛南 #ビシャゴ沖
the ニシキウミウシ。大きさもニシキウミウシ。
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#2022年 #7月 2-3日
#大島 野田浜
過去にフルーツポンチウミウシと呼ばれていた個体系の色合い。めちゃくちゃ派手だけど、オレンジの海藻の間にいると意外と気が付かないくらいには同化しそうです。まだ幼いのか(?) 二次鰓未発達(紫色でちょっぴりだけ生えてる)、外套膜後方の突起だけ立派で左右の張り出しは申し訳程度。触角もとっても小さいです。腹足の紫の斑点はかわいい。
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#2021年 #12月 4日
#伊豆 #伊東
ニシキウミウシらしくない「多分ニシキウミウシ」レベルのニシキウミウシ。
黄色に近い橙、縁取りしようと思ったけど縁どれなかった青紫の斑点、外套膜後方の対になる突起がほぼなく(かすかにあるようにみえなくもない)、特徴となる二次鰓の張り出しもない。ただ、ニシキウミウシの特徴である「細くてとにかく長い」みたいな部分はばっちり当てはまるくらいクソデカだったので多分ニシキウミウシ。
https://www.izuzuki.com/Zukan/Slug/iro/nishikiUU.html
このページにいるニシキウミウシに近いかも。
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#2022年 #3月 22日
#伊豆 #伊豆海洋公園
ニシキウミウシらしいニシキウミウシ。