因幡の白兎と素戔嗚の根の国試練の神話
日本神話のひとつ
前半の因幡の白兎神話は、古事記には出てくるが、日本書紀には書かれていない
出雲国の風土記にいっさい書かれていない
大国主をまつる出雲の人々は、大国主の物語としては見ていない
理由は、素戔嗚を祀る国津神側のシュメール人やエラム人の物語ではなく、天孫族系のアムル人の物語が起源だから
もととなった史実と考えられるもの
ニッポーで発掘された粘土板に書かれた物語、マートゥの結婚
内容
八十神 (ヤソガミ) という兄弟たちの末っ子の大国主
兄たちにいじめられていた
因幡の八上姫 (ヤカミヒメ) に八十神たちが求婚しに行く
大国主は荷物を持たされる
泣いているウサギと出会う大国主
ワニを騙して海を渡ろうとするも失敗して痛めつけられた
八十神たちに嘘の治療法を教えられて身体が痛い
大国主はちゃんとした治療法を教える
うさぎは、大国主が八上姫と婚約できると言う
実際に大国主が八上姫と婚約
よく思わない八十神たちにより大国主が 2 度倒され、2 度復活
母の助言で大国主はスサノオ (素戔嗚) のいる根の国まで行く
素戔嗚の娘須勢理毘売 (スセリヒメ) に一目惚れ
スサノオからの試練を乗り越えて、スセリヒメも妻にする
根の国から葦原中国に戻り、兄の八十神たちを倒す
考察
八十神や八上姫らに 「八」 がつくのは、八岐大蛇の八と同じ
八十神は、シュメール人がいたメソポタミア地方全体の擬人化、あるいはシュメール人都市国家を意味する
川が 9 本あり、陸地が 8 つに分かれている
大国主は、イナブにやってくるマートゥことアムル人
ワニは、日本列島に最初にやってくる国津系渡来人
倭人のこと
ウサギはフルリ人
アッカド人によるメソポタミア統治時代に、アッカド人とともに共同統治していた
ヤマァド王国と同盟を結んでいたフルリ人の国がウーシャー
ウーシャーギがウサギになった
参考文献
アマテラス解体新書