ボトムアップから始めるGTD
rashita.iconよくありそうなシチュエーションをイメージしてみる。
そこで、いろいろググッて情報を得る
その後、GTDの教本のどれかを読む
GTDのやり方は頭に入っている。
それを各種リストに振り分ける
と理解している。
目の前には、タスク管理ツールがある。
さて、どうする?
多くの人が、この段階で「コンテキスト」や「タグ」を作ってしまうのではないだろうか。 すでにGTDの情報に触れているので、「電話」とか「パソコン」とか「外出」とか、そういうコンテキストを設定するのではないか。
そのコンテキスト(の設定)が自分に合っているのかどうかを確認することもなく
むしろ最初は、そいう設定をまったく行わずに、ひたすらinboxに「頭の中にあること」を書き出していくのが良いのではないか?
そこで、〜〜〜に電話する、〜〜に電話する、みたいなことがたくさん出てくるなら、
そして、自分の環境で、電話が使える状況が限られているならば、
そこではじめて「電話」というコンテキストを設定するのが良いのではないか
最初に得た知識だけでコンテキストを作ってしまうと、まったく使わなかったり、ほとんど使わなかったり、自分のタスク実行環境に合わないものが出てくるのではないか。
それが厭気や使い勝手の悪さを呼ぶのではないか
高度に関しても、まずフラットに「頭の中にあること」を眺めていき、「これはプロジェクトよりは少し長期的なものだな」と感じたものを、それぞれの高度に設定していくのがよいのではないか。
あらかじめ高度を設定してしまうと、その人の感覚とズレたものができあがってしまうかもしれない。
たとえば、ある人の高度感覚は3段階しかないかもしれない。
ズレが生じる
ここから言えるのは、GTDにおける型として機能するのは、ワークフローの処理といった手順までで、どんなコンテキストを設定するのか、というのは含めない方がいいし、むしろ「最初はコンテキストをツールに設定しないでおきましょう」というルールがあった方がいいとすら言えるかもしれない。
玄武.iconその通りだと思います。(GTD)本の展開として、アクションの部分でコンテキストを説明することになるので、真剣に取り組もうとする人ほど本の通りに次にとるべき行動としてアクションができたらそれにコンテキストを設定しようと思います。
もちろんそれがうまくいく人も中にはいるでしょうが。
私自身もあまりコンテキストを細かく設定していないことも手伝って、これは何か?から始めるGTDでは、コンテキストは別の矢印で表現して(「アクション→コンテキスト」ではない)います。 コンテキストを設定することをやるべきだと思った時に初めてやるのが良いと思えます。