アマテラス解体新書
内容メモ
1 章
日本のような男系主義の場合
女性のミトコンドリア DNA で、日本人の通ったルートを知ることができる
男性の Y 染色体 DNA で、過去に別れた同民族を知れる
日本人に多い母方のミトコンドリア DNA は D4 と呼ばれるもの
渡来系弥生人の DNA
大きく分けて、日本には縄文人と渡来系弥生人の 2 種類の民族
古事記・日本書紀における日本神話
天照大神が高千穂に君臨し、子孫の神武天皇は九州出身、神武天皇が大和 (現在の奈良県) に日本を建国した、とされる
事実なら九州と関西の DNA が似ているはずだが、実際には九州は縄文人系で、関西は渡来系弥生人の遺伝子が濃い
日本人男性が多く持つ Y 染色体 DNA は、D 系統 YAP 遺伝子
縄文人にも渡来系弥生人にも多い
日本人以外だと、ギリシャ、レバノン、イラン高原あたりの中東に多い
地球規模の海面上昇があったと考えられる
日本では標高が高い長野県あたりに集落が作られていた (縄文土器の出土状況からわかること)
メソポタミアにいきなり現れたシュメール人も、海面下降と共に移動してきた人々だと思われる
倭国や大和王権、日本を建国した渡来系弥生人は中東からやってきた説
初めに倭国を建国したのは、ウルを拠点にしていたアムル人、シュメール人、エラム人の共同体
後の賀茂氏などになっていく人々
2 章
カラス民族
ジョシ祭り
盆踊りに通ずるものがある
日本列島に最初にいたのは神武天皇を祖に持つ大和民族ではなく、八咫烏を崇拝する賀茂氏系の人々など
大和王権の前に倭国が存在した
倭国の由来 (古代メソポタミアから)
3 章 日本という国名の真の起源
大穴牟遅尊 (オオナムチノミコト) としての大国主
因幡の白兎と素戔嗚の根の国試練の神話
山幸彦
ウエツフミ
大和王権の中心氏族は物部氏
日本建国は天武天皇の時代
氏族同士の権力争いが最も激しい時期
賀茂氏系の倭、物部氏の大和、賀茂氏と遠い親戚の秦氏、天武天皇の氏族である海部氏が手を組むことで日本が建国された
4 章
日ユ同祖論
ヤコブとニニギの家系図の類似性が指摘されたりする
古代のイスラエルのユダヤ人が日本列島に渡って日本人になったとしたら、名前の類似性がないのがおかしい
ヤコブの祖父アブラハムはもともとウルにいた
旧約聖書の大まかな話の流れ
古代イスラエル人のエジプトへの大移動 (紀元前 1900 年ごろ)
エブラ
エジプト第 18 王朝
モーセ = アクエンアテン説
ダビデ王
ヤハウェ (エル・シャダイ)、牛頭天王、アモン神、ゼウス
蘇民将来伝説、過越の祭り、春節、アペプ
八王子
5 章 天武天皇が隠した数字 『55』
海の民に攻められた元エジプト第 18 王朝や元ヤマァド王国の一部などが東に移動し、インドや周王朝といった東アジアの国々になったいった
海の民に敗れたヒッタイト王国の人々が遅れて東アジアにたどり着き、秦になっていく
周王朝建国民族姫一族の始祖后稷は、中東から古代エジプトの農業技術を伝えた人物
東明の伝説
ウエツフミ
姫一族
欠史八代